今回は寺西化学工業のギターガラスペンを紹介します。
ギターガラスペンは
- ペン先が硬質ガラスでできているので割れにくく、また破損した場合でもペン先だけ交換できる
- キャップがついているのでペン先が保護でき、持ち運びもできる
- 軸やキャップは樹脂製で軽く、またマーブル模様が美しい
という特徴があります。
税込み定価4950円とちょっとお高めかもしれませんが、その価値は十分にある一本です。
それでは詳しく紹介します。
寺西化学工業 ギターガラスペンをおすすめする人
綺麗な軸のガラスペンが使いたい
ペン先が硬質ガラスでできたガラスペンを探している
持ち運びがしたいのでキャップ付きのガラスペンが欲しい
ガラスペンはつけペンの一種
![](https://shinowanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/teranishi-guitar-glass-pen-17.jpg)
![](https://shinowanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/teranishi-guitar-glass-pen-19.jpg)
つけペンというのは簡単に言うと、ペン先にインクをつけて書く(描く)筆記具です。
つけペンにはいろんな種類があり、今回紹介するガラスペンの他、金属製のつけペンもあります。
つけペンについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてください。
ガラスペンについて
![](https://shinowanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/teranishi-guitar-glass-pen-21.jpg)
ガラスペンには、以前紹介した軸と一体型のものと、今回紹介する分離型に分類することができます。
一体型では割れてしまうと、新しく買い替えなくてはいけなくなりますが、分離型はペン先だけを交換することができるというメリットがあります。
ガラスペンについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にして下さい。
寺西化学工業 ギターガラスペンの特徴
購入時はきれいな箱に入っている
![](https://shinowanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/teranishi-guitar-glass-pen-4.jpg)
買ったときはこんな感じで、きれいな箱に入っています。
もうこのまま飾っておいても絵になりますよね。
出して使うのがもったいないくらいです。
実は購入して2か月ほど経っていて、つい最近までこの状態でずっと飾って眺めていました(笑)
ペン先は硬質ガラスでできている
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ペン先に使われているガラスには一般ガラスと硬質ガラスの2種類があります。
一般ガラスは安価ですが割れやすいので扱いに注意が必要です。
対して硬質ガラスは加工が難しく高価ですが割れにくいという特徴があります。
また、硬いだけでなく、熱に強く摩擦にも強いというのも特徴です。
ギターガラスペンのペン先はこの硬質ガラスでできているので割れにくく、摩擦に強いので長く使うことができますね。
ペン先が割れた時はペン先だけ交換できる
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硬質ガラスといってもやはりガラス。
強い衝撃があれば割れてしまいます。
でもギターガラスペンは分離型のガラスペンなのでペン先だけ交換することができます。
付け替えも簡単です、ネジを回すようにして付け外しができます。
万年筆でいう首軸部分をもって回すとペン先を外すことができます。
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![](https://shinowanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/teranishi-guitar-glass-pen-28.jpg)
ペン先の価格は税込み定価1540円。
本体が4950円するので、買い換えとなると大変ですがペン先だけ交換できるのはありがたいですね。
ペン先はハンドメイド
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ガラスの加工はすべてハンドメイドだそうです。
そのためどうしても個体差がでてしまうようです。
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以前購入したガラスペンはペン先がらせん状になっていましたが、ギターガラスペンはストレートですね。
それにしてもガラスペンのペン先って美しいですよね。
ペン先を眺めているだけでもうっとりしてしまいます。
書き味については後述しますね。
軸やキャップは樹脂製
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軸やキャップは樹脂でできていて、マーブル模様が入っています。
特にキャップは透明樹脂にマーブル模様が入っていて綺麗です。
ペン先がうっすらと見えますね。
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この透明感がいいですね。
涼しそうな感じで、とても爽やかな印象です。
軸のカラーは全部で4種類
今回紹介するのはピーコックブルーですが、その他にサンセットピンク、アイスブルー、アイスミントがあります。
どのカラーも爽やかな感じがしますね。
ペン先を保護するキャップ
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キャップは万年筆で採用されているようなネジ式になっています。
ネジ式のキャップなので持ち運ぶ際にポロっと外れることがなくペン先をしっかりと守ってくれます。
ネジ式というのが本格的ですし、ちょっとかっこいいですよね。
キャップを軸につけることができる
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軸にキャップをつけることができます。
ネジになっていて、軸とキャップが一体になるようにできています。
![](https://shinowanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/teranishi-guitar-glass-pen-51.jpg)
本体の長さはペン先からだいたい110mmほどです。
キャップを軸につけなくても十分使える長さです。
![](https://shinowanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/teranishi-guitar-glass-pen-50.jpg)
キャップを軸につけると約150mmになります。
ペンが長いのが好きな人はキャップをつけるほうがいいですね。
キャップが軸と一体化するので全く違和感なく使用できます。
重さはキャップをつけた状態で約12g
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キャップがない状態での重さは8.92gでした。
