ステッドラーは、1835年に設立された文具・製図用品・画材を扱うドイツの老舗メーカーです。
ステッドラー設立者であるヨハン・セバスチャンの祖先であるフリードリッヒ・ステッドラーが1662年頃に鉛筆を発明したというのはとても有名な話です。
今回紹介するのは、アバンギャルドライトという多機能ボールペンです。
2色のボールペンとシャープペン機能がありながら、コンパクトで軽量なので持ち運びに便利なのが特徴です。
値段は税込み定価が2420円です。
それでは詳しく紹介します。
ステッドラー アバンギャルドライトをおすすめする人
海外製のおしゃれな多機能ボールペンが欲しい
カラフルな多機能ペンを使いたい
プレゼントによさそうなボールペンを探している
ステッドラー アバンギャルドライトの特徴
見た目がコンパクトなのにボールペン2種にシャープペン機能がついている
見た目はかなり小ぶりです。
サイズは長さが13.1cmと短く、重さは約14gとかなり軽量です。
初めて見た人はこれが多機能ボールペンとは思えないほどコンパクトです。
ジェットストリームプライムの2&1と大きさを比べるとその小ささが分かると思います。
SARASAGrandと並べてみました。
ごらんの通り、シングルのノック式ボールペンと比べても小さいですよね。
こんなコンパクトな見た目なのに、黒と赤のボールペンにシャープペン機能までついているのにびっくりですよね。
振り子式の多機能ペン
このコンパクトなボディにボールペン2種にシャープペン機能がついているけど、ノックがひとつしかありません。
見た目はシングルのノック式ボールペンにみえますよね。
このアバンギャルドライトはノックが振り子式という方式になっているんです。
軸に3か所、「Black」「〇」「0.5mm」という印がついています。
軸を横にして、この「Black」を上にした状態でノックすると黒のボールペンがでます。
「〇」を上にしてノックすると赤のボールペン。
「0.5mm」を上にしてノックするとシャープペンが出てきます。
シャープペンを出した状態でさらにノックすると、シャープペンの芯が出てくるようになってます。
ノックして出した芯をひっこめるのは、この横についているボタンを押します。
ノックすると、この横にあるボタンがちょこっとだけ飛び出てきます。
ノックを解除すると、写真右のように引っ込みます。
振り子式は見た目がシングルのボールペンのように、ノックがひとつしかなく、とてもシンプルなのが特徴です。
扱いには少し慣れが必要ですが、見た目がすっきりしていてかっこいいですよね。
多機能ボールペンのノック方式には大きく分けて今回紹介する振り子式の他、ノック式、回転式の3種類があります。
多機能ボールペンのノック方式についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にして下さい。
振り子式多機能ボールペンの注意点
軸を横にして回してみると、中でカラカラと振り子が動いている音が聞こえます。
この振り子が上手くハマっていないと、ちゃんとノックできなかったり、出したい芯と違う芯が出てくる場合があります。
しっかりと中の振り子が出したい芯の所に納まったのを確認してからノックするようにしてくださいね。
けっこう複雑な構造になっているので、あまり雑に扱うと壊れてしまうので注意してくださいね。
軸はアルミ製
サイズは先に紹介した通りのコンパクトさですが、軸がアルミでできているので重さも14gとかなり軽量です。
アルミは加工がしやすく軽くて丈夫、そして塗装の発色が良いのが特徴ですね。
グリップ部分には滑り止め
グリップ部分をアップにしてみました。
筆記時に滑りにくいようにくぼみがたくさんあるのが見えますね。
コンパクトで軽量ですが、この滑り止めのおかげで滑りにくく、扱いやすくなっています。
軸の色が多彩
アルミ軸の特徴として塗装の発色がいいという長所を生かし、このアバンギャルドライトはカラフルな軸がたくさんラインナップされています。
今回紹介するのはアーバンブルーという、ステッドラーでは定番のカラーです。
光沢のある塗装になっています。
