三菱鉛筆のジェットストリームは低粘度油性インクでサラサラと書ける人気のボールペンです。
その中でプライムシリーズはジェットストリームの上位モデルとしてなめらかな書き味はそのままにデザイン、使いやすさなどを格段に向上させたシリーズです。
以前ジェットストリームプライムのノック式シングルを紹介しました。
今回紹介するのは「G2」規格の替え芯が使える回転繰り出し式のボールペンです。
値段は税込み定価3630円とちょっとお高めですがその価値は十分にあると思います。
それでは詳しく紹介します。
ジェットストリームプライム 回転式シングルをおすすめする人
回転式のボールペンを探している
「G2」規格の替え芯が使いたい
ジェットストリームの書き味が好き
ジェットストリームプライムシングル回転式の特徴
真鍮製でしっかりした重量感
軸に真鍮を使っていて、かなりずっしりと重量感があります。
ノック式では後軸はステンレスを使っていて、重さは25.07g。
この回転式ではクリップ以外は全て真鍮製になっています。
重さはカタログ値で32.9g、実測で32.82gでした。
見た目では、ノック式とそれほどサイズに違いはありませんが、重さは結構違いますね。
この重みがまた高級感が演出されていていいですね。
芯を繰り出す時の回転は重め
回転にけっこう重めの手ごたえを感じます。
ヌルっと芯を繰り出してくる感じですね。
この回転して芯を出す時の重みがまたいいですね。
芯を繰り出す時に音がしない
これは回転式ならではのメリットかと思います。
授業中や会議中など、静かな場面ではノック式だと「カチカチ」という音がけっこう聞こえますよね。
音を出したくない状況では音が出てしまうとちょっと気まずいですよね。
その点、回転式は音をたてずに芯を繰り出すことができますよ。
回転式のデメリットは片手で操作ができない
ノック式では片手で操作ができるので、使いたい時にサッと使えて便利ですよね。
回転式は芯を繰り出すために両手を使い、片手では芯を繰り出すことができません。
急いで使いたいときなどにはちょっと手間ですよね。
頑張れば片手で回せなくもないですが、逆にちょっと手間でした。
高級ボールペンの回転は重い?軽い?
プライムシングルの回転させる重みは「ペン工房キリタ」で作られた高級ボールペンの手ごたえとよく似ていると感じました。
「キリタ」で作られたボールペンはこの回転の重みにかなりこだわりがあるそうです。
重いほうが高級なボールペンを使っているって気持ちになりますね。
ですが軽い手ごたえの高級ボールペンもあります。
僕の持っているペリカンの回転式ボールペン「K605」はクルッと軽く回せる手ごたえです。
ストレスなく回せるので、この軽い手ごたえも好きです。
どちらも高級ボールペンですが、回転の手ごたえは正反対ですね。
高級ボールペンの回転の重みは軽い方がいいのか、重い方がいいのか僕にはどちらが正解かはわかりませんが、確かに重みを感じながら芯を繰り出すと「さあ書くぞ!」って気持ちになります。
皆さんは芯を繰り出す時、重い手ごたえと軽い手ごたえ、どちらが好きですか?
