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【レビュー】パイロット替え芯の互換性検証【BRFN-10(樹脂製)とBRFN-30(金属製)】

ボールペン・ローラーボール
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パイロットの高級ボールペンではBRFN-30(金属製)という替え芯が使用されています。

この替え芯、1本が税込定価330円と高価です。

パイロットにはもうひとつ、同じような品番でBRFN-10(樹脂製)という替え芯があります。

こちらは1本が税込定価110円とお求めやすい値段となっています。

この金属製の替え芯と樹脂製の替え芯に互換性があれば

  • 替えることでランニングコストを抑えることができる
  • 替え芯の選択肢が広がる

というメリットがあります。

僕が持っているボールペンで互換性を確認してみたので詳しく紹介します。

ただし、パイロットの公式ページでは適合製品としては掲載されていません。

不具合が生じる可能性があるので、あくまで自己責任でお願いします。

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  1. この記事をおすすめする人
  2. BRFN-10(樹脂製)とBRFN-30(金属製)の違い
    1. BRFN-10(樹脂製)
    2. BRFN-30(金属製)とBRF-25(金属製)
      1. BRFN-30
      2. BRF-25
  3. 今回検証するボールペン
    1. 「BRFN-30」「BRF-25」(金属製)に適合するボールペン
      1. 「タイムライン」
        1. 回転の動作に問題なし
        2. 口金のフィット感もよく、筆記時にカタカタしない
      2. 「カスタムヘリテイジ91(キャップスライド式)」
        1. ノックは特に違和感なくスムーズ
        2. フィット感はよく、筆記時にカタカタしない
      3. 「アクロドライブ」
        1. 回転はスムーズで、動作に違和感はない
        2. 筆記時、カタつく事なくスムーズに筆記できる
      4. 「レグノ ダークブラウン」
        1. ノックの感触は金属製と変わらず特に違和感はなし
        2. 筆記時の違和感もない
    2. BRFN-10(樹脂製)に適合するボールペン
      1. 「コクーン」
        1. 金属製の替え芯に替えても回転動作はスムーズ
        2. 筆記時もカタカタすることはない
      2. 「レグノ モクメ」
        1. ノック時の違和感はなく、ノック動作はスムーズ
        2. 筆記時のカタつきはなし
      3. 「Dr.グリップ」
        1. ノック感に違和感はなく動きはスムーズ
        2. ペン先がカタつくことはない
  4. 検証結果
  5. 「BRFN-10(樹脂製)」と「BRFN-30(金属製)」のどちらも使用できるメリット
    1. 「BRFN-10(樹脂製)」が使えることでランニングコストが抑えられる
    2. 「BRFN-10(樹脂製)」は2種類しかない
    3. 「BRFN-30(金属製)」が使えることで替え芯の選択肢が増える
    4. 替え芯の重さが違うので、持ち心地はちょっと変わる
    5. 耐久性は未知
  6. 最後に

この記事をおすすめする人

パイロットのボールペンは好きだけどできるだけランニングコストは抑えたい

樹脂製の替え芯に替えても通常通り使えるのか知りたい

BRFN-10(樹脂製)とBRFN-30(金属製)の違い

BRFN-10(樹脂製)

こちらがBRFN-10(樹脂製)です。

インクの色は黒、赤、青の3種類があります。

太さは0.5mmと0.7mmの2種類です。

値段は1本が税込定価110円です。

BRFN-30(金属製)とBRF-25(金属製)

BRFN-30

こちらがBRFN-30(金属製)です。

インクの色はこちらも黒、赤、青の3種類です。

大きな違いは太さの種類で0.5mm、0.7mmに1.0.mmが加わり3種類になります。

値段は税込定価330円です。

BRF-25

また同じ規格で油性インクの替え芯「BRF-25」があります。

こちらは太さが1.2mm、1.6mmと極太仕様になっています。

こちらは値段が税込定価275円です。

金属製の替え芯「BRFN-30」「BRF-25」の書き味についてはこちらの記事で紹介しています。

よかったら参考にしてください。

今回検証するボールペン

「BRFN-30(金属製)」に適合するボールペンは「タイムライン」「カスタムヘリテイジ91」「アクロドライブ」「レグノ ダークブラウン」の4本です。

またBRFN-10(樹脂製)に適合するボールペン「コクーン」「レグノ モクメ」「Dr.グリップ」には逆に「BRFN-30(金属製)」「BRF-25」を使ってみました。

