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【レビュー】セーラー hocoro(ホコロ)リザーバーを使ってみた【細字・中字・1.0mm】

つけペン
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今回はセーラーのつけペン「hocoro(ホコロ)」のリザーバーというパーツを紹介します。

「hocoro(ホコロ)」はつけペンの手軽さに万年筆の書きやすさが合わさったハイブリッドなつけペンです。

ペン先は「細字」「中字」「1.0mm幅」「筆文字」「2.0mm幅」と全部で5種類。

「筆文字」「2.0mm幅」にはリザーバーがついていますが「細字」「中字」「1.0mm幅」にはついていません。

そこで今回リザーバーを購入し「細字」「中字」「1.0mm幅」に取り付けてみました。

リザーバーを着けようか迷っている人はぜひ参考にしてください。

それでは詳しく紹介します。

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この記事をおすすめする人

そもそもリザーバーって何なのか知りたい

ホコロを使っていて、何度もインクをつけるのがちょっとわずらわしいと感じていた

リザーバーの取り付け方が知りたい

リザーバーの有無での違いを知りたい

リザーバーとは

写真はGペンという種類の金属製のつけペンです。

金属製のつけペンは写真のように一枚の金属板を加工して出来ています。

この金属の表面にインクが表面張力によって吸い付き、筆記時には毛細管現象によってインクが紙に移ります。

金属のペン先につけられるインクの量はそれほど多くありません。

このインクをペン先により多く持たせられるようにできるのがリザーバーです。

今回紹介するhocoro(ホコロ)のリザーバーのように樹脂でできたものや、カリグラフィーペンについているような金属製のものもあります。

こちらはエルバンのカリグラフィーペンのペン先です。

金属の板がペン先にくっついているのが分かりますね。

これがリザーバーです。

リザーバーがある事でたくさんのインクをペン先に持たせられる

ペン先とこの金属の板の間に空間が作られ、表面積を増やすことで表面張力によって吸い付けられるインクの量を増やせるという仕組みです。

先が平らになっているような太い線が書けるカリグラフィーペンは一度にたくさんのインクを使います。

もしリザーバーがないと一枚板では何度もインクをつけないといけなくなりますし、文字の途中でインクが切れてしまう場合もあります。

1枚板よりも多くのインクがペン先に持たせることができるので、一度に書ける筆記距離が長くなります。

何度もペン先にインクをつけなければならないわずらわしさもリザーバーがある事である程度は解消されますよ。

インクの流れを一定にして安定して筆記ができる

リザーバーのもうひとつの役割はインクの流れを一定にすることです。

このペン先が平らになっているカリグラフィーペンでは、紙と触れる面積が広いです。

インクの流れが不安定だとペン先についているインクがドバっと流れてしまう場合があります。

それを防ぐために、ペン先につけるインク量を調節しなければなりません。

ですがリザーバーがついていると、このインクの流れをある程度調節してくれます。

一度にたくさんのインクが紙に流れ出てしまわないので文字を安定して書く事ができるんです。

「hocoro(ホコロ)」リザーバーの特徴

リザーバーパーツのパッケージはこんな感じです。

開封するとこんな感じでリザーバーが袋に入っています。

各部の名称やペン先にリザーバーを取り付ける方法が載っています。

「hocoro(ホコロ)」のリザーバーは樹脂製

袋からリザーバーを取り出してみました。

この写真だけ見たら、何がどうなっているのか分からないですよね。

「筆文字」や「2.0mm幅」をみると、こんな感じについてます。

万年筆でいうとペン芯部分にあたりますね。

素材は樹脂でできています。

色はこのグレーのみとなっています。

リザーバーの取り付け方

ペン先とリザーバーを準備します。

太い方が根本側、細い方がペン先側に、この突起部分がある方が内側になります。

ペン先の根本側にリザーバーの太い部分をぐっと入れます。

リザーバーにある突起がペン先のハート穴の部分にカチッという音が鳴るまで指でグッと押し込みます。

カチッと音がするまで押し込むと、ハート穴の部分に写真のように樹脂部分が見えるようになります。

ハート穴の部分からリザーバーの樹脂が見えて、リザーバーの根元がペンの樹脂部分(大先というそうです)にきちんと入っていることを確認します。

リザーバーがぐらぐらしていなければ完成です。

リザーバーの有無での筆記距離の比較

「細字」「中字」「1.0mm幅」にリザーバーなしとリザーバーありとで、どの程度筆記距離や書き味が変わるのか比較したいと思います。

ペン先についたインクの量を一定にするのは難しいので、同じ題材で何度か書いてみて比較します。

「細字」

使用インクはセーラー万年筆の四季織「山鳥」です。

題材には米津玄師さんの「馬と鹿」の歌詞を選んでみました。

リザーバーなし

