今回はROHDIA(ロディア)の「ブロックR」を紹介します。
ブロックロディアの使い勝手の良さはそのままに、より高品質になったのが「ブロックR」です。
高品質な紙は万年筆やローラーボールにピッタリのメモパッドです。
それでは詳しく紹介します。
RHODIA(ロディア)「ブロックR」をおすすめする人
ロディアのメモパッドを愛用している
機能美あふれるメモパッドが使いたい
水性インクでも滲みにくい高品質の用紙を探している。
ブロックロディアの特徴
ブロックロディアはメモパッドとしての機能美を追求したシンプルなデザインで、使い勝手がいいです。
- RHODIA(ロディア)はフランス生まれ
- 高品質な「ベラム紙」という紙でできておりキメが細かい
- 紙の厚みは80g/m²
- 滲みにくく裏抜けもしにくい
- マイクロカット加工でメモが千切りやすい
- 罫線は全部で4種類、両面に罫線が印刷されている
- ホチキスで留めてバラバラにならない
- ホチキスの針が表に出ない安全への配慮
- 表紙は撥水加工が施されている
- 表紙にある折り目通りに折るとコンパクトに開けることができる
- メモの最後に厚紙が入っていて手に持ったまま筆記できる
- サイズが豊富
とった特徴があります。
一見シンプルに見えますが、細部までこだわりぬかれたメモパッドです。
ブロックロディアの特徴についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてください。
RHODIA(ロディア)「ブロックR」の特徴
使用されているベラム紙が高品質に
「ベラム紙」というのは「羊皮紙」のようになめらかで高品質な紙を指しているということです。
油性ボールペン、水性ボールペン、万年筆、マーカーなどどんな筆記具を使ってもなめらかに書ける「ベラム紙」。
これがさらに高品質になっています。
どのように高品質になったかというと
- 紙表面のなめらかさはそのままに厚みが80 g/m²から90 g/m²に変更
- 真っ白い紙からクリーム色で目に優しくなった
- 罫線が紫色からグレーに変更
それぞれ詳しく見ていきます。
紙が80 g/m²から90 g/m²と厚みを変更
ブロックロディアに使用されているベラム紙はキメが細かく、厚みがあって裏抜けしにくい高品質な紙です。
写真左はブロックロディアですが「80g/㎡」と書かれていますが、写真右のロディアRでは「90g/㎡」と書かれていますね。
ブロックRでは紙表面のなめらかさはそのままに、さらに厚みが10g/㎡増しています。
90g/㎡という厚みの紙はしっかりした雑誌などで使用されています。
厚みのある紙はブロックロディアよりさらに裏抜けしにくくなっています。
ただ、紙が厚くなった分1冊のメモ枚数が80枚から70枚へと少なくなっています。
真っ白からクリーム色になり眼に優しい
左側がブロックR、右側がブロックロディアです。
ブロックロディアは真っ白なベラム紙ですが、ブロックRではクリーム色に変更されています。
淡いクリーム色は光の反射が抑えられ、眼に優しい仕様になっています。
罫線は紫から控えめなグレーに
ブロックロディアの特徴のひとつでもあった罫線の紫色がグレーに変更となっています。
罫線の濃さが苦手だった人でも、グレーで控えめになったことで使いやすくなっていると思います。
罫線は横罫のみ
ブロックロディアの罫線は方眼、横罫、ドット、無地と4種類。
その他ミーティングパッドやFAXといった特殊な罫線のブロックロディアもありますが、ブロックRの罫線は横罫のみとなっています。
表紙は光沢をおさえたソフトタッチコーティング
表紙の手触りがガラッと変わっています。
写真右がブロックロディアで、撥水加工を施したツルっとした表紙です。
写真左のブロックRでは撥水機能はそのままに、すこしマットな手触りになっています。
光沢が全く違うのが写真でも分かると思います。
ソフトタッチコーティングというようですが、柔らかな絹を撫でているような手触りが気持ちいいです。
光沢が抑えられ、落ち着いた雰囲気でより高級に感じられます。
表紙はブラックとオレンジのコンビカラーにロディアのロゴ
ブロックロディアと同じく、基本カラーはブラックとオレンジです。
右下には「R DEPUIS 1934」と書かれています。
ロディアの創業年と特別なバージョンを表す「R」の文字がかっこいいですね。
「ブロックR」のサイズは全部で6種類