「BRFN-30」「BRF-25」(金属製)に適合するボールペン

金属製の替え芯が適合するボールペンに「BRFN-10(樹脂製)」が適合するか試してみます。

「タイムライン」

タイムラインは口金、ペン先と2段階に繰り出す回転式ボールペンです。

金属製の替え芯から樹脂製の交換してみます。

回転の動作に問題なし

回転動作については引っかかることはありません。

異音がすることもなく、特に違和感はありません。

きちんと口金から替え芯が出てきますね。

口金のフィット感もよく、筆記時にカタカタしない

見た目は特に大きく隙間が空いている様子はありません。

筆記時のカタカタした感じはなく、安定しています。

「カスタムヘリテイジ91(キャップスライド式)」

カスタムヘリテイジ91は樹脂製の軸で見た目がシャープでかっこいいです。

「BRFN-10」を入れてみました。

ノックは特に違和感なくスムーズ

キャップがスライドするノック方法です。

動作はスムーズで特に違和感はありません。

何度ノックしても、どこかに引っかかるような様子はなかったです。

フィット感はよく、筆記時にカタカタしない

口金と替え芯の隙間はほぼありません。

筆記時にカタカタすることはなく、問題なく使用できます。

「アクロドライブ」

アクロドライブは回転繰り出し式のボールペンです。

「BRFN-10」に入れ替えてみました。

回転はスムーズで、動作に違和感はない

回転動作はスムーズですね。

中で替え芯が動いたりはしませんし、引っかかったりもしません。

筆記時、カタつく事なくスムーズに筆記できる

口金と替え芯との隙間はほとんどないですね。

筆記時にカタつく事はなく、スムーズに筆記できました。

「レグノ ダークブラウン」

レグノはノック式で、木軸のボールペンです。

「レグノ」は2種類あり、カバ材を使用した「BLE-250K」、ハードメイプルを使用した「BLE-1SK」です。

カバ材を使用した「BLE-250K」はBRFN-30(金属製)に適合するボールペンとなっています。

値段は税込定価2750円と高価なボールペンです。

「BRFN-10」を入れてみました。

ノックの感触は金属製と変わらず特に違和感はなし

何度ノックしても特に違和感はありません。

替え芯が中でカタカタと動く事はないですし、ノックはスムーズです。

筆記時の違和感もない

口金と替え芯の隙間は肉眼ではほぼありません。

筆記時にカタカタと動く事はなく、スムーズに筆記できます。

BRFN-10(樹脂製)に適合するボールペン

樹脂製の替え芯に適合するボールペンに「BRFN-30(金属製)」が適合するか試してみます。

「コクーン」

コクーンは回転繰り出し式のシングルボールペンです。

楕円形のフォルムが特徴ですね。

「BRF-25」を入れてみました。

金属製の替え芯に替えても回転動作はスムーズ

コクーンは軽い力でスッと回せるのが特徴ですが、替え芯を「BRF-25」に替えても回転動作はスムーズです。

特に違和感はありませんでした。

替え芯が中でカタカタしたりもしないです。

筆記時もカタカタすることはない

口金と替え芯の隙間はほとんどなさそうです。

筆記時にカタカタしてブレるようなことはなかったです。

「レグノ モクメ」

先に紹介した「レグノ ダークブラウン」と同じくノック式のボールペンです。

この2本の違いは、使用されている木材です。

ダークブラウンはカバ材、こちらのレグノはハードメイプルが使われています。

値段も税込定価1320円とダークブラウンに比べ安価となっています。

ノック時の違和感はなく、ノック動作はスムーズ

替え芯が引っかかることはないです。

ノックはスムーズで特に動作に違和感はなかったです。

筆記時のカタつきはなし

口金と替え芯の隙間はほとんどありません。

「BRF-25」の「BB(1.6mm)」を入れて筆記してみました。

筆記時にカタつくことはなく、スムーズに筆記できました。

太いペン先で見た目の違和感はありますが、特に問題なく使用できますね。

「Dr.グリップ」

「Dr.グリップ」シリーズは筆記時の疲労を軽減するようデザインされた人気のシリーズです。

1992年に初代「Dr.グリップ」が発売。

その後もその持ちやすさや計算されたペンバランスでずっと親しまれているシリーズです。

ボールペンの他、シャープペン、多色ペンなどがあります。

今回使用するのは「Dr.グリップ」フルブラック。

