今回はジェットストリームプライム3色ボールペン、数量限定販売の「スレートグリーン」を紹介します。
シンプルなデザインのプライム3が登場したのは2021年2月。
クリップ部分にある石をなくしたシンプルなデザインは、例の「石」が苦手だった人には待望の登場だったと思います。
石のついたプライム3と比較しながら詳しく紹介します
ジェットストリームプライム3(シンプルデザイン)をおすすめする人
あの「石」が苦手で敬遠していた
ジェットストリームの書き味が好き
ジェットストリームプライムシリーズが使いたい
ジェットストリームプライム3(シンプルデザイン)の特徴
クリップ部分に石がない
一番注目したいのはもちろんこのクリップにあった石の部分ですよね。
石がなくなり、スムーズですっきりした感じになっています。
同じ時期に発売されたプライムシリーズで、回転式シングルのクリップは石っぽい部分の名残がありましたが、3色ボールペンにはそれすらもありませんね。
クリップデザインが違う
クリップに使われている素材はどちらも胴で同じで、ほどよい弾力と高い耐久性を兼ね備えています。
素材は同じですが、石の部分はもちろんクリップデザインそのものが変わっていますね。
プライム3(石あり)のクリップは厚みがあり先に細くなる形状ですが、プライム3(シンプル)は平らです。
石ありはクロムメッキ、シンプルはブラックとデザインだけでなくカラーも変更されています。
重さは「26.80g」
プライム3(シンプル)の重さは26.80g。
そしてプライム3(石あり)の重さは27.36gでした。
シンプルが若干重いようですが、持った感じはほぼ変わらないです。
軸が樹脂製のジェットストリーム4+1は23.84g。
持ち比べてみるとプライムシリーズの方がずっしりとした重みを感じますね。
これまで樹脂軸の多色ボールペンを使ってきた人にとってはプライムシリーズはちょっと重く感じるかと思います。
軸は真鍮・アルミニウム・樹脂がバランスよく配置され低重心
グリップする先端部分には真鍮、中軸の部分はアルミニウム、そしてノックがある部分は樹脂が使われています。
金属と樹脂との配置が絶妙で、グリップ部分に真鍮を使用して重心を低くし、上ほど軽い素材を使うことで重心がしっかりペン先側にくるように設計されています。
適度な重量感がありますが、グリップしてしまうとそれほど重いと感じず、むしろ低重心の為に扱いやすい印象です。
スレートグリーンは数量限定で販売
今回紹介する「スレートグリーン」というカラーは2023年に数量限定で販売されました。
現在は生産が終了しており、店頭では見かけなくなりました。
スレートグリーンというカラー、あまり聞きなれないですよね。
スレートとは屋根瓦として使われている粘板岩の薄板のことだそうです。
青みがかった暗灰色をスレート色と呼ばれ、このスレート色に緑色を混ぜたようなくすんだ緑色がスレートグリーンと呼ばれます。
青みが強い緑色で、すこしくすんだ感じのカラーがいいですね。
通常ラインで販売されているカラーはブラックとベージュです。
マット塗装で手になじみやすい
石あり、シンプル共に光沢のないマット塗装になっています。
マット塗装にすることでグリップした際に滑りにくいですし、とても手になじみやすいです。
ブラックと比べると、スレートグリーンの方が若干ですがつるっとした感じの手触りですね。
また、ベージュはマット塗装ではなく光沢塗装になっています。
ノック部分が沈み込まないなめらかなノック感
プライムシリーズの多色・多機能ボールペンで初めて使ったときに感動したのがこのノック感。
ノックするとまずふわっとした手ごたえに感動。
さらにこのノック部分が沈み込まないのにダブルで感動!(笑)
普段使っている多色・多機能ボールペンのノックとは全く別次元の手ごたえです。
この感動のノック感はシンプル、石ありどちらも同じクオリティで気持ちいいですよ。
さりげないメーカーロゴ
胴軸部分に「uni」「JETSTREAM」の文字が見えます。
クリップカラーと同じブラックで書かれていて統一感がありますね。
石あり、シンプル、どちらもさりげなく表示されているのがかっこいいです。
カラー表示はノックの上部に変更
ノック自体にはカラー表示はなく、ノックの上部に小さくカラー表示があります。
石ありは天冠の部分にカラーが表示されていましたね。
配色、デザインがガラッと変わり、天冠部分がシンプルでスタイリッシュな印象になりました。
