今回はOHTO(オート)の万年筆F-LAPA(エフ-ラパ)を紹介します。
現在OHTOでラインナップされている万年筆は太軸の「FF01」と中軸の「FF02」がありますが、「F-LAPA」は「FF02」の前に販売されていたモデルで、現在は生産終了しています。
「F-LAPA」は金属軸で高級感があり、細身でシンプルなデザイン、さらにシュミット社製のペン先でなめらかに書けるといった特徴があります。
それでは詳しく紹介します。
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「F-LAPA(エフ-ラパ)」がどんな万年筆なのか知りたい
OHTO(オート)「F-LAPA(エフ-ラパ)」の特徴
税込定価1100円で販売されていた

詳しいスペックはこの後紹介しますが、一番驚くのが税込定価1100円という驚異の安さで販売されていたというところです。
実売価格では1000円以下で手に入っていたかと思います。
ペン先はドイツのシュミット社、その他は純国産。
こんな贅沢仕様は今この価格ではまず製造できないと思います。
2024年3月に「FF01」「FF02」が登場、同時にF-LAPAの生産が終了となっています。
後継となる「FF01」「FF02」は税別定価2500円。
新たなモデルへの変更に合わせ、実質値上げをした形かなと思います。
昨今の資材高騰が原因で値上げを余儀なくされた結果なので仕方がないのかなとも思ったりしますが、2024年まで税込定価1100円で販売していたこと自体がすごいと思います。
そんな価格で販売されていた「F-LAPA」の詳細を見ていきたいと思います。
軸の素材にアルミニウムが使われており美しく堅牢

F-LAPAの軸やキャップなどはアルミニウムが使われています。
カートリッジやコンバーターがついてない状態で重さを測ったところ19.36gありました。
細身ながら割とずっしりとした持ち心地です。
天冠やリングなどには真鍮が使われているためか、見た目よりも重みがありますね。

またクリップにはSK材が使われています。
OHTOの筆記具は金属製のものが多いという印象ですね。
特にアルミなどの金属加工が得意なのかなと思われます。
ストレートでスリムなデザイン

ストレートの丸軸でスリムなデザインです。


サイズを測定したところ、収納時の全長が142.71mm、キャップを外した状態での長さが123.07mmでした。

また、キャップを軸に付けた状態で約160mmでした。
軸径はリング部分で11.38mm、クリップを含めた最大幅は13.34mmでした。

OHTOの水性ボールペン「CR01」と「CR02」と一緒に並べてみました。
「CR02」はマットブラックなのでカラーは全然違いますが、リングやクリップの形状などがほぼ同じですね。
カラーが豊富で発色がいい


僕が持っているのはブルーです。
アルミは独特の光沢があって発色が美しく、装飾の金色とのコンビが美しいです。
文字も金色なので統一感があっていいですね。
光の当たり方によって微妙に明暗が生まれアルマイト加工特有の光沢が高級感を演出してくれます。
またアルマイト加工なので塗装のように剥がれることがなく、美しさが長持ちするのも魅力ですね。
その他、ブラック、ブラウン、シルバー、ワインと軸のカラーが豊富にありました。
クリップなどの装飾は金メッキで見た目が豪華

クリップ、キャップリングなどの装飾には金メッキ処理がされています。
ブルーとの相性もよく、かなり見た目が豪華ですね。
キャップは勘合式でインナーキャップがある

キャップは「パチン」と閉める勘合式というタイプです。
キャップ内には樹脂製のインナーキャップがありペン先の乾燥を防いでくれます。

キャップを閉めるときに最初ヌルっとした感じで入っていくので、インナーキャップがかなりタイトでしっかりとペン先を覆ってくれている感じがしますね。
最後には「カチッ」と金属がきちっとハマる感じの手ごたえです。
ペン先はシュミット社製


シュミット社(SCHMIDT)のステンレスペン先が採用されています。
線の太さはF(細字)のみの販売でした。

こちらはペンポイントのアップ写真。
シュミット社のペン先は滑らかさと安定した品質が特徴です。
書き心地は後述しますが、今回使った個体では、ペン先の引っかかりもなく、安定した書き味でした。
シュミット社については、いろんな考察を含め、こちらの記事でくわしく紹介しています。
よかったら参考にしてください。
カートリッジが1本ついてくる

