今回は三田三昭堂オリジナルのゼブラサラサグランドブラス2を紹介します。
サラサグランドは
- 真鍮製の軸で高級感がある
- 水性顔料のジェルインクで書きやすく発色がいい
- SARASA特有のバインダークリップ
といった特徴があります。
今回紹介するブラス2は三田三昭堂オリジナルで数量限定となっています。
それでは詳しく紹介します。
三田三昭堂オリジナルサラサグランドブラス2をおすすめする人
サラサグランドを愛用している
見た目が美しいボールペンを使いたい
限定と聞くとそわそわしてしまう
三田三昭堂オリジナルサラサグランドブラス2の特徴
真鍮無垢の素材そのままの色を楽しめる
三田三昭堂オリジナルサラサグランドブラス2(名前が長いので以下「ブラス2」とします)の最大の特徴はこの真鍮無垢の素材そのままの色を楽しめるところです。
どの角度からみても美しいです。
真鍮に透明のコートをかけて仕上げられているそうです。
三田三昭堂の商品説明ページでも書かれていますが、真鍮無垢のため、シミとかムラがある場合があるようです。
僕が買った分については、気になるようなシミやムラなどは見当たらないです。
真鍮の経年変化が楽しめる
真鍮の醍醐味はこの経年変化(エイジング)かと思います。
本革の製品は使い込むほどに味が出てきますよね。
買ったすぐは同じ製品でも、革の柔らかさや色の変化など使っている人の使用頻度や使用状況などで変わってきます。
何年も使い込むことで、使っている人それぞれのオンリーワンになっていくのが革製品の魅力です。
真鍮も本革製品と同じように使用環境や使用した年月によってゆっくりと表面の色が変化していきます。
この変化は真鍮の表面が酸化することで起こります。
真鍮は空気や人の手に触れると、徐々に深みを帯びた色合いになります。
黄金色から飴色に長い時間をかけてゆっくりと変化していきます。
真鍮は最終的には墨のような黒色に変化していくそうですが、そこにたどり着くまでには100~150年という月日が必要なようです。
なんとも気の長い話ですが、世代を超えて変化を楽しめるってロマンがあっていいですよね。
重さは約25g
測定したところ、重さは24.71gでした。
グリップするとペン先側に重さを感じるので、重すぎず扱いやすい重さです。
軸はストレート
軸はクセのないストレートで飽きのこないデザインになっています。
このすっきりしたデザインがかっこいいですよね。
装飾はクロームメッキ
以前に紹介したサラサグランドビンテージは装飾が金メッキでした。(写真左)
このブラス2はクロームメッキになっています。
クリップ部分を銀色にすることで、ゴージャス過ぎないちょっと大人っぽい雰囲気がありますね。
ノック部分のカラーは琥珀カラー
軸の色に合わせノック部分は琥珀のような色になっていますね。
現物を持っていないので確認はできませんが、多分サラサグランドのシャンパンゴールドのパーツかなと思います。
軸色に近いカラーとなっているので、統一感が出ますね。
値段はサラサグランドより高価
サラサグランド(写真はビンテージ)は税込定価1100円です。
対してブラス2は税込定価1760円です。
その差660円。
この真鍮無垢の素材感を楽しめるブラス2がこの値段、高いと感じるか、安いと感じるかは人それぞれかと思いますが、僕は値段以上の価値が十分にあると思います。
三田三昭堂オリジナルSARASAGrandブラス2の使い心地
最初はノックする時バインダークリップが気になるかも
SARASA愛用者にはおなじみのクリップ形状かと思います。
ただ、ノックする時にこのクリップ部分がちょっと邪魔だなって思う時があるかと思います。
僕はサラサグランドを初めて使う時に、ノックと間違えてこのクリップをノックしようとしたことが何度かありました。
今ではサラサグランドを持ったら、クリップが邪魔にならない位置にくるっと回すクセがついてまったく気にならなくなりましたが、慣れるまではちょっと気になるかと思います。
購入時に入っている替え芯はサラサドライ芯
通常サラサグランドに入っている替え芯は「JF-0.5芯」ですが、ブラス2は「JLV-0.5芯」が入っています。
「JLV-0.5芯」はサラサドライ芯と呼ばれ、通常のジェルインクの書き味はそのままに、速乾性に優れたインクとなっています。
速く乾くので、書いた直後に誤って擦れてしまっても紙が汚れにくくなります。
値段も違い、「JF-0.5芯」(写真上)は税込み88円、「JLV-0.5芯」(写真下)は税込110円となっています。
替え芯の規格は同じなのでどちらも入れることができます。
写真で見ての通り、ぱっと見では見分けがつきませんね。
ブラス2には速乾という、より機能の高い替え芯を入れてくれているんですね。
「JLV-0.5芯」と「JF-0.5芯」をちょっと比較
サラサのジェルインクの書き味はよくご存じかと思いますので省略します。
通常のジェルインクとサラサドライがどれくらい違いがあるのか比べてみます。
筆記した直後にサッとティッシュで表面をこすってみました。
結果はごらんのとおりです。
「JF-0.5芯」(写真上)、「JLV-0.5芯」(写真下)となっています。
速乾を売りにしているのは伊達じゃありませんでした。
通常のジェルインクはすこし擦れてしまっていますが、サラサドライはまったく擦れていませんね。
これはいいですね。
口金部分が大きくやや視野が狭くなる
サラサグランドのペン先の形状がちょっと残念に感じています。
しっかりと替え芯をホールドしてくれているので筆記時にカタついたりはしませんが、ペン先が太くなっているために筆記する際に文字がやや見にくく感じます。
これもサラサグランドらしいといえばらしいですけどね。
三田三昭堂オリジナルブラス2をおすすめする理由
真鍮無垢の素材そのもの、さらに経年変化も楽しむことができる
サラサグランドの使い心地はそのまま
速乾性の替え芯が入っているので即戦力
という感じかと思います。
僕なりに思うサラサグランドブラス2のマイナス点は
バインダークリップがノック時にちょっと邪魔に感じる
ペン先が太いので、筆記時に文字がちょっと見にくい
通常のサラサグランドより高価
という感じです。
SARASA好きの人にはこの辺りは特に気にならないかと思いますし、この美しさは値段以上の価値があると思います。
僕は数量限定というのを見てそわそわした挙句購入したクチです(笑)
煽っているつもりはないんですが、欲しい人は早めの決断が必要ですね。
最後に
今回紹介したブラス2は三田三昭堂のオリジナルです。
見ているだけでも楽しめる一本ですね。
胸ポケットに入れているだけで目立ちますね。
僕はじっくり使いながら経年変化を楽しみたいと思います。
数年後、僕がこのブログを続けられていたらですが、どんなふうに変化したかレビューしたいと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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