三菱鉛筆のジェットストリームは低粘度油性インクでサラサラと書ける人気のボールペンです。
その中でプライムシリーズはジェットストリームの上位モデルとしてなめらかな書き味はそのままにデザイン、使いやすさなどを格段に向上させたシリーズです。
ジェットストリームプライムのノック式では3色もしくは2&1というラインナップ。
今回紹介するプライムシリーズの回転式は3色ボールペン+シャープペンという組み合わせになっています。
プライムシリーズらしい高級感のある使いやすい多機能ボールペンです。
それでは詳しく紹介します。
ジェットストリームプライム3&1をおすすめする人
ジェットストリームの書き味が好き
回転式のジェットストリームが欲しい
プライム品質で3&1が使いたい
ジェットストリームプライム3&1の特徴
回転繰り出し式
プライムシリーズは、このノック感や回転させるときの手ごたえ、感触にはかなりこだわって作られています。
このプライム3&1ももちろん回転の手ごたえはプライムらしいなめらかな手ごたえです。
なめらかにまわり、それでいて芯を出した時にはしっかりと止まってくれます。
この回転の手ごたえの良さはプライムならではですね。
回転は右でも左でもずっと同じ方向に回し続けることができる
回転式多機能ボールペンの多くは、一番右に回すとシャープペン、それから順に、黒、赤、といったように順番に繰り出せますが、一番右に回すと、さらに右に回そうとしても回せません。
たいていはこの回す部分から先端が外れて芯を交換するような機構になっています。
ですが、プライムではどちらに回してもぐるぐると回し続けることができるんです。
芯を変えるときはその下に接続部分があり、そこから先端部分を外すことができるようになっています。
どの芯を出していても、最短で2回まわすことで違う芯を出すことができるんですね。
これはかなり便利ですよ。
多機能ボールペンのノック方式としてはおおまかに「ノック式」「回転式」「振り子式」の3種類があります。
多機能ボールペンのノック方式についてこちらで詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてください。
いまどれが出ているか一目で分かる
胴軸のこの回転部分に丸がみっつ、グレー、赤、青の印があります。
そしてグレーでひし形がひとつ。
丸はボールペンで、それぞれ黒、赤、青の芯が出てきます。
そしてひし形に合わせるとシャープペン。
回転式はどの芯が出てきているが操作では分かりにくいという難点があります。
ですがジェットストリームプライムではクリップの位置で今どの芯が出ているか分かるようになっているんですね。
真鍮を使いずっしりした持ち心地
素材は先端と消しゴムカバーの部分に真鍮という金属が使われ、後軸にはステンレスが使われています。
真鍮はステンレスよりも重いのが特徴です。
ペンの前後に真鍮をつかうことで、ペンバランスをとりつつ、ステンレスを使用することで全体的な軽量化と絶妙な重量感を生み出しています。
ペンの重さは30.6g。
持つとけっこうずっしりした感じがします。
ですが、筆記時にはペンバランスがいいので、ほどよい重みを感じつつ扱いやすく感じます。
このプライムシリーズのこだわりがいいですね。
マット塗装ですべりにくく持ちやすい
マット塗装なのですこしザラっとした手触りです。
光沢のある塗装と違い、すべりにくく、手になじみやすいです。
見た目も光沢がない分かなり落ち着いた雰囲気になってかっこいいです。
ただこのマット塗装には難点があります。
マット塗装は特殊な手法で塗装面が細かな凸凹になっています。
ペンケースなどに他のペンと一緒に入れていると、傷とまではいきませんが塗装が削れてしまいます。
もしマット塗装を維持したいのであれば、一本ずつ別に収納できるペンケースを使った方がいいと思います。
僕はこの1本ずつ収納できるペンケースを使ってます。
それぞれが独立していて、当たっても傷がつかないのでいいですよ。
軸のカラーバリエーションは5種類
今回紹介するブラックの他には、「ダークネイビー」「ダークボルドー」「シルバー」「ピンク」があります。
ブラック以外は光沢仕上げ塗装となっています。
どれも落ち着いた雰囲気でかっこいいですよね。
あと、「ピンク」は生産終了予定のようです。
前に紹介したプライムシリーズのノック式シングルも「ピンク」は生産終了となっていましたね。
「ピンク」はあまり需要がないんでしょうか。
もし「ピンク」が欲しいと思っている人がいれば今のうちに買っておいた方がいいかもしれませんね。
カラーによって最初に入っているボールペンの替え芯の太さが違う