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キャップと合わせても11.50gとかなり軽量です。
軸の太さも程よい太さでとても持ちやすく、扱いやすいですよ。
万年筆のようにパーツをバラバラにできる
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ガラスペンですが、各パーツが万年筆のようにバラバラにできます。
キャップ、ペン先、首軸、胴軸とに分解できます。
各パーツに分解できるので、掃除などのメンテナンスがしやすいと思います。
分解した感じはまさに万年筆っぽいですよね。
ギターガラスペンの使い心地
インクは寺西化学のハイカラインキ「アンティークブラック」
![](https://shinowanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/teranishi-guitar-glass-pen-60.jpg)
今回ガラスペンに使用するインクは寺西化学工業の大正浪漫ハイカラインキ「アンティークブラック」です。
![](https://shinowanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/teranishi-guitar-glass-pen-53.jpg)
箱に書かれている自動車や壁掛け電話、街灯などのイラストが大正時代を醸し出していますね。
インクの容量はたっぷり40ml入っています。
かなりなめらかな書き心地
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かき心地は少しカリッとした感じがあります。
線の太さは一定で書けますね。
もっと太いかなと思いましたが、思いのほか細い線が書けました。
ペンを持つ角度や、書く速度によって多少インクフローや線の太さが変わります。
常に安定して書くには多少の慣れが必要かとは思います。
インク持ちがいい
![](https://shinowanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/teranishi-guitar-glass-pen-90.jpg)
けっこうインクを持たすことができます。
一度つけるとかなりの文字数が書けます。
ペン先のだいたい2/3程度のところまでインクをつけて書いています。
ひらがなでだいたい75文字書ける
![](https://shinowanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/teranishi-guitar-glass-pen-70.jpg)
一センチ四方のマスにひらがなを書いてみました。
全部で75文字書けましたね。
文字によって筆記速度が違うせいで線の太さが変わっているので、上手く書けばもう少し書けそうです。
英語もサラッと書きやすい
![](https://shinowanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/teranishi-guitar-glass-pen-72.jpg)
次に英語を書いてみました。
「星に願いを」の歌詞を書いています。
もっと書けるかなと思いましたが、慎重に書いているとこれくらいしか書けませんでした(汗)
ひらがな、英語のどちらもそうですが、インクのつけ具合や文字の大きさなどで変わってくるかと思いますので参考程度に。
ガラスペンを使う時のコツ
取り扱いは慎重に
ギターガラスペンは強化ガラスを使っていてもやはりガラスなので、ぶつけたり落としたりすると割れてしまいます。
まずは慎重に取り扱いましょう。
ペン先にインクをつける
![](https://shinowanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/teranishi-guitar-glass-pen-87.jpg)
インクをつける時はインク瓶の縁や底にあてないようにゆっくりと浸けます。
いそいで取り出すと、インクが飛び散ったり、インク瓶の縁に当たったりしてしまうので、ゆっくりと取り出します。
![](https://shinowanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/teranishi-guitar-glass-pen-88.jpg)
写真のように、ペン先をどっぷり浸けるのではなく、だいたい2/3くらいを目安にインクをつけます。
インクが垂れないように、余分についているインクはインク瓶の縁でぬぐうようにします。
ペン先の溝にインクがまんべんなく付いて、インクが垂れなければ大丈夫です。
ペンを少し寝かせて、少しずつペンを回すようにして書く
![](https://shinowanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/teranishi-guitar-glass-pen-81.jpg)
垂直にしてもインクは紙にうつっていきません。
ペンは少し寝かせるようにします。
すると、ペン先の溝にあるインクが紙にゆっくりとうつっていきます。
同じ角度で書いていると、紙に触れている溝にあるインクしか紙にうつっていかないので、ペン先を少しずつ回すようにします。
使い終えたら水で洗浄
![](https://shinowanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/teranishi-guitar-glass-pen-108.jpg)
ガラスペンはこの洗浄の手間がとても簡単なのがいいですよね。
コップなどに水を入れて準備しておけば、サッと洗い流せます。
洗う時もコップなどに当ててしまわないように注意してくださいね。
洗い終わったら水から取り出してティッシュなどで水気を拭き取るだけです。
何種類ものインクを使い分ける場合なんかには便利ですよね。
寺西化学工業 ギターガラスペンをおすすめする理由
強化ガラスのペン先で一般ガラスより割れにくい
キャップがついていてペン先を保護でき持ち運ぶこともできる
見た目がおしゃれ
ペン先を交換することができる
サラサラとした書き味が楽しい
というところかと思います。
一番はやっぱりこの見た目ですよね。
マーブル模様の軸とキャップがおしゃれです。
メンテナンス面にも配慮されていて、とても扱いやすいです。
初めてのガラスペンとしてはもちろん、僕みたいに2本目に本格的なガラスペンを探している人におすすめです。
綺麗な箱に入っているのでプレゼントにもよさそうですね。
最後に
![](https://shinowanblog.com/wp-content/uploads/2023/10/teranishi-guitar-glass-pen-9.jpg)
今回は寺西化学工業のギターガラスペンを紹介しました。
使っていて、とにかく文字を書くことが楽しいと感じました。
手軽にサッと使い始められるのがつけペンの良さですよね。
見た目も使い心地もよかったので、これからもガンガン使っていきたいと思います。
皆さんのガラスペン選びの一助になれば幸いです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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