今回紹介するのはPILOT(パイロット)のレグノというシングルボールペンです。
レグノにはシングルボールペンが2種類ありますが、デザインはもちろん使用されている木材も違います。
今回紹介するレグノはハードメイプルという木材を使用した木軸ボールペンです。
それでは詳しく紹介します。
PILOT(パイロット)レグノ「モクメ」をおすすめする人
木軸のボールペンが好き
お手頃な値段のボールペンを探している
アクロインキを採用した書き心地のいいボールペンを使いたい
PILOT(パイロット)レグノ「モクメ」の特徴
軸の素材はハードメイプル
レグノに使われているのは「ハードメイプル」という木材です。
ハードメイプルとは
ハードメイプルはカエデ科の樹木であるメープル(カエデ)の一種です。
硬くて重厚なのが特徴です。
また、非常に耐久性に優れていて、傷や汚れにも強いです。
そのため堅牢さと美しい木目から家具や床材、楽器など様々な用途で使われています。
軸にはしっかりと木目を確認することができますね。
堅牢で重厚、汚れにも強いので、美しい状態で使い続けることができますね。
重さは19.60g
重さを測ったところ19.60gでした。
重厚なハードメイプルで作られた軸で、しっかりした重みを感じることができますね。
自然素材なので個体差がある
レグノ(ハードメイプル)の重さはカタログ値では20.0gでした。
僕が持っている軸は19.60gと、わずかながら差があります。
木という自然素材を使っているので、材の緻密さなどである程度個体差があると思います。
また、木目の状態も個体差があります。
木目を気にする人は、通販では買わずに実際に文具店に行ってじっくり品定めして購入するのをおすすめします。
緩やかな曲線でグリップしやすい軸
グリップ部分が太くなっていて、手にあたる部分は少しくびれています。
木という素材で手になじみやすい上に、緩やかな曲線を描く軸デザインになっているのでとても持ちやすいです。
またグリップ部分を太くすることで、重心が低くなるように設計されているのもいいですね。
軸のカラーは3種類
今回紹介するのは「モクメ」。
ナチュラルな感じがより木を感じられます。
この他、「レッド」「ブラウン」「ダークブラウン」と全部で4種類のカラーから選べます。
軸に「LEGNO」のロゴが入っている
クリップのあたりには「LEGNO」「PILOT JAPAN」のロゴが入っています。
「モクメ」は黒字、その他は白字で書かれています。
金属部分はクロムメッキ
口金、クリップ、ノックといった金属部分はクロムメッキ処理がされています。
ナチュラルな木軸にはクロムメッキの装飾が合いますね。
ノック式のボールペンで跳ね返りはやや強め
「レグノ」はノック式のボールペンです。
バネはやや強めです。
軸の中でバネがきしむような手ごたえがしますね。
リフィルを収納する時、ノックの跳ね返りはちょっとマイルドな感じもしつつ割と強めです。
替え芯は「BRFN-10」
「レグノ」の替え芯はアクロインキという低粘度インキが採用されており、サラサラで発色がいいのが特徴です。
樹脂でできた替え芯で、インクを貯めておくタンク部分が大きいので筆記距離が長いのも特徴ですね。
替え芯は品番が「BRFN-10F-B」。
「BRFN-10」はペン先の太さがEF(0.5mm)とF(0.7mm)の2種類があります。
「BRFN-10」と「BRFN-30」は互換性がある
樹脂製の「BRFN-10」と金属製の「BRFN-30」には互換性があります。
軸によっては適合していない場合もありますが、「レグノ モクメ」は「BRFN-10」と「BRFN-30」のどちらも入ります。
「BRFN-30」が使用できるメリットは、ペン先の種類が増える事です。
「BRFN-10」はボールサイズがEFとFの2種類ですが、「BRFN-30」はさらにM(1.0mm)があります。
また「BRFN-25」という油性インクの替え芯も互換があり、「レグノ」で使用できます。
「BRFN-25」はボールサイズが、B(1.2mm)とBB(1.6mm)という極太の線が書けますよ。
「BRFN-10」と「BRFN-30」の互換性についてはこちらの記事で検証しています。
よかったら参考にして下さい。
また、「BRFN-30」3種、「BRFN-25」2種の書き比べもしています。
こちらの記事で詳しく紹介していますので、よかったらこちらも参考にして下さい。
レグノ「カバ材」との比較
「レグノ」には今回紹介する「ハードメイプル仕様のレグノ」ともうひとつ「カバ材仕様のレグノ」があります。
どれだけの違いがあるかを見ていきたいと思います。
デザイン
見た目はまったく違いますね。
「ハードメイプル仕様」はなめらかな曲線で柔らかい感じですが、「カバ材仕様」はスリムでかっちりした感じです。
素材
「ハードメイプル仕様」は先述した通りですが、「カバ材仕様」は「樹脂含浸カバ材」という樹脂を含ませた材になります。
もった感じも「カバ材仕様」の方が少し硬い感じがしますね。
替え芯
初期に充填されている替え芯は「ハードメイプル仕様」が「BRFN-10」、「カバ材仕様」が「BRFN-30」となっています。
「カバ材仕様」の「レグノ」でも「BRFN-10」、「BRFN-30」どちらも使用できるのを確認しています。
値段
「ハードメイプル仕様」は税込定価1320円、「カバ材仕様」は2750円。
「カバ材仕様」は高級感があるし、ビジネスシーンでも十分使用できますが高価ですね。
気軽に木軸を楽しみたい人は「ハードメイプル仕様」でも十分楽しめると思います。
PILOT(パイロット)レグノ「モクメ」の使い心地
ノック音
バネの強さについては先にも触れましたが、やや重めのノック感で「ギシギシ」というバネがきしむ感じが手に伝わってきます。
跳ね返りもやや強めですが、強さのなかに柔らかさも感じられます。
ノック音は「カチャッ」というかなり大きめ音がします。
ペンバランス
重心はほぼ真ん中あたりにあります。
グリップする部分が太くなっていて持ちやすいですね。
また、細くなっている部分がちょうど手に触れるようになっているので安定します。
リフィルの安定性
口金とリフィルの隙間は肉眼ではほぼありません。
筆記時にペン先がグラグラするようなことはなく安定しています。
サラサラの書き心地
アクロインキの書き心地はサラサラで、わずかに感じるインクの粘りがちょうどいい摩擦間があって書きやすいです。
発色がよく、濃い黒でフラッシュしにくいですよ。
「BRFN-30」のフィット感
金属製のリフィル「BRFN-30」を入れてみました。
きちんとノックできますね。
口金とのフィット感もよく、安定しています。
PILOT(パイロット)レグノ「モクメ」をおすすめする理由
ハードメイプルの軸で見た目が美しく手になじみやすい
アクロインキでサラサラとした書き心地がいい
リフィルは「BRFN-10」だけでなく「BRFN-30」も使える
税込定価1320円と手にしやすい値段設定
というところかと思います。
木軸ボールペンは、軸に使われている木材によってかなり値段が違います。
木目が美しい素材を使ったボールペンは僕にはなかなか手が届かない高級品です。
ですが、レグノは税込定価1320円とかなり買いやすい値段設定になっています。
ハードメイプルという材も、きめ細かく見た目がきれいなので普段使いにおすすめの一本です。
最後に
今回はパイロットのハードメイプルを使った木軸ボールペン「レグノ」を紹介しました。
木軸のボールペンがコレクションにじわじわと増えてきました。
これからもコツコツと集めていこうと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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