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【スタイリッシュな多機能ペン】STADETLER(ステッドラー)「アバンギャルド」【レビュー】

ボールペン・ローラーボール
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今回はステッドラーの多機能ペン「アバンギャルド」をレビューします。

ステッドラーの「アバンギャルド」は

  • 3色ボールペン+シャープペンの多機能ペン
  • ノック方式が振り子式
  • 高品質でスタイリッシュなデザイン
  • D型の替え芯が使える

といった特徴があり、認知度が高く人気の多機能ペンです。

それでは詳しく紹介します。

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STADETLER(ステッドラー)「アバンギャルド」をおすすめする人

ドイツ製の筆記具が好き

3+1の多機能ペンを探している

D型の替え芯が使える多機能ペンが欲しい

STADETLER(ステッドラー)について

ステッドラーは、1835年に設立された 文具・製図用品・画材を扱うドイツの老舗メーカーです。

ステッドラー設立者であるヨハン・セバスチャンの祖先であるフリードリッヒ・ステッドラーが1662年頃に鉛筆を発明したというのはとても有名な話です。

フリードリッヒ・ステッドラーは現存している「鉛筆製造者」としての世界最古の記録としてニュルンベルク市役所の資料にその名が残されているそうです。

ヨハン・セバスチャンが1835年に鉛筆製造工場を設立した事が、ステッドラー社の始まりとなりました。

現在はニュルンベルクの本社を中心に、世界中に子会社、主要工場を設立。

鉛筆と色鉛筆を製造しているヨーロッパの大規模な工場には2500人近くもの人々が働いているそうです。

詳しくはステッドラー公式ホームページをご参照ください。

STADETLER(ステッドラー)「アバンギャルド」の特徴

ボールペン3色+シャープペン機能を持つ多機能ペン

ステッドラーのアバンギャルドが登場したのは1998年。

発売から26年(2024年現在)経った今でも人気の多機能ペンです。

「アバンギャルド」という言葉は、フランス語の「前衛」に由来し、芸術や文化、政治の分野において実験的で革新的な作品や人々を指します。

多色・多機能ペンはその利便性から1970~1980年頃に需要が高まり、いろんな多色・多機能ペンが登場しています。

ステッドラーの「アバンギャルド」はその名の通り革新的な多機能ペンとして発売され、いまでも愛され続けています。

ノック方式は振り子式

多色・多機能ペンのノック方法には大きく「ノック式」「回転式」「振り子式」の3種類に分けられます。

この中で「アバンギャルド」は振り子式が採用されています。

このノック側に書かれている「BLACK」を上に向けてノックすれば「黒ボールペン」、「RED」を上に向けてノックすれば「赤ボールペン」が出てくる仕組みです。

リフィルの収納する際は、クリップ横にあるボタンをポチっと押すだけです。

振り子式について

外からは見えませんが、ペンのノック部分に振り子が仕込まれています。

ペンを傾けると振り子が動き、本体に表示されている色の芯が出てくるという仕組みです。

言葉で説明しても分かりにくいので、簡単に図解するとこんな感じです。

ボールペンの断面図です。

この図を見ると、ペン本体の上には黒の印があり、芯は下側にありますね。

黒を出したい場合は、本体にある黒の印を上にします。

ノックの下に振り子があり、先に付いている錘が重力で移動します。

重りの部分が移動した先に黒のボールペンがあり、ノックすることで黒が押し出されるという仕組みです。

振り子式は見た目がスマート、かつ片手で操作が可能というメリットがあります。

比較的高価な多色・多機能ペンに採用されていることが多いです。

ただ、操作に不慣れだと思い通りの芯が繰り出せないというデメリットがあります。

初めて振り子式のボールペンを使う時は少し戸惑うかもしれませんが、慣れるととても便利ですよ。

「Black」を上にしてノックすれば黒ボールペン。

「Red」を上にしてノックすれば「赤ボールペン」。

「〇」を上にしてノックすれば「青ボールペン」。

「0.5mm」を上にしてノックすれば「シャープペンシル」が出てきます。

シャープペンの芯を出す時はちょっと大変かも

「0.5mm」を上にしてノックすれば「シャープペンシル」が出てきて、ノックがこれだけ短くなります。

芯を出そうとすると、ここからさらにノックする必要があります。

これがなかなか大変です(汗)

写真左のようにノック部分をしっかりと押し込まないと芯が出てきません。

写真右はノックし終わったところですが、指にノックの形がくっきり残ってしまいました。

僕はシャープペン機能はあまり使わないので、普段それほど困らないですが、頻繁にシャープペンを使う人にはちょっと大変じゃないかと思います。

重さは18.76g

重さを測定したところ18.76gでした。

金属軸で3+1の多機能ペンとしてはかなり軽量な部類になるかと思います。

軽量化に大きく貢献しているのはやはり軸のアルミ合金だと思います。

軸は硬質アルミ軽合金製

アバンギャルドの軸には硬質アルミ軽合金が使われています。

硬質アルミ軽合金とは

アルミは軽く柔らかいという性質をもっています。

アルミの柔らかい性質を改善するためにマンガンや銅、ケイ素、亜鉛、マグネシウム、ニッケルなどが加えられています。

添加する金属によって硬度を上げ、軽量かつ硬度を高くしたのがアルミ合金です。

アルミ合金は硬度が高い他、耐食性が高くサビにくい、軽量なため携帯性に優れているといった特徴があります。

また、塗装の発色もいいため見た目が美しいのも特徴ですね。

アバンギャルドは軽量かつ頑丈なアルミ合金でできているので、持ち運びしやすく、長持ちしやすいということですね。

軸のカラーは全部で7種類

今回紹介するのは「ブラストブラック」。

マット塗装になっており、すこしザラついた手触りがすべりにくく扱いやすいです。

「ブラストブラック」の他、「スノーホワイト」「クールシルバー」「シャンパンゴールド」「チタニウムグレー」「ナイトブルー」「アーバンブルー」と全部で7種類のカラーがランナップしています。

