今回はパイロットのボールペン「アクロ300」を紹介します。
「アクロ300」は以前紹介した「アクロ1000」のノック式、スリムなデザイン、アクロインキで書きやすいといった特徴はそのままで、税込定価330円と購入しやすい値段設定になっています。
「アクロ1000」と比較しながら詳しく紹介します。
PILOT(パイロット)アクロ1000をおすすめする人
細身でノック式のボールペンを探している
パイロットのアクロインキが好き
安くて使いやすいボールペンが欲しい
PILOT(パイロット)「アクロ300」の特徴
デザインは「アクロ1000」「アクロ300」はほぼ一緒
全長
写真左「アクロ300」142.40mm
写真右「アクロ1000」142.33mm
最大径
写真左「アクロ300」9.84mm
写真右「アクロ1000」9.76mm
並べてみた印象
写真上が「アクロ300」、下が「アクロ1000」です。
採寸でもほぼ同じで、測定誤差範囲内かなと思います。
パッと見た感じもほぼ一緒ですね。
細身ながら太くなったグリップ部分、細い後軸、細いノック、クリップデザインまでもがほぼ同じです。
「アクロ300」の重さは10.88g
「アクロ300」の重さは10.88gでした。
「アクロ1000」が17.38gでしたので、かなり軽量ですね。
全体が軽量なので取り回しがしやすいです。
軸は樹脂製
「アクロ1000」はグリップする先軸が真鍮製でしたが、「アクロ300」は軸すべてが樹脂製になっています。
先軸が樹脂でも真鍮に比べ耐久性は劣りますが普段使いとしては特に問題はないかと思います。
見栄えという点ではどうしても見劣りしてしまいますが、これは仕方ないのかなと思います。
クリップは金属製
安価で手に入るボールペンのクリップは樹脂製のことが多いですが、「アクロ300」は金属製です。
金属製クリップは樹脂製クリップに比べ耐久度が高いのが利点です。
クリップが金属製なので耐久性が高いので、気軽に胸ポケットに入れて持ち運べます。
さらに金属製なので見た目もシャープで好印象です。
「アクロ1000」も金属製のクリップですが、「アクロ300」も金属製クリップが採用され、軸の素材以外はこだわって作り込まれているなと感心させられますね。
低重心で安定して使えるのは「アクロ1000」
先軸部分の重さを測定したところ、「アクロ300」は6.38g、「アクロ1000」は12.70gとかなり差がありました。
「アクロ1000」は先軸が真鍮で出来ている為、重心が低く安定した筆記感が得られます。
かといって「アクロ300」がそんなに重心が高いという訳ではないです。
ちょうどパイロットのロゴマークがある辺りが重心になるので、それほど気になることはありませんよ。
膨らんだ先軸でグリップしやすい
写真は左から「アクロ300」「アクロ1000」「アクロドライブ」です。
これは「アクロ300」「アクロ1000」どちらにも言えますが、この膨らんだグリップ部分がいい仕事をしています。
全体的には細身ですが、グリップ部が膨らんでいることで、程よい太さになり持ちやすいです。
さらにちょうどこのグリップする膨らみのおかげで筆圧をかける時に指がペン先側に向かって滑りにくいというメリットがあります。
「アクロドライブ」「アクロ1000」「アクロ300」といったアクロシリーズ独特のデザインですが、この機能美はさすがだなと思います。
軸の色が豊富
僕が持っている「アクロ300」のカラーは「クリアブラック」と「アクアマリン」です。
「クリアブラック」は半透明になっていて、中の替え芯が透けて見えます。
同じ系統では「クリアレッド」「クリアブルー」「ホワイト」「ソフトピンク」「ソフトブルー」が半透明になっています。
さらに「ミスティグリーン」「ミスティベージュ」「ミスティコーラルピンク」「ミスティパープル」「ミスティホワイト」「ミスティボルドー」とパステル調の半透明カラーもあります。
また「アクアマリン」は不透明で軸内は見えません。
同じ不透明の軸には「ブラック」「フォレストグリーン」「ピンク」がラインナップしています。
ベーシックなカラーはもちろん、いろんなカラーが豊富で全部で16種類もあります。
「アクロ1000」はさらにバリエーションが豊富で18種類にも及びます。
どちらもカラーが豊富で選ぶのに悩んでしまいますね。
替え芯の品番はBRFV-10
購入時「クリアブラック」はEF(0.5mm)、「アクアマリン」はF(0.7mm)の替え芯が入っています。
ペン先の樹脂部分のブルーがEF(0.5mm)、グレーがF(0.7mm)というように色分けされています。
替え芯の品番は「BRFV-10」。
「アクロ300」、「アクロ1000」の替え芯は共通で、その他「イルミリー」や「アクロボール150」「アクロボールTシリーズ」といったモデルにも対応しています。
規格はパイロットの独自規格なので、他社のボールペンへの流用はできません。
価格は税込定価110円と安価なのでランニングコストを抑えることができますね。
BRFV-10の太さは全部で4種類
替え芯の太さはMF(0.3mm)、EF(0.5mm)、F(0.7mm)、M(1.0mm)と全部で4種類あります。
またそれぞれにB(黒)の他、R(赤)とL(青)とカラーが3種類。
選択肢が多いので、用途に合わせて使い分けることができますね。
PILOT(パイロット)「アクロ300」の使い心地
ノック感はややチープな印象
「アクロ300」「アクロ1000」は見た目通りノック式です。
ノック感は割と強めの感じですね。
ノック音は「カチッ」という軽めで、割と大きな音がして、軸が樹脂製のためかノック音がより大きく聞こえるような感じがします。
ノック感を「アクロ1000」と比べると、「アクロ300」の方がやや強めです。
ペン先を収納する時の跳ね返りも結構強めで、しっかり返ってきます。
アクロインキならではのサラサラとした書き心地
筆記時にほんの僅かですがペン先がカタカタする感じがします。
といってもそれほど筆記に影響するほど動揺はせず、比較的安定して筆記できます。
「クリアブラック」EF(0.5mm)
アクロインキならではのサラサラとした書き味です。
若干紙との摩擦を感じますが、心地いい感じで筆記しやすいです。
「アクアマリン」F(0.7mm)です。
ボールサイズが0.2mm違うとかなり書き心地が変わりますね。
紙との摩擦はEF(0.5mm)ほどは感じません。
ヌルヌルとまではいきませんが、気持ちよく書けますね。。
筆圧をそれほどかけなくてもスラスラと書けるので、長時間筆記していても手が疲れにくいと思います。
PILOT(パイロット)「アクロ300」をおすすめする理由
安価ながら安定した筆記感が得られる
軸のカラーが豊富なので好きな色が選べる
スリムでシンプルなデザインがかっこいい
「アクロ1000」と比較するとどうしても見劣りする部分はあります。
ですが、見た目や機能はほぼ同等でとても使いやすいです。
このクオリティで税込定価330円は十分お買い得かと思います。
普段使いとしてガンガン使い倒せますね。
最後に
今回はパイロットのボールペン「アクロ300」を紹介しました。
この記事が皆さんのボールペン選びの一助になれば幸いです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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