何度かチャレンジしましたが、一度に書けるのはこれくらいでした。

これでも一度に書ける量としては結構いい方なんじゃないかと思います。

リザーバーあり

もう比較するまでもなく圧倒的にリザーバーがあるほうが、インクを一度に多く保持できます。

また、インクの濃淡もなく一定のインク量で書けました。

書き味の変化

リザーバーなしでは適度にペン先がしなり、柔らかい手ごたえでした。

リザーバーをつけることで、ペン先のしなりがほとんどなくなり、カッチリした硬めの書き味になります。

結構変わってしまった印象ですね。

「中字」

「中字」は2023年7月に追加された新しいペン先です。

インクはセーラー万年筆の四季織「金木犀」です。

題材には米津玄師さんの「Lemon」という歌の歌詞を選んでみました。

ちょっと話がそれますが、先日徳島にある大塚国際美術館に行ってきました。

上の写真が正面玄関からすぐにある長いエスカレーターを登り切った正面にあるシスティーナ礼拝堂です。

その礼拝堂に入ってすぐ左の壁に飾られていたのが下の写真「Lemon」のジャケ絵です。

ここで米津さんが「Lemon」を歌っていた姿を想像し、ふとこの歌詞を文字にしてみたいと思い、今回の題材にしてみました。

1日では全部見ることができないほど広大な美術館で、クタクタになりましたがとても楽しかったです。

皆さんももし機会があれば1度見に行ってみてくださいね。

リザーバーなし

だいたい書けたのはこの2行程度でした。

「細字」よりインクの消費が多くなるかと思いますが、リザーバーなしでも意外と書けたかなという印象です。

リザーバーあり

これも比較にならないほど筆記距離が伸びました。

ざっくり3~4倍程度になりました。

書き味の変化

「細字」に比べると、「中字」はそこまでペン先がしなるという感じはないです。

リザーバーがある状態とない状態とでは書き味にそこまで大きな変化はなかったと感じました。

「1.0mm幅」

「1.0mm幅」にはセーラー万年筆の四季織「霜夜」を使ってみました。

題材はヘレン・ケラーの名言です。

洋楽の歌詞を題材にしようかと思いましたが、すぐに思いつかなかったのでこちらにしてみました。

この名言の和訳は「幸福の扉がひとつ閉じると、もうひとつの扉が開く。しかし多くの場合、私たちは閉じたドアを失望と苦痛の中で長い間見つめているので、私たちのために開かれたドアを期待して探すことなく、喜びと感謝の目で見ていない。」という感じです。

リザーバーなし

リザーバーがない状態では一行も書けませんでした。

「細字」や「中字」に比べてインクの消費量が多いので仕方がないのかなと思います。

ザーバーあり

かなり筆記距離が伸びました。

これだけ書ければ何度もインク瓶にペンをつけなくてもいいですね。

残念ながら最後までは書けなかったですが…

名言の続きは

「・・・expectantly look for and therefore see with pleasure and gratitude the one which has been opened for us.」

という内容でした。

もう一回インクをつければ十分書ききれそうな感じです。

書き味の変化

「1.0mm幅」はリザーバーの有無にそれほど書き味が左右されず、書きにくくなったというような印象はないですね。

厳密には多少ペン先のしなりが少なくなって硬い書き味になったかもしれませんが、むしろカリグラフィーを安定して書けるようになったと思います。

注意する点は一度取り付けると外せない

僕も購入前に一番取り付けに悩んだ理由が、この取り付けたら外せないというところでした。

リザーバーをつける事のメリットは大きいですが、前述したように書き味が変わってしまいます。

「細字」に関しては、かなり硬い感じの書き味に変化してしまいました。

この書き味の変化を良くなったと感じるか、悪くなったと感じるかは人それぞれかと思います。

リザーバーは着けてしまうと取り外せませんし、無理に外そうとするとペン先を壊してしまうかもしれないので注意してくださいね。

ちなみに僕はリザーバー「あり」「なし」どちらの書き味もそれぞれによかったと感じました。

hocoro (ホコロ) リザーバーをおすすめする理由

筆記距離が長くなり、何度もペン先をつけるわずらわしさが解消される

インクの流れが一定になり、安定した筆記ができる

というところかと思います。

かなりわずらわしさが解消され、いろんなインクを使って楽しめるようになりました。

書き味は変わりますが、それ以上のメリットの方が大きいかなと思いました。

これで取り外しができるようになっていればよかったのにな~って感じはしました。

けど、そうしてしまうとリザーバーを使いまわしされてしまいますね(笑)

僕はセーラー万年筆の戦略にまんまとハマり、リザーバーもペン先も追加で購入しちゃいました。

でもこうして、比較して記事にできたし、どちらの書き味も楽しめるようになったので結果オーライです(笑)

最後に

今回はホコロのリザーバーについて紹介しました。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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