今回はOHTOのペンシルボールを紹介します。
OHTOのペンシルボールの特徴は
- 木軸で温かみがあり、鉛筆のような握り心地
- 軽量で扱いやすい
- ニードルポイントで筆記視野が広い
- ゲルインクでとても書きやすい
- 税込定価が495円と手に入れやすい
というところです。
それでは詳しく紹介します。
OHTO(オート)ペンシルボールをおすすめする人
鉛筆のように持ちやすいボールペンが使いたい
木軸のボールペンを探している
ゲルインクのボールペンが欲しい
OHTO(オート)ペンシルボールの特徴
鉛筆型ボールペンはOHTOの十八番
OHTOは1949年「オートペンシル」と呼ばれる鉛筆型ボールペンを開発。
今ではプラスチック軸の鉛筆型のボールペンは事務用ボールペンとしていろんなメーカーで製造されていますが、OHTOは74年も前から鉛筆型でしかも木軸のボールペンを製造、販売しているんですね。
鉛筆の持ちやすさや木軸の良さとボールペンの手軽さを兼ねた「オートペンシル」は徐々に進化し、耐久性、利便性を追求。
鉛筆型ノック式ボールペンを国内で最初に発売したのはOHTOだそうです。
今回紹介するペンシルボールも鉛筆型木軸ノック式ボールペン、OHTOの歴史を少し垣間見ることができる一本だと思います。
木軸で温かみがある
見た目は鉛筆そのものですね。
鉛筆に使われている木が使われているようです。
鉛筆には木目がまっすぐでふしが少ないヒノキが使われます。
木目を見る限りではペンシルボールもヒノキでできているんじゃないかなと思います。
鉛筆と同じように2枚の木を貼り合わせている
鉛筆を作るとき、2枚の板の間に鉛筆の芯を入れて貼り合わせています
ペンシルボールも見ると同じ木材でも少し風合いの違う木を貼り合わせているのが分かりますね。
ナチュラルな木の色が楽しめる
今回紹介するカラーはナチュラル。
塗装をしていないので、自然な木目を楽しめます。
また木の香りも楽しめますね。
5種類のカラー
今回紹介するのはナチュラルです。
ナチュラルの他、ブラック、グリーン、エンジ、イエローと全部で5色のカラーから選べます。
イエローはかつての「オートペンシル」を彷彿とさせる色です。
ノック式ですが、銀色のキャップをつけてみたくなりますね。
ペンシルボールと一緒に写しているのはOHTOの木軸シャープペンのグリーンです。
グリーンは光沢のある塗装で、文字は金色になっていてすごく鉛筆らしくていいですね。
ペンシルボールのグリーンも同じような感じなので、グリーンカラーの参考にしてください。
鉛筆のような握り心地
6角形で太さも鉛筆と同じなので握った感じは鉛筆そのものです。
鉛筆が6角形になっているのは、鉛筆を持つとき親指、人差し指、中指で持つときに力が入れやすいからだそうです。
また角があることで、机の上で転がりにくいという特徴もあります。
ボールペンにあるクリップは、クリップで止める機能と、もうひとつが転がらないようにという機能もあります。
鉛筆らしさを演出するため、このペンシルボールにはクリップがついていませんが、ペンが6角形なので転がりにくいです。
8.00gと軽量
重さを測ったところ、8.00gでした。
かなり軽量ですね。
普段金属軸のボールペン(だいたい20~25gほど)を使用しているのでかなり軽く感じました。
また、鉛筆の重さはおおよそ4g。
鉛筆に比べると重いかもしれませんが、ボールペンとしてはかなり軽量ですよね。
長さは約140mm
芯を収納した状態での長さは約140mmです。
芯を出した状態で約143mm。
鉛筆は芯を削っていない状態で172mm(JIS規格で決まっているそうです)。
ペンシルボールは鉛筆を使い進めたちょうどいいころ合いの長さですね。
装飾は金色で統一されている
装飾はかなり鉛筆を意識したデザインですね。
特にこのノック部分とか、消しゴム付きの鉛筆を思わせるデザインになっていますね。
ノック式のボールペン
このノック部分をノックすると芯を出し入れできます。
手ごたえは軽く、音も軽やかな「チャカッ」という感じの音がします。
以前紹介した「アメリカンテイスト」などは重いノック感で機械っぽい感じが前面にでていましたが、ペンシルボールはペンの重さもそうですが、ノック感も軽やかな感じです。