ノック式のシングルボールペンです。

「BRF-25」の「B(1.2mm)」を入れてみました。

ノック感に違和感はなく動きはスムーズ

軸内での替え芯の納まりはよく、ペンを振ってもカタカタと音はしません。

ノックの動きはスムーズで、引っかかりなどはないです。

ペン先がカタつくことはない

口金と替え芯との隙間は肉眼ではほぼないですね。

筆記時にペン先がカタカタすることはなかったです。

ペン先の迫力と見た目の違和感はありますね。

使用には特に問題なかったです。

「Dr.グリップ」の持ちやすさと、極太油性インクのヌルヌルとした書き心地とでとても気持ちよく書けました。

検証結果

今回検証したモデルでは特に問題なく使用でき、書き味には特に影響はありませんでした。

検証できていないモデルでは、不具合があるモデルもあるかもしれません。

最初にも書きましたが、適合するモデル以外で使用する場合はあくまで自己責任ということでお願いします。

「BRFN-10(樹脂製)」と「BRFN-30(金属製)」のどちらも使用できるメリット

「BRFN-10(樹脂製)」が使えることでランニングコストが抑えられる

「BRFN-10」と「BRFN-30」の筆記距離は公表されていないので、あくまで仮定の話ですが、もしどちらの替え芯も筆記距離が同じと考えた場合、

「BRFN-30(金属製)」は1本が税込定価330円、「BRFN-10(樹脂製)」は1本が税込定価110円で、

1年に替え芯を10本使うとしたら、BRFN-30をBRFN-10に替えると年間2200円節約できることになります。

実際には「BRFN-30(金属製)」と「BRFN-10(樹脂製)」の筆記距離が違うかもしれません。

ですが「BRFN-30(金属製)」が「BRFN-10(樹脂製)」の3倍書けるとは思えないので、コストは抑えられるのは間違いないかと思います。

「BRFN-10(樹脂製)」は2種類しかない

「BRFN-10(樹脂製)」を使う事でコストが抑えられますが、選択肢は少なくなります。

先に紹介した通り「BRFN-10(樹脂製)」は太さが0.5mmと0.7mmの2種類です。

普段使いでしたら0.5mmと0.7mmが使えれば特に問題はないかと思います。

1.0mm以上の太さが使いたい場合は「BRFN-30(金属製)」(もしくは「BRF-25」)を使うことになります。

使用する場面によって普段使いなら「BRFN-10(樹脂製)」、来客用には「BRFN-30(金属製)」といったように使い分けてもいいかもしれませんね。

「BRFN-30(金属製)」が使えることで替え芯の選択肢が増える

「BRFN-10(樹脂製)」が適応するボールペンに「BRFN-30(金属製)」「BRF-25(金属製)」が使えるメリットは選択肢が増えるという事です。

用途としては限られるかもしれませんが、アクロインキの1.0mm、さらに油性インクの1.2mmや1.6mmの替え芯の書き味はとても楽しいですよ。

油性インク特有のねっとり、ヌルヌルの書き心地は一度体験してほしいです。

替え芯の重さが違うので、持ち心地はちょっと変わる

替え芯の重さをそれぞれ測ってみました。

「BRFN-10(樹脂製)」は1.85g「BRFN-30(金属製)」は3.80gでした。

それぞれペンに入れてみましたが、僕はそこまで重さに変わりがあるようには感じませんでした。

またペンバランスもそこまで極端に変わったという印象もありませんでした。

でも持つ人によっては「重くなった」「軽くなった」と感じるかもしれませんので、気になる方がいらしたら申し訳ありません。

耐久性は未知

いろんなペンにそれぞれの替え芯を試してみましたが、何本も使い切るまでの検証は出来ていません。

今のところ使用中に壊れるといった不具合はなく、耐久性には問題なかったです。

耐久性に関しては今後の課題ですね。

最後に

今回はパイロットのボールペンの替え芯「BRFN-10(樹脂製)」と「BRFN-30(金属製)」がどれだけ互換があるのかについて検証しました。

今回検証に使用したモデルについては特に問題なく使用できました。

ぜひ一度試してみてください。

この記事が、替え芯選びの一助になれば幸いです。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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