【ボールペンレビュー】PARKER(パーカー)URBAN(アーバン)【マットブラックCT】

ボールペン・ローラーボール
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今回はパーカーのボールペン「アーバン」を紹介します。

金属製の軸で流線型をした特徴的なフォルム、回転繰り出し式とおしゃれなボールペンです。

それでは詳しく紹介します。

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PARKER(パーカー)URBAN(アーバン)をおすすめする人

回転繰り出し式のボールペンを使いたい

金属軸でずっしりとした持ち心地のボールペンを探している

PARKER(パーカー)のボールペンが好き

PARKER(パーカー)URBAN(アーバン)の特徴

PARKER(パーカー)について

パーカーは1888年にアメリカで創業した老舗筆記具メーカーです。

1987年にイギリス資本が入り、本部がイギリスに移転。

2000年にはニューウェル・ブランズのオフィス用部門であるサンフォードの傘下となっています。

現在はイギリスにある工場が閉鎖され、生産拠点はフランスだそうです。

パーカーにはフラッグシップモデルである「デュオフォールド」をはじめ、「ソネット」、「パーカー51」、「ジョッター」、「IM」などいろんなシリーズがあります。

今回紹介する「アーバン」は人間工学と芸術の融合」をテーマとし、伝統的なデザインから現代的なスタイルへと進化させ、パーカーの中ではかなり個性の強いモデルになっています。

「アーバン(urban)」は「都市」という意味で、名前の通り都会的な印象のデザインに仕上がっており、現代のビジネス、若い世代を意識してデザインされています。

特徴的な流線形

「アーバン」の特徴としてはこの独特な流線形ですね。

グリップ部分が太く、なだらかに波打つ形状が印象深いです。

この程よい流線形がグリップしやすいです。

ペンの長さを測定したところ135.92mmで、いちばん太い部分がペン先側から49.71mmでした。

いちばん太くなっているグリップ部分は12.44mmとけっこう太くなっていますね。

アーバンの「人間工学と芸術の融合」というテーマをもとに、この独特な流線形のデザインが生まれています。

美しい流線形が独自性を高めていますが、機能的にも理にかなっています。

このグリップ部分が太くなっている事で、重心も中央よりややペン先側にあり、低重心バランスで筆記時のコントロールがしやすくなっているんですね。

回転繰り出し式のボールペン

「アーバン」は回転繰り出し式(ツイスト式)です。

ノック式と違い、回転繰り出し式はノックする音がしないのが大きなメリットです。

静かな場所、例えば会議でプレゼン中にカチカチとノックする音がすると気になりますよね。

回転繰り出し式であればノックする音がしないので、プレゼンしている人の進行や聞いている人の邪魔にならないですよ。

ただ、芯を出す時にどうしても両手を使わなければならないという煩わしさはあります。

普段使いとしてなら、断然ノック式のボールペンが使い勝手がいいですね。

使用する場面に応じて使い分けるようにするといいかなと思います。

真鍮製で重さは32.88g

軸に使われている素材は真鍮です。

重さを測定したところ32.88gでした。

程よい重みがあるため、筆圧をかけなくても自重で筆記ができ、長時間の筆記でも疲れにくいです。

先軸の金属部分にはヘアライン加工

先軸のグリップする部分にはヘアライン加工が施されています。

ヘアライン加工について

ヘアライン加工とは、表面に髪の毛のように細い直線状の研磨痕を一定方向に施す加工方法です。

主にステンレスやアルミニウムなどに使われ、落ち着いたマットな質感と高級感を演出します。

加工の特徴とメリット

  • 均一な筋目が洗練された印象を与え、高級感を演出
  • 指紋や小傷が目立ちにくい
  • 反射防止効果がある
  • 滑り止め効果

「アーバン」のグリップ部分に施されるヘアライン加工のメリットは、縦方向に施された細かな筋目が滑り止めになり安定した筆記をサポートしてくれます。

また、光沢を抑えたマットな仕上がりになるので落ち着いた雰囲気になります。

ヘアライン加工があることで、「見た目」「機能性」「握り心地」とそのどれもが満足できるようになっているんですね。

注意点としては、筋目の方向と異なる傷は目立ちやすいというところです。

パーカーといえば矢羽クリップ

パーカーを紹介する上で欠かせないのがこの矢羽クリップですね。

1933年に「バキューマティック」モデルで初めて採用され、1957年にはブランドの正式なエンブレムとなった矢羽クリップ。

矢羽クリップには「未知への挑戦や新たな可能性を探し求め、志を抱く人々の道しるべでありたい」というメッセージが込められています。

多機能ボールペンの「ソネット」を紹介したときにも触れましたが、この矢羽クリップはモデルによって少しずつデザインが違います。

パーカーには「ベクター」「ジョッター」「IM」「アーバン」「ソネット」などいろんなモデルがラインナップされています。

それぞれのモデルにテーマやデザインコンセプトが違い、クリップデザインにも反映されているんですね。

多彩なカラーバリエーション

今回紹介するのは「マットブラックCT」。

光沢を抑えた黒とグリップ部分のヘアライン加工、クロムメッキを施されたクリップなど、「黒×銀」と使用するカラーを絞り、シンプルながら高級感のある仕上がりになっています。