シャープペンの太さはどれも0.5mmですが、ボールペンの替え芯は
「ダークネイビー」「ダークボルドー」は0.5mm、
「ブラック」「シルバー」「ピンク」は0.7mmとなっています。
替え芯は「D型」
「D型」というのはジェットストリームプライム3に使用される替え芯の規格の事です。
品番でいうと0.5mmが「SXR-200-05」、0.7mmが「SXR-200-07」です。
どちらも「黒」「赤」「青」の3色あります。
「D型」という規格は他のメーカーでも採用されている規格で、いろんなボールペンで使うことができます。
この「D型」の替え芯についてはこちらの記事でくわしく紹介しています。
よかったら参考にしてください。
さりげないメーカーロゴ
このロゴはかなり控えめですね。
パッと見ではどこのボールペンが分かりません。
で、よく見るとこの胴軸部分に「uni」「JETSTREAM」とグレーで書かれています。
グレーというところがまた控えめですよね。
勝手な解釈ですが、文字で強くブランドを主張するのではなく「書き味とノック感でuniのジェットストリームプライムと分からせることができる」という自信の表れかもしれませんね。
後軸には消しゴム
多機能ボールペンらしく、後軸には消しゴムがついています。
この消しゴムカバーはネジ式で、回して付けたり外したりします。
消しゴムの状態が確認できるように穴が開いてますね。
この小さな部品が真鍮でできているとか、細かなところまでこだわって作られているのがよくわかりますね。
消しゴムの品番は「SKA」
この小さな消しゴムにも規格があるようで、今回紹介する3&1に対応する消しゴムの品番は「SKA」です。
そのほかのuniの消しゴムの規格は「AKC」「SKG」「SKH」「SKN」「SKS」と全部で6種類あります。
この消しゴムの規格というのは直径の違いですね。
「SKA」の直径はΦ4.5です。
そのほかの消しゴムの直径は「AKC」Φ3.4、「SKG」Φ3.7、「SKH」Φ5.5、「SKN」Φ6.7、「SKS」Φ4.6です。
購入する際は間違えないようにしてくださいね。
クリップは銅材
プライムのクリップはそのどれもが銅材でできています。
銅をつかうことで、ほどよい弾力を持たせつつ耐久性が向上しています。
そのためクリップが折れて買い換えるということはそうとう減るんじゃないでしょうか。
僕はジェットストリームプライムのノック式シングルを5年以上使っていますが、今のところこのクリップ部分は折れていません。
メッキ処理がされて光沢があり、軸のマット感とのギャップがありきれいですね。
クリップ部分にある石
やはりこの石についてはかなり賛否があるようですね。
プライムのノック式多機能ボールペンには石がついてないデザインのがありますね。
僕はこの石があるとプライムって感じがして好きなんですけどね。
ジェットストリームプライム3&1の使い心地
ジェットストリームの書き心地は、もうご存じの方が多いかと思います。
書いていて、あ、間違いないなって思います。
ブラックは初期状態では、どのボールペンも0.7mmです。
書いていてこの程よい重みがいいですね。
とても扱いやすいですし、多機能ながらそれほど太くないんですよ。
グリップ部分はジェットストリームプライムのノック式多機能ボールペンよりも若干細くなっていますね。
だからとても持ちやすく感じます。
ジェットストリームプライム3&1をおすすめする理由
回転の手ごたえが秀逸すぎる
程よい重さとブラックであればマットな質感で手になじむ
ジェットストリームならではの安定のサラサラ感
プライムのノック式にはなかった3&1が使える
回転式の多機能ボールペンの使い心地を追求した一本です。
たしかに使い心地はいいので、満足できると思います。
ただ、難点がひとつ、プライムシリーズのなかで一番高価というところです。
多機能ペン2+1や3色が税込み定価3300円に対し、この回転式は税込み定価が5500円!
最初見た時はこんなにするの?とびっくりしました。
使い心地や書き心地は間違いないですが、なかなか手を出しにくい値段ですよね。
最後に
今回はジェットストリームプライム3&1回転式多機能ボールペンを紹介しました。
プライムシリーズはノック感、使用感など随所にこだわりが見られるので、使っていて気持ちがいいです。
お値段はけっこうしますが、機会があれば一度手に取って、その感触を味わってみてください。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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