ニードルポイント
OHTOのボールペンの最大の特徴ともいえるのがことニードルポイントですね。
これまでに紹介した「アメリカンテイスト」や「GS01」など、OHTOのボールペンはニードルポイントになっています。
ニードルポイントは筆記視野が広くなるので、とても書きやすいですよ。
書き味は後述しますね。
替え芯は独自規格
ペンシルボールの替え芯は独自規格で、「G2」や「D型」といった汎用性はありません。
インクがなくなったら、OHTOの純正替え芯を使ってください。
替え芯の品番は「G-95NPSクロ」です。
こちらの公式ショップでは5本セットで販売されています。
税込定価495円と手に入れやすい
安価で手に入る木軸のボールペンはありますが、このペンシルボールのクオリティや使い心地を考えると、この税込定価495円は納得の値段だと思いますよ。
OHTO(オート)ペンシルボールの使い心地
くっきりとした黒で発色がよく、ぬるぬるとした書き心地
発色がとてもいいですね。
くっきりとした黒で、普段油性ボールペンを使っている人だとより黒く感じるんじゃないかと思います。
また黒がくっきりしているので0.5mmより少し太く感じるかもしれません。
ぬるぬるとした書き心地でとてもなめらかに書けます。
インクがかすれることがなく、とても心地よく筆記できます。
速乾ゲルインクでにじみにくい
乾くのが早いのでにじみにくいです。
写真の上に書いた「abc」はそのまま、下は書いた直後に手で擦ってみました。
写真では分かりにくいかもしれませんが、下に向かってわずかに擦れた線が見えます。
全く擦れない訳ではないですが、かなりインクが乾くのが早い印象ですね。
これなら筆記していても手にはつきにくいですし、ノートや手帳など筆記後にすぐ閉じても他の紙に写ることもないですね。
口金がしっかり替え芯をホールドしていてカタカタしない
筆記中、芯がカタカタするボールペンって結構残念な感じがしますよね。
ペンシルボールの口金は精度がよく、筆記時にカタつくことはありません。
口金部分をアップにしてみると、口金と芯との大きさがきっちりと合っているのが分かりますね。
替え芯の替えるときにちょっと苦労するかも
替え芯の替え方ですが、この口金部分を外します。
替え芯とバネが一緒になって出てきます。
バネを外し、新しい替え芯につけて軸にいれ、口金をつけて交換終了です。
この口金が小さいので回しにくいです。
僕は外す時にちょっと苦労しました。
ここはちょっと改善してほしいかなと思います。
ちなみにノック部分はこんな感じです。
ネジのようにねじ込むタイプなので、ノック部分を無理やり引っ張ると壊れてしまいます。
僕はうっかりシャープペンと間違えて上から芯を入れようとして引っ張ったことがあります(笑)
僕以外にはいないかもしれませんが、ノック部分を引っ張って外そうとしないように気を付けてくださいね。
OHTO(オート)ペンシルボールをおすすめする理由
鉛筆と同じ6角形で持ちやすく、扱いやすい
木軸で温かみがあり、木の香りも楽しめる
ゲルインクの発色がよく、サラサラと書きやすい
ニードルポイントで筆記視野が広い
税込定価495円と手に入れやすい
というところかと思います。
鉛筆らしい木のぬくもりがあるペンは使っていて、ちょっとほっこりして癒されます。
ただ替え芯を交換する時に僕はちょっと苦労したので、替え芯が交換しやすいように改善してくれたらな~と思います。
最後に
今回はOHTO(オート)のペンシルボールを紹介しました。
僕は今回紹介したナチュラルしか購入していませんが、他のカラーのも欲しくなります。
イエローは「オートペンシル」をほうふつとさせレトロな感じがいいですし、またグリーンとかもすごく鉛筆らしくていいですよね。
10年ほど前に一度「オートペンシル」が復刻し販売されたそうですが、もう一度復刻してくれないかな~とひそかに思っています。
この記事が皆さんのボールペン選びの一助になれば幸いです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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