「ペン工房キリタ」で買った福袋に入っていたボールペンその他を簡単にですがレビューした記事を書いています。
よかったら参考にしてください。
また「ペン工房キリタ」のホームページで社長のボールペンへのこだわりについて熱くかたられています。
この記事内にリンクを貼っていますので、そちらも読んでいただければと思います。
軸の色は全部で8種類
今回紹介するのは「ダークオリーブ」というカラーです。
その他、「ブライトブルー」「ダークボルドー」「ダークネイビー」「ベビーピンク」「ブラック」「パールホワイト」「ミントブルー」の全部で8種類。
いつもなら僕は「ブラック」を買うところですが、この「ダークオリーブ」にひとめぼれして買いました。
この「ダークオリーブ」だけクリップなどの装飾部分が黒色になっているんです。
「黒×銀」もかっこいいですが、「緑×黒」もかっこいいですね。
カラーによっては細部で仕様が違うようなので、違うカラーのも欲しくなります。
回転式シングルには「例の石」がついていない
プライムシリーズにはクリップ部分に「石」がついています。
ノック式シングルのブラックには青い石がついていました。
でもこの回転式シングルには「石」がついていません。
クリップ部分に石っぽい名残りみたいな形がありますが、よりシンプルなデザインでかっこいいですよね。
僕はプライムシリーズについている「石」は割と好きなんですが、あの「石」はやっぱり不評みたいですね。
控えめなブランドロゴ
軸の中心あたりに小さく「uni」「JETSTREAM」と書かれています。
ロゴが小さいので、パッと見ではどこのメーカーなのか分からないですよね。
プライムシリーズはどれもこのロゴが小さく表示されていてかなり控えめです。
替え芯は「G2」規格
替え芯は国際規格というものがあって、かなり細かく規定されています。
その中で、ジェットストリームプライム 回転式シングルで使用する替え芯は「G2」という規格になります。
「G2」規格は「パーカータイプ」や「パーカー互換」と呼ばれています。
有名筆記具メーカーであるパーカーから始まったため、こう呼ばれるようになりました。
この「G2」規格は、互換性が高く、筆記距離も長いのが特徴で人気が高く、世界中のボールペンで採用されています。
「G2」規格ついてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてください。
替え芯の太さは3種類
替え芯の太さは0.38mm、0.5mm、0.7mmの3種類から選べます。
品番は太さによって、SXR-600-(38)、(05)、(07)となります。
ダークオリーブは最初に入っている替え芯の太さは0.5mmです。
最初に入っている替え芯の太さを変えることはできません。
できればこの最初の替え芯の太さが選べられたらいいのになと思います。
ノック式のジェットストリームプライムの替え芯との比較
先に紹介したように替え芯の太さは3種類です。
これと比べ、ノック式のジェットストリームプライムの替え芯は4種類あります。
0.38mm、0.5mm、0.7mmに加え、1.0mmという太さまであります。
品番でいうとペン先の太さによって、SXR-(38)(5)(7)(10)。
確かに細いペン先の方が好まれる傾向にありますが、1.0mmはあまり需要がないんでしょうかね。
替え芯はちょっと高い
ノック式のジェットストリームプライムは樹脂軸の安価なボールペンと同じタイプの替え芯でした。
値段も1本が税込み定価110円という安さ。
ですが、今回紹介するジェットストリームプライム 回転式シングルの替え芯は税込み定価660円します。
筆記距離で比較すると、回転繰り出し式は1500m、ノック式は線の太さによりますが、ざっくり700〜800m。
筆記距離は2倍ですが、値段は6倍!
コスパで考えると高いかなと思います。
ジェットストリームプライム 回転式シングルの書き味
ジェットストリームらしい、低粘度のインクでサラサラとした書き味です。
インクのよさについてはご存知の方が多いと思います。
そこにこの真鍮でできたずっしりした持ち心地。
程よい重さはありますが、重心がペン先側にあるので書くときはそれほど重さを感じません。
軸の重みで自然な筆圧がかかるので、力を入れなくてもサラサラと書けます。
軸も細すぎず、手になじみやすい太さで持ちやすいです。
ダークオリーブの塗装はマット仕上げになっていて、少しザラっとした肌触りで手になじみやすく滑りにくいのもいいですね。
ジェットストリームプライム回転式シングルをおすすめする理由
回転式のボールペンで高級感がある
ずっしりした重みが心地いい
芯を繰り出す時に音がしない
「ダークオリーブ」×「黒」がかっこいい
ジェットストリームのサラサラとした安定の書き味
といったところかと思います。
またデメリットとしては
替え芯が高い
回転式なので片手で操作ができない
というあたりが残念かなと思います。
普段樹脂でできた軸のボールペンから持ち替えるとけっこう重みを感じるかと思います。
ですがこの重みに慣れてくるとその書きやすさ、使いやすさがクセになりますよ。
デメリットもありますが、それ以上にメリットがたくさんあるので値段以上の価値は十分にあると思います。
僕は自分用に買いましたが、持った感じの高級感や使いやすさから進学や就職のお祝いに喜ばれると思いますよ。
最後に
今回はジェットストリームプライム回転式シングルボールペンを紹介しました。
ジェットストリームの書き味、使い心地は間違いないですね。
ダークオリーブはかっこいいし、けっこう落ち着いた色なので仕事でガンガン使っていきたいと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
今回比較したジェットストリームプライム ノック式シングルについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてください。
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