【2025年8月新色登場】三菱鉛筆(uni)ユニボールZENTO(ゼント)フローモデル【ホワイトとピンク】

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ZENTOは2025年2月に登場した新しい水性ボールペンです。

ZENTOインクはにじみにくく軽やかな書き味、顔料を使い耐水性、耐光性にも優れているなどの特徴があります。

またZENTOには「シグニチャーモデル」「フローモデル」「スタンダードモデル」「ベーシックモデル」と全部で4モデルありますが、今回は2025年8月に登場したユニボールZENTOのフローモデル新色2種類をレビューします。

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この記事をおすすめする人

これまでのフローモデルとどこが違うのか知りたい

先発モデルと同じくC300系リフィルと互換があるのか知りたい

ZENTOについて

先にも触れましたが、ZENTOは「シグニチャーモデル」「フローモデル」「スタンダードモデル」「ベーシックモデル」と全部で4モデルあります。

新色と先発モデルとを比較

新色は先発モデルより税込で220円高くなった

今回紹介するのは「フローモデル」で、価格別に見ると中間位のモデルです。

先発モデルは税込定価1100円。

8月に登場した新色はちょっと値上がりして税込定価1320円です。

価格差は220円ありますね。

先発モデルと比較しながら見ていきたいと思います。

今回登場したカラーは2種類

バーチホワイト

新たに登場したのは2色で、ひとつは「バーチホワイト」。

文字の前後は逆になっていますが「バーチホワイト」は白樺(しらかば)を意味する英語でWhite Birch(ホワイトバーチ)の事ですね。

白樺は北海道や信州などの冷涼な地域に多く分布し、樹皮が白く美しいことから「白樺」と呼ばれているそうです。

樹脂部分は暖かみのある白で、白樺の白さがイメージできますね。

さらに金属部分は白銀の世界を表しているような美しさが感じられ、白樺の林に雪が降り積もり、太陽の光で輝いているかのようです。

アンスリウムピンク

そしてもうひとつは「アンスリウムピンク」です。

アンスリウムというのは花の名前で、和名は紅団扇(べにうちわ)やビロード団扇(ビロードうちわ)と呼ばれます。

ハート型の仏炎苞(葉が変形し花びらのように見える器官)が特徴的で、ピンクは特に優雅で愛らしい印象です。

ちなみにアンスリウムピンクの花言葉は「飾らない美しさ」。

恋愛運や美容運を高める象徴としても知られているそうです。

名前の由来を見ると、恋愛や美への関心が高い人へのプレゼントとしても喜ばれそうですね。

樹脂部分のくすみ系のピンクカラーに金属部分も淡いピンク色に塗装されていて、けして派手ではないですが、上品な美しさを感じられます。

先発モデルと新色の重さはほぼ一緒

重さは新色が13.85g、先発モデルは13.88gとほぼ同じですね。

一番見た目が変わっている金属部分だけにして重さを測定してみました。

新色は7.39g、先発モデルは7.45gでした。

その差は0.06gとほぼ同じですね。

金属部分にはヘアライン加工

写真上が先発モデル、下が新色モデルの金属部分です。

グリップする金属部分を見ると先発モデルはマット感のある塗装ですが、新色では全体にヘアライン加工が施されていますね。

ヘアライン加工とは、金属の表面処理加工の一種で、一定方向に細かい線状の模様を付ける方法です。

髪の毛のような細い線状が並ぶため、ヘアライン加工と呼ばれています。

ヘアライン加工によって全体につや消しの質感が生まれます。

光沢を抑えることで高級感が演出され、また傷が目立ちにくくなる、指紋などの汚れが付きにくくなるなどのメリットがあります。

ただ、加工に手間がかかる為コストが上がる、加工されている方向と違う方向にできた傷は目立つなどのデメリットもあります。

先発モデルより高級感が増した分、コストもかかる為値上がりしてしまったのかなと思います。

グリップ部分にライン加工

写真左2本が先発モデル、右2本が新色2本です。

金属部分はヘアライン加工の上、グリップ部分には3本ラインが2ヶ所刻印されています。

ヘアライン加工だけでも滑りにくくはなっていますが、このラインによってさらにグリップが滑りにくくなっていますね。

金属はアルミニウムなので冬は冷たく感じる

金属部分は先発モデルと同じくアルミニウムがつかわれています。

アルミニウムの特性として軽量、またアルミ合金は剛性が高く丈夫という特徴があります。

また熱伝導率が高いのも特徴で、体温の熱を瞬時に奪ってしまうため「冷たい」と感じます。

夏はひんやりとしていいですが、冬はかなり冷たく感じるので苦手な人は注意してくださいね。

クリップはバインダークリップタイプ

クリップは金属製ワイヤーを曲げて成形された扱いやすく実用性の高いクリップ形状です。

クリップ形状は先発モデルから変更はないですね。

初期に充填されているリフィルのボールサイズはカラーによって違う

カラーによって初期に充填されているリフィルのボールサイズが違います。

先発モデルでは「フローライト」「アガット」が0.38mmで、新色は「バーチホワイト」が0.38mmです。

また先発の「ジェード」「ヘマタイト」が0.5mmで、新色は「アンスリウムピンク」が0.5mmとなっています。

ZENTOリフィルは水性インクで規格は「C300系」

ZENTOは水性インクが採用されています。

三菱鉛筆が6年もの期間を費やして開発し、耐水性や耐光性、速乾性、柔らかな書き心地とこれまでにない書き味を実現し、これまでの水性インクの欠点を全て克服するすごいインクです。

