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【簡単自作】上質紙(黒)を使って自分だけのインクカードを作ろう【インクフラッシュの観察に最適】

紙・ノート
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今回は名刺用の上質紙(黒)を使って自分だけのオリジナルインクカードを作る方法を紹介します。

とっても簡単ですし、黒い紙にインクをのせるとフラッシュする様子が観察しやすいのでとても楽しいですよ。

それでは詳しく紹介します。

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この記事をおすすめする人

自分だけのオリジナルインクカードを作りたい

出来るだけ簡単な方法を知りたい

黒い紙でインクのフラッシュ現象を観察したい

自分だけのオリジナルインクカードの作り方

僕が作ったインクカードがこちらです。

準備した物

上質紙(黒)

この紙は名刺用に作られた黒色の上質紙です。

アマゾンで見つけました。

これを選んだ理由は

  • しっかりとした厚みがある
  • 名刺サイズになっているので、他のインクカードと一緒にコレクションできる
  • フラッシュ条件にある黒い紙が使いたかった

この3つの条件が合うのがこの名刺用の上質紙(黒)でした。

100枚入りで、しっかりしたケースに入っています。

もう一段薄手で安価なものでもよかったのですが、ちょっとしっかりしている方がいいかなと思ってこれにしました。

上質紙について

上質紙とは「化学パルプ(薬品で紙の原料になる素材から化学的に線維を取り出したもの)の含有率が100%」で、「表面にコーティング加工を施していない」用紙のことだそうです。

上質紙の特徴
  • 表面の光沢やツヤが少なく、光を反射しにくい
  • 少し凹凸のあるサラサラとした手触り
  • 厚さの種類が多い
  • 文字が読みやすい
  • 筆記がしやすい

スタンプ

手書きでも出来ますが、同じデザインのカードを簡単に作りたかったのでスタンプを使う事にしました。

スタンプ選びには結構悩みました。

今回使ったスタンプ以外にもかわいいインク瓶のスタンプがたくさんあって、優柔不断な僕にはなかなか選べませんでした(笑)

悩んだ末に購入したのはこのスタンプセットです。

こちらはいろんなインク瓶、万年筆の絵などがセットになっていて、一度で欲しいものが全部そろえられるので選びました。

インク瓶が5種類

いろんな形のインク瓶がありますね。

万年筆の絵
インク名を記入できる罫線

スタンプパッド

普通のインクでは黒い紙に写らないので、この白色の顔料インクを使ったスタンプパッドにしました。

くっきりとスタンプが見えますね。

スタンプを押すだけで完成

紙、スタンプ、インクパッドが揃えばほぼ出来上がったようなものです。

スタンプを押す前に紙の裏表を確認します。

紙の裏表

紙には裏と表があるのはご存じですか?

触ってみてなんとなくつるつるしているほうが表です。

紙は作成する時点でどうしても裏表ができてしまいます。

表面は凹凸が少なく、見た目がきれいです。

表はつるっとしているため、インクをのせてもにじみにくくシャープな印象になります。

(ほかにも理由はありますが省略)

裏はでこぼこしているので、インクが浸透しやすく、にじみやすいという事になります。

ということで、僕はシャープでにじみにくい表側にインクをのせるようにしています。

あとはインク瓶5種類、万年筆の絵、メーカーやインク名を記録できる罫線を使ってインクカードのレイアウトを考えるだけです。

あまりいろんなレイアウトは試していませんが、直観で配置してみたらそれなりに出来上がったので、この配置でしばらくはいこうかなと思っています。

配置を決めたら、インク瓶、万年筆の絵、罫線の順でスタンプを押します。

逆の順にすると、手にインクがついたりするので、左から、上からという感じでスタンプしていくといいと思います。

作ったインクカードにインクをのせてみよう

自分で作ったカードなので、もちろん作った本人がどんな感じに塗っても自由です。

とりあえず僕がどこにどんな感じにインクをのせているのかを紹介します。

インクはパイロットの色彩雫「竹炭」を使ってみます。

使用するのは綿棒とつけペン(いろうつし)

万年筆の斜線部分とメーカー名やインク名の記入にはパイロットのいろうつしを使いました。

インク瓶部分は綿棒でたっぷり

万年筆部分は斜線で

メーカー名、インク名を書いて完成

黒い紙に黒いインクで、書いた直後は何を書いたのか分かりにくいです。

インクが徐々に乾燥していくと、黒いインクではなく、赤く金属のような光沢が浮き出てきます。

この本来のインクの色と違う、赤く金属のような光沢が見えることをフラッシュ現象といいます。

黒い紙でインクのフラッシュ現象を観察したい

僕が黒い紙でインクカードを作りたかった一番の目的はこの「フラッシュ現象」の観察です。

「フラッシュ」という現象は、書いた線の縁(ふち)やインクが濃く溜まった部分に光が当たると、インクの色とは違った金属のような光沢のある色が見える現象の事を指します。

インクフラッシュの条件として

  • インク吸収の弱い(インクがしみこみにくい)材質に書いたとき(特にヌルリフィルのような樹脂フィルム系に書いたとき)
  • 乾燥に伴ってコーヒーリング効果で析出した色素凝集物が筆記線周縁部に輸送される環境にあるとき
  • 黒い紙に書いたとき
  • 濃いインクを用いたとき
  • インクの中にフラッシュを生じうる色素が、原料として一定濃度以上含まれていたとき

という事だったので、黒い紙でのインクカードを作ろうと思いました。

どうやって作ろうかなと思案した結果、今回紹介するインクカードになりました。

このインクカードのおかげでいろんなインクでフラッシュする様子が観察できました。

写真左はパイロット色彩雫の「紅葉」、写真右は色彩雫「月夜」です。

本来のインクカラーとは違う色が見えました。

「紅葉」の金色に輝く様子はとても美しいですよ。

また、逆にフラッシュしにくいインクも分かるので、かなり有用なカードが出来たと思いますし、とても重宝しています。

最後に

今回は上質紙(黒)を使ったインクカードの作成方法について紹介しました。

とても簡単ですし、黒い紙に限らずいろんな紙で作れるので、ぜひ自分だけのオリジナルインクカードを作ってみてください。

またいろんなスタンプを買って、いろんなスタンプカードを作ってみたいと思います。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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