シンプルデザインの方がちょっと高い
値段を比較してみます。
石ありは税込定価3300円。
シンプルは税込定価3630円。
シンプルの方が330円高い設定になっています。
デザインはシンプルになったけど値段は上がってるんですよ。
僕は欲しいけど値段が高くなっているので買うのにしばらく悩んでました。
悩んでも結局買っちゃってますけどね(笑)
替え芯は「D型」
こちらがジェットストリームプライムで使用する替え芯です。
スレートグリーンは購入時は0.5mmの替え芯が入っています。
「D型」というのはJISで規格されているボールペンの替え芯の形式記号です。
主に多色・多機能ボールペンに使用されているこの規格は、実にいろんなメーカーが製造・販売しています。
三菱鉛筆製造している「D型」の品番は、0.5mmが「SXR-200-05」、0.7mmが「SXR-200-07」です。
ボールサイズはこの2種類で、0.5mm、0.7mmのどちらにも「黒」「赤」「青」の3色が設定されています。
値段はどちらも税込み定価220円と、樹脂製の替え芯と比べるとちょっと高価かなと思います。
「D型」の替え芯についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてください。
ジェットストリームプライム3(シンプルデザイン)の使い心地
マット塗装で滑りにくく低重心で扱いやすい
ペンバランスは秀逸ですね。
先にも紹介したとおり、金属と樹脂とのバランスが絶妙です。
28gほどもあるペンの重みを筆記時には殆ど気にならないほどです。
さらにマット塗装で手にしっくりくる感じはある程度筆圧の強い人でも滑りにくいかと思います。
ペン先は口金でしっかり固定されカタカタしない
肉眼では替え芯のペン先と口金との間にはほとんど隙間は見えません。
ペン先をアップで撮影してみました。
アップで撮影してもほとんど隙間ないですね。
カタカタせず安定して筆記できます。
ジェットストリームらしいサラサラの書き味
これはもう皆さんよくご存じで、僕が今更語る必要はないと思います。
サラサラと気持ちよく書ける書き味は「これぞジェットストリーム!」という感じですよね。
黒、赤、青どれも気持ちよく書けます。
黒インクは少し控えめな発色
僕は同じ低粘度油性ボールペンでパイロットのアクロインキも愛用しています。
アクロインキが黒は際立ってきれいですが、日誌などいろんな人が書き込むノートに書いたとしたらどうでしょうか。
他の油性インクの中にジェットストリームを使っても目立ちませんが、アクロインキはけっこう目立っていませんか?
この濃さの違いを気にしない人はいいですが、いろんな人が書き込む用紙で「ちょっと目立ちたくないな」という控えめな人には、ジェットストリームの濃さがちょうどよかったりします。
皆さんはどちらの濃さのインクが好みですか?
ジェットストリームインクはレッドフラッシュする
ジェットストリームインクはレッドフラッシュします。
アクロインキと並べて書いてみました。
アクロインキは黒々としていますが、ジェットストリームは金属のような光沢のある赤色が反射して見えますよね。
このインクカラーとは違う色が見える現象をフラッシュ現象と言い、赤く光って見えるのでレッドフラッシュと言います。
ちょっと文字を書くだけではそこまで気になることはないと思いますが、このフラッシュ現象が苦手な人もいます。
僕はフラッシュしているインクを見るとテンションが上がります(笑)
ジェットストリームプライム3(シンプルデザイン)をおすすめする理由
石のないシンプルでスタイリッシュなデザインがかっこいい
絶妙なペンバランスで扱いやすい
ジェットストリームの書き心地は間違いがない
という感じかと思います。
思い切ってシンプルにシフトしたデザインはかっこいいですよね。
また3色ボールペンと同じく、2色+シャープペンにもシンプルデザインがありますよ。
最後に
今回はジェットストリームプライム3色ボールペン「スレートグリーン」という限定カラーでした。
使うのがもったいなくて購入してしばらく箱から出さずに飾ったままにしていましたが、やっと日の目を見ることができました(笑)
皆さんのボールペン選びの一助になれば幸いです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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