どれもゴージャスでありながら落ち着いたカラーになっています。

ちょっと大人な多機能ペンという感じで、どれも綺麗ですよ。

口金やクリップなどの部分は銀色

口金、クリップ、ノックなどは銀色で統一されています。

僕の大好きな「黒×銀」コンビでテンション上がります(笑)

口金やクリップが銀色だとかなり落ち着いた雰囲気になりますね。

メーカーロゴやカラー表示も銀色

軸中心部に書かれたメーカーロゴやカラー表示部分も銀色で統一されています。

使用するカラーが抑えられ、全体にまとまっている印象がとてもクールですね。

グリップ部分が太くなって握りやすい

「アバンギャルド」はグリップ部分が太くなっているのが特徴です。

サイズを測ってみたところ、一番太いグリップ部分は11.47mm、クリップ辺りの細い所では10.22mmでした。

ストレート型、樽型といったよく見るデザインではなく、グリップ部分が太くなっているのは割と珍しいかと思います。

グリップ部が太いため握りやすく、また力を入れすぎることなく握れます。

グリップを太くすることで弱い力でもグリップしやすくなります。

ボールペンのグリップ部分を太くするパーツもありますが、アバンギャルドは最初から太くなっているデザインなのでしっかりグリップできますよ。

マット塗装なので滑りにくいのと合わせ、長時間の使用でも疲れにくいです。

替え芯は3色でボールサイズは0.7mmのみ

替え芯の品番は黒が「92RE-09」、赤が「92RE-02」、青が「92RE-03」です。

インクは油性で、ボールサイズは0.7mmです。

ボールサイズはこの0.7mmのみとなっています。

ステッドラーの替え芯で面白いのはボールペン以外に「スタイラスペン」がある事ですね。

ただこれは「感圧式」となっています。

「感圧式」は銀行のATMやカーナビなどで使われている技術です。

スマホやタブレットのような「静電容量式」のタッチパネルには使えませんので注意してください。

替え芯の規格は油性「D」型

替え芯の規格は油性「D型」に分類されます。

「D」型は多くの多色・多機能ペンに採用されている替え芯の規格です。

いろんなメーカーから「D」型の替え芯が販売されており、ステッドラーの純正替え芯だけでなく、同じ規格であれば他メーカーの替え芯も使えます。

サラサラ書ける低粘度油性インクに替えれば使い心地はガラッと変わりますよ。

STADETLER(ステッドラー)「アバンギャルド」の使い心地

振り子式のノック感

ペンを寝かせ、くるくると回すと振り子がカラカラと音がするのが聞こえます。

シャープペンのノック感については先に触れましたが、ボールペンを出す時のノックは割と柔らかめで音も比較的静かです。

ボタンを押してノックを戻す時の「カチッ」という音の方が大きいです。

振り子がきちんとハマっていないと、途中で引っかかる事があります。

急いでいる時などは引っかかってペン先が出ないと焦ってしまいます(汗)

無理にノックしようとすると壊れる可能性があるので、焦らず振り子がハマった状態にしてノックするようにして下さいね。

ステッドラー純正替え芯は油性らしい重い書き味

口金と替え芯とのフィット感は良好で、使っていて替え芯がカタカタすることはないです。

書き味はいかにも油性らしいねっとりとした重い感じで、ところどころかすれる事があります。

使い続けるとダマも出来ますね。

これはこれで面白い書き味ですが、普段使いとしてはちょっと物足りないです。

ジェットストリームに替えるとストレスフリーな書き味に

「D」型の替え芯で低粘度インクを採用しているメーカーはいくつかあります。

その中で一番のおすすめはやはり三菱鉛筆の「ジェットストリーム」です。

発色が良く、サラサラとした書き味で知名度も抜群ですね。

色も黒、赤、青の3色があるので全部ジェットストリームに替えることができます。

ほとんどインクが擦れず、なめらかな書き味はいいですね。

アップにしてみるとその違いがよく分かりますね。

左がステッドラーの純正リフィル、右がジェットストリームの0.5mmです。

発色、線のなめらかさが違うのでストレスなく筆記できますよ。

替え芯の交換方法

口金を外します。

交換したい替え芯をノックして指でつかみやすくします。

グッと引っ張って替え芯を引き抜きます。

新しい替え芯を差し込み、口金を戻せば完了です。

一度に全部の替え芯を抜いてしまうとインクカラーの違うところに入れてしまう場合があります。

インクカラーを間違えないよう1本ずつ交換した方がいいかと思います。

STADETLER(ステッドラー)「アバンギャルド」をおすすめする理由

海外有名メーカーの筆記具で所有欲を満たされる

振り子式なので片手で操作が出来る

アルミ軸なので軽量で頑丈なので持ち運びに便利で長く使える

グリップ部が太く持ちやすく、長時間使っても疲れにくい

「D」型替え芯が使えるので他メーカーの替え芯と互換がある

といったことろかと思います。

値段は税込定価3,630円と結構高価ですが、機能面やデザイン性などを考えると納得できる値段かと思います。

購入時は1本ごとに透明ケースに入っており、自分用はもちろん贈答用としてもいいと思います。

注意する点としては、振り子式は割と繊細な作りになっています。

不意に落としてしまったりすると壊れることがあるので、注意してください。

最後に

今回はステッドラーの多機能ペン「アバンギャルド」を紹介しました。

この記事が皆さんのボールペン選びの一助になれば幸いです。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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