そのほか、スノーホワイト、クールシルバー、シャンパンゴールド、チェリーブロッサム、カーマイン、バレンシア、グリーンティ、アクア、ナイトブルーと全部で10種類のカラーがあります。
淡いパステルカラーがラインナップされておりどれも綺麗ですよ。
税込み定価が2420円とちょっと高価
いろんな多機能ボールペンが安価で手に入れることができますが、このアバンギャルドライトは税込み定価が2420円とちょっと高価です。
小ぶりで軽量なので、値段を見るとちょっと驚かれるかもしれませんが、品質を知るとその価値は十分あるかと思います。
替え芯の規格は「D型」
ステッドラーの多機能ボールペンの替え芯は「D型」と呼ばれる規格です。
同じ「D型」規格の替え芯なのは、これまで紹介してきたものでは「ジェットストリームプライム 3&1」や「ラミー2000」など。
同じ「D型」規格であればアバンギャルドライトにも使うことができますよ。
「D型」規格の替え芯についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にして下さい。
替え芯は3色
ステッドラーの「D型」規格の替え芯はブラック、レッド、ブルーの3色あります。
ただ残念なのが太さが0.7mmしかないというところです。
書き味については後述しますが、太さが1択しかないのは残念ですね。
品番はブラックが「92RE-09」、レッドが「92RE-02」、ブルーが「92RE-03」です。
以前はオレンジもあったようですが、現在は廃盤になっています。
参考までにブラックの替え芯のリンクを貼っておきます。
リンクは3本セットとなっているので、購入される方はお気をつけください。
プレゼントにぴったり
少し高価ですが、おしゃれなデザインで軸のカラーもカラフルなので、プレゼントにぴったりかと思います。
僕は自分用に一本買って気に入ったので、仲間内で色違いをプレゼントしました。
振り子式の操作に最初は戸惑っていましたが、大変喜んでくれましたよ。
限定ではありますが、ミッキー柄のアバンギャルドライトもありました。
いろんなカラーやデザインがあるのはかなり魅力的かと思います。
ステッドラー アバンギャルドライトの書き味
ステッドラーの替え芯の書き味
ステッドラーの替え芯は油性です。
書き続けているとなめらかですが、少し使わないとドライアップして書き始めがかすれてしまうことがあります。
油性らしいねっとりした感じの書き味です。
発色も油性らしいですね。
黒はすこしグレーっぽい感じですね。
ジェットストリームの替え芯に変えてみる
ジェットストリームの替え芯に変えてみます。
ジェットストリームならではのサラサラの書き味になりました。
当然ですが「D型」規格が同じなのできちんと入りますよ。
特に違和感はありませんし、口金部分がカタカタすることもありません。
手が大きい人には持ちにくいかも
写真の左がステッドラーのアバンギャルドライト、右がSARASAGrandです。
持った時にはこれだけ違いがあります。
書くには問題ない大きさでしが、持った時にかなり小さいと感じると思います。
といっても使いにくいほど小さくもないですが、使い始めのときは違和感を覚えるかもしれません。
小ぶりで軽量なので持ち運びには便利
このサイズながら黒、赤、シャープペン機能が備わっているので、これ一本あれば十分です。
メモ帳などと一緒に持ち運ぶのにぴったりですね。
ステッドラー アバンギャルドライトをおすすめする理由
ドイツ製で安心の品質
いろんなカラーがあるのでおしゃれで綺麗
黒、赤、シャープペン機能がついていて使い勝手がいい
小ぶりで軽量なので持ち運びに便利
「D型」規格の替え芯が使える
というところかと思います。
ちょっと高価かもしれませんが、満足できる品質かと思います。
最後に
今回はステッドラーのアバンギャルドライトを紹介しました。
ちょっと扱いが難しい振り子式の多機能ボールペンですが、見た目がとにかく気に入っているのでこれからもガンガン使っていきたいと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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