カラーによって価格が違い、「マットブラックCT」は税込定価6600円。

同価格では「マジェンタCT」「マットブラックGT」と全部で3種類。

さらにアーバンの上位モデル「プレミアム」には「ラックブラックシズレCT」 「ネイビーブルーシズレCT」「パールホワイトシズレCT」の3種類。

プレミアムモデルは税込み定価7700円です。

その他、アーバンの中で安価(税込定価5500円)なモデル「メトロメタリックCT」があります。

全体的にスタイリッシュで落ち着いた雰囲気のカラーが揃っています。

ゴールドトリムを採用しているのが1種類しかないのは、現代のビジネスシーンや若い世代にはクロムメッキの方が受け入れられやすいということなんでしょうか。

パーカーの純正リフィルは種類が豊富だが筆記線は太め

アーバンに初期装填されているリフィル(替え芯)は低粘度油性インクでインクカラーはブラック、ボールサイズはM(1.0mm)です。

パーカーの純正リフィルは低粘度油性インク(クインクフロー)でぬるぬるとした書き味が特徴です。

M(1.0mm)は書き心地はなめらかですが、かなり太くて手帳などに書き込むにはちょっと太くて使いにくいかと思います。

パーカーの純正リフィルはボールサイズがM(1.0mm)の他、F(0.8mm)とB(1.2mm)の3種類。

インクカラーはブラックの他、ブルー、レッドがあります。

また、クインクフローインクの他、ジェルペン(ゲルインク)リフィルもありますよ。

パーカーのジェルペンはインクフローが良くぬるぬるとした書き味で、発色もいいですよ。

純正リフィルの難点は筆記線が太いというところ。

いちばん細いものでも、ボールサイズがF(0.8mm)。

手帳だけでなく、ノートに書き込む場合でも、もうちょっと細い方が使いやすいかなという印象です。

リフィル(替え芯)は「G2」規格

リフィルは「G2」という規格で、高い互換性があるのが特徴です。

「G2」規格のリフィルはパーカーが発祥であることから「パーカータイプ」や「パーカー互換」とも呼ばれています。

「G2」規格のリフィルはパーカーだけでなく、いろんなメーカーが製造しています。

PARKER(パーカー)URBAN(アーバン)の使い心地

ずっしりとした持ち心地で低重心なので長時間の筆記でも疲れにくい

滑らかな流線形でグリップ部分が太くなっているので、低重心かつグリップがしやすいですね。

グリップ部分のヘアライン加工がしっかりと効いていて、滑りにくいです。

長すぎず、手に収まりやすいのもいいですね。

パーカー純正リフィルは書きやすいが…

パーカーのクインクフローインクは、ボールサイズが大きい事もあって、かなりぬるぬると書けます。

低粘度油性インクなのであまり筆圧をかけなくても筆記できます。

発色はややグレーっぽい、いかにも油性インクという感じの発色ですが、これはこれでありかと思っています。

ただ、先にも触れたように線が太くなるので、手帳などに使うには不向きですね。

おすすめリフィルは純正以外ではジェットストリーム

おすすめのリフィルは皆さんご存じの低粘度油性インクで書きやすくて発色がいいジェットストリームですね。

パーカーの純正リフィルと同じ規格でボールサイズが0.38mm (SXR-600-38)、0.5mm(SXR-600-05)、0.7mm(SXR-600-07)の3種類から選べます。

上がパーカーの純正リフィルM(1.0mm)、下がジェットストリーム0.5mmです。

ジェットストリームの方がシャープで、発色もいいですね。

純正リフィルで物足りないと感じる方にはおすすめですよ。

「G2」リフィルにはゲルインクもある

ゲルインクは水性インクをゲル化させたもので、筆記時にはぬるぬるとした書き味で、乾くと耐水性、耐光性に優れる優秀なインクです。

元が水性インクなので発色がいいのも特徴です。

パーカーのジェルペン(ゲルインク)リフィルはとても書きやすいですし、発色もいいですよ。

ボールサイズはF(0.55mm)とM(0.7mm)の2種類。

リフィルが金属製の他、樹脂製のエコノミーもあります。

エコノミーは価格も金属製に比べ安く購入できますよ。

純正リフィル以外で「G2」規格のゲルインクおすすめ

「G2」規格のゲルインクリフィルは純正以外でも沢山あります。

おすすめはいくつかありますが、まずは一つ目がOHTOのゲルインクリフィル。

金属製で作りはしっかりしていますし、ペン先がニードルチップになっています。

筆記視野が確保され、使いやすいですし、書き心地もよく、くっきりとした黒で発色がいいです。

OHTOのゲルインクリフィルには樹脂製のリフィルもあり、こちらは安価で手に入ります。

書きやすさ、発色はもちろん、安価で手に入るというところが魅力的です。

ゲルインクは油性インクに比べ、インク消費が多く、割とすぐにインク切れになってしまいます。

ランニングコストを考えるとリフィルの価格をできるだけ抑えたいですよね。

書き味も問題ないですし、おすすめですよ。

もうひとつおすすめなのは、シュナイダーのゲリオン。

こちらも書きやすさ、発色はいいですし、税込み定価363円と安価で手に入るのが魅力です。

また、ゲリオンはボールサイズが0.5mmと0.7mmの2種類ですが、インクカラーが黒のほか、赤、青、緑(緑は0.7mmのみ)と4カラーも選べます。

PARKER(パーカー)URBAN(アーバン)をおすすめする理由

回転繰り出し(ツイスト)式でノック音が気にならない

流線形のスタイリッシュで個性的なデザイン

金属軸で高級感があり所有欲を満たしてくれる

多彩なカラーバリエーション

G2規格のリフィル対応なのでいろんなメーカーのリフィルが使える

といったところかと思います。

価格はモデルによって差はあり、今回紹介したモデルは税込定価6600円と高価ですが、高級ボールペンとしては比較的手を出しやすい価格帯かなと思います。

最後に

今回はパーカーの回転繰り出し(ツイスト)式シングルボールペン「アーバン」を紹介しました。

この記事が皆さんのボールペン選びの一助になれば幸いです。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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