またリフィルの規格についてですが、ZENTOリフィルを採寸したところユニボールなどに使われているゲルインクリフィルの規格と同じでした。

ユニボールのリフィルはJIS規格(国際規格)でゲル「K」型に分類されます。

ゲル「K」型は「C300系」リフィルに含まれ、ユニボールのリフィルと同じ規格のZENTOリフィルも「C-300系」に含まれますね。

「C-300系」は互換性が高いリフィルの俗称で、ゲル「K」型の他にもいろんな規格のリフィルが含まれています。

ZENTO新色(ホワイトとピンク)と「C-300系」リフィルの互換性

検証に用いるリフィル

先発モデルと同じように「C300系」リフィルの代表4種を選び、互換性を検証します。

形式記号メーカー品番主なボールペン
水性「A」型OHTO「C-305」CR01など
ゲル「J」型サクラクレパス「R-GBN-05」ボールサインIDなど
ゲル「K」型ゼブラ「JF0.5」サラサなど
油性「H」型三菱鉛筆「SXR-5」ジェットストリーム

水性「A」型:OHTO 「C-305」

まずは「C300系」の語源ともなったOHTOの「C-305」からです。

リフィルは軸内には収まり、中でカタカタと動くことはなかったです。

ですがノックしたところペン先がちょこっと出ますが固定されずに引っ込んでしまいます。

左がZENTOリフィルで、右が「C-305」です。

インクのタンク部分より先の形状が原因で、「C-305」の太くなっている樹脂部分が軸内に干渉してしまい、リフィルが固定されないということですね。

先発モデルでも使用できませんでしたが、もしかしたら新色は使えるかとちょっと期待して入れてみましたが、内部構造は同じだったみたいです(汗)

ゲル「J」型:サクラクレパス 「R-GBN-05」

続いてサクラクレパスの「R-GBN-05」を試してみます。

ゲル「J」型は「K」型より外径がわずかに細くなっています。

軸内での固定はしっかりとされ、カタカタと動くようなことはないですね。

また、ペン先の固定はしっかりとされ、問題なく筆記できました。

ゲル「K」型:ゼブラ 「JF0.5」

続いて、ユニボールなどのリフィルと同じ規格のゼブラ「JF0.5」を試してみます。

同じ規格なので当然ですが、パッと見た感じではどちらがZENTOリフィルかゼブラのJF芯か分からないですね。

軸内の固定は問題なく、筆記時のペン先の固定にも問題はなく筆記できました。

油性「H」型:三菱鉛筆 「SXR-5」

最後に三菱鉛筆の「SXR-5」を試してみます。

ペン先の形状はZENTOリフィルとそっくりですが、外径は全然違います。

でも不思議と軸内での固定はしっかりされ、カタカタと動くことはないですね。

ペン先はしっかりと固定され、安定して筆記できました。

互換性検証結果まとめ

水性「A」型×
ゲル「J」型
ゲル「K」型
油性「H」型

◎完全互換 〇互換がある △使えなくもない ×互換がない

内部構造にはほぼ変更がなかったようで、先発モデルと同じ結果になりましたね(汗)

先発モデルより少し値上がりしましたが、ヘアライン加工などの上質な加工や仕上がりで十分満足できるかと思います。

「C300系」には今回試した以外にたくさん互換のあるリフィルがあります。

いろんなメーカーの「C300系」リフィルを試して書き味を比較してみるのも楽しいですよ。

最後に

今回は2025年8月に登場したZENTO「フローモデル」の新色2種「バーチホワイト」と「アンスリウムピンク」を紹介しました。

この記事が皆さんのボールペン選びの一助になれば幸いです。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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コメント

  1. ckm より:

    しのわん さま

    いつも楽しく記事を拝見しております。
    今回もC300系芯とのご検証、ありがとうございました。
    大変参考になりました。

    • しのわん しのわん より:

      ckmさんこんにちは。

      結局フローモデルの互換性は先発モデルと同じだったので残念な結果になってしまいました(汗)
      他の軸もいろいろと試しているので、おいおい記事にしていきたいと思っています。
      コメントありがとうございました。

      • ckm より:

        しのわん さま

        ご返信ありがとうございます。
        先発モデルと同じであったというのも、検証してくださったおかげで分かった結果
        ですから、大変貴重なデータだと思います。ありがとうございましたm(__)m
        他の軸での検証もなさっているとの事で、そちらの記事も楽しみにしております~

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