購入時は軸の中にショートタイプのカートリッジインクが1本付属しています。
カートリッジを使えば、他に買い足さなくても使い始めることができますね。
カートリッジ・コンバーター両用式で欧州規格

F-LAPAはカートリッジインクだけでなく、コンバーターも使える両用式となっています。
OHTOではカートリッジインクは販売していますが、純正コンバーターの製造、販売はしていません。


OHTOのカートリッジやコンバーターは欧州規格(またはヨーロッパ規格、ヨーロッパ統一規格などとも呼ばれる)となっているので、同じ規格(例えばシュナイダー、ペリカンなど)のカートリッジやコンバーターが使えますよ。
その他にも欧州規格を採用しているメーカーはたくさんあるのでカートリッジインクはもちろん、コンバーターを使ってのボトルインクも使えるので選択肢が広がりますね。
カートリッジやコンバーターの規格についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてください。
OHTO(オート)「F-LAPA(エフ-ラパ)」の使い心地
キャップを外した状態で重心は中央やや上


重心はキャップを外した状態で中心よりやや上になります。
キャップがない状態で本体の長さは約126mm。
短すぎず、コントロールはしやすいですね。
キャップを軸につけることもできますが、かなり重心が上になります。
万年筆はある程度寝かせて持つので、少し後ろに引っ張られるような感覚がありますね。
やや立て気味に持って遠心力と自重を使って書く人であればキャップを付けた方が使いやすいかもしれないですね。
僕はコントロールしやすい安定した重心が好みなので、キャップは外した状態で使ってます。
グリップ部分は樹脂製で滑りにくい

軸の素材は金属ですが、グリップ部分は樹脂製になっています。
表面は若干マットな手触りで、適度に手になじみやすいです。
ただ、重心位置が高くなるのはこのパーツが樹脂で軽量なのがかなり影響しているかなと思います。
今回は付属のカートリッジインクを使ってみました


購入時に付属してくるカートリッジインク(クロ)を使ってみます。
しっかりと首軸を固定して、まっすぐにカートリッジを差し込みます。

カートリッジインクを使う時ってちょっとワクワクしませんか?
僕はカートリッジを差し込んでインクが下りてくるまでの時間って、特に初めて使う万年筆はどんな書き心地なのかとか、とりあえず何を書いてみようかとか、いろんなことを妄想しています。
仕事で忙しくて疲れて帰ってきた時でも、このちょっとした時間に結構癒されています(笑)
インクフローは程よい感じでちょっと太めの線になる

インクがかすれることはなく、フローは安定していて、線の幅は一定ですね。
ペンポイントはなめらかで、ヌルヌルとした書き味が楽しめます。

線の太さはF(細字)ですが、若干太めの線になりますね。
ペン先がシュミット社製と海外仕様だからでしょうか。
海外の万年筆は日本の万年筆に比べ、やや太めの線になる傾向があります。
日本メーカーの万年筆でいうFとMの中間からややM寄りの太さかなという印象です。
なので、小さい字を書きたいって人にはちょっと不向きかなと思います。
OHTO(オート)「F-LAPA(エフ-ラパ)」のまとめ
税込定価1100円とは思えないほど見栄えがいい
金属軸でややずっしりとした重みがある
シュミット社製のペン先は安定したフローで書きやすい
といったところかと思います。
廃版となってからかなり時間が経っているので、在庫があるところは殆どないと思います。
ただ店舗によって運が良ければ在庫があるかも(いや、厳しいか…)
現行のものであれば「F-LAPA」の後に登場した「FF02」となりますが、こちらは軸のカラーがブラックとワインの2色。
今回紹介したF-LAPAの「青×金」コンビのカラーはないのが残念ですね。
「青×金」はもちろんですが、もっと欲を言えば「黒×銀」もあれば最高です(笑)
※下のリンクは「FF02 ブラック」です。
最後に

今回はOHTOの万年筆「F-LAPA(エフ-ラパ)」を紹介しました。
この記事が皆さんの万年筆選びの一助になれば幸いです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。




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