ブロックロディアの「オレンジ」「ブラック」は全部で11種類のサイズがありますが、「ブロックR」は全部で6種類。
この中で僕が持っているのは「No.11」「No.13」「No.16」の3種類です。
ナンバーとサイズ、罫線、値段を一覧にまとめました。
値段は税込価格です。
ナンバー | サイズ | 税込定価 |
No.11 | 7.4×10.5㎝ (A7) | 330円 |
No.12 | 8.5×12.0㎝ | |
No.13 | 10.5×14.8㎝(A6) | 440円 |
No.16 | 14.8×21㎝(A5) | 770円 |
No.18 | 21.0×29.7㎝(A4) | |
No.19 | 21.0×31.8㎝(千切った紙がA4) | 1375円 |
ただ現在では入手困難となっているサイズもあります。
廃盤となったのか、在庫が品薄となっているだけなのか詳細は分かりませんでした。
高品質なブロックRは今後も製造、販売して欲しいところですがどうなんでしょうね。
RHODIA(ロディア)「ブロックR」の使い心地
ブロックロディアの機能美はそのまま、シンプルで機能的なデザインです。
メモパッドの最後には厚紙で手に持ったままメモができたり、マイクロカット加工で綺麗に千切ることができたりします。
表紙は黒が基調となっていますが、開くと中はオレンジになっています。
表紙がオレンジの場合は中が黒になっています。
ブロックロディアよりさらになめらかな書き心地で滲みにくい
ベラム紙の厚さが80g/m²から90g/m²へと変更され、数値としては10g/m²の差です。
数値としてはわずかなようでも触ると明らかに紙が厚くなったと感じられます。
ベラム紙特有のきめ細かいなめらかな手触りがいいですね。
いろんな筆記具を使ってみました。
油性ボールペン
使用したのはパイロットの「レグノ(カバ材)」です。
レグノはアクロインキでサラサラと書け発色がいいですが、ロディアRではさらにサラサラした書き味でとても書きやすいです。
低粘度油性インクなので、インクのにじみはありません。
裏抜けもチェックしてみました。
透かして見るとうっすら文字は見えますが、裏抜けはまったくしていませんね。
ゲルインクボールペン
使用したのはOHTOの「GS02」です。
ヌルヌルとした書き味が気持ちいいですね。
インクがにじむことなく、文字がシャープに見えますね。
インクフローがかなりいいGS02ですが、まったく裏抜けしていません。
ローラーボール(水性ボールペン)
使ったのはペリカンの「スーベレーンR405」です。
サラサラの書き味で、紙の上をすべるような感覚で書けました。
にじみはほとんど無いですが、僕の筆記技術はいまいちなのでちょっと書くのを迷ったところやペンを止めたところは若干にじんでいます(汗)
ペンを止めたところでわずかに裏抜けしている部分がありますね。
その他はほぼ裏抜けしていないので、ほぼ気にせず裏面も使えるレベルかと思います。
万年筆
使ったのはファーバーカステルの「ヘキサ」です。
ペン先が引っかかることなく、サラサラと気持ちよく書けます。
文字は全くにじんでいませんね。
万年筆を使ってもほぼ裏抜けしていませんね。
筆記具を選ばない書き味でにじみにくく裏抜けしにくい
4種類の筆記具を試してみましたが、書き味はもちろん筆記具を選ばない気持ちのいい書き味でサラサラと書けるのがいいですね。
ローラーボールで若干裏抜けはありましたが、他の筆記具では裏抜けしませんでした。
書き味はいいし、裏抜けもしにくい高品質さはさすが「ロディアR」という感じですね。
RHODIA(ロディア)「ロディアR」をおすすめする理由
通常のブロックロディアと同じく使い勝手がいい
高品質なベラム紙はなめらかな書き心地でメモパッドのレベルを超えている
水性、油性、ゲルなどいろんなインクを使ってもにじみにくく裏抜けしにくい
というところかと思います。
他のブロックロディアに比べると少し高価ですが、この書き心地は本当に気持ちいいですよ。
ちょっと手に入りにくいかもしれませんが、ぜひ一度試してみてください。
最後に
今回はRHODIAの「ブロックR」を紹介しました。
この記事が皆さんのメモパッド選びの一助になれば幸いです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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