今回はコクヨのWPファインライターを紹介します。
ファインライターは新たに開発された樹脂製のペン先で砲弾のような形をしています。
この新開発されたペン先は万年筆のような表現力とサインペンの手軽さを兼ね備えた新感覚の書き味が楽しめます。
それでは詳しく紹介します。
KOKUYO(コクヨ)WPファインライターをおすすめする人
万年筆のようなニュアンスの書き味を楽しみたい
筆圧が弱くてもサラサラと書ける筆記具を探している
思考をすばやく視覚化したい
KOKUYO(コクヨ)WPファインライターの特徴
万年筆の表現力とサインペンの手軽さを兼ね備える樹脂製のペン先

ファインライター最大の特徴はWP専用に開発された樹脂製のペン先です。
ペン先内部に微細なスリットが入っていて、毛細管現象によってインクが紙に移ります。
毛細管現象を利用しているあたりはサインペンや万年筆と同じですね。
筆圧をかけなくてもサラサラと書ける

ボールペンであれば、多少なりとも筆圧をかけてボールを回転させないとインクが出てきません。
ファインライターは毛細管現象によってインクが紙に移っていくという機構のおかげで、ペンの自重だけで紙にインクが移っていくので、筆圧をかける必要がありません。
筆圧をかけなくてもいいので、紙との摩擦はほとんどなく、サラサラとした書き味が楽しめます。
ペン先がしなって筆圧による強弱がつく

サインペンのフェルト製のペン先では使い方によっては、ペン先が削れたりつぶれたりしてしまいます。
合成樹脂でできたファインライターのペン先はつぶれることは殆どなく、一定の書き味が維持されます。

写真はOHTOの「グラフィックライナー」というライナーで書いたもので、上から0.5mm、0.3mm、0.1mmで書いてます。
同じ合成樹脂製のペン先を持つライナーは一定幅の線を書くのは得意です。
ずっと同じ線幅で書けているのが分かるかと思いますが、ファインライターのように強弱のある線を書くのは苦手です。
適度な剛性としなりのあるファインライターの樹脂チップは筆圧をかけるとわずかにしなり、筆記線に強弱がつけられ、日本語特有のトメ、ハネ、ハライといった表現が得意です。
ペンを持つ角度で線の太さが変わる


先端のチップはどの面が接していてもインクが紙に移っていくようになっています。
そのため、ペンを立てて書くと細い線、寝かせて書くと太い線が書けます。
ボールペンだとあまり寝かせると擦れたり書けなかったりしますが、かなり寝かせても書けますね。
ペンを立てて使う人、寝かせて使う人どちらも文字が擦れずに書けるのもファインライターの魅力かなと思います。
インクカラーは3種類
購入初期に充填されているインクカラーはブルーブラックです。
その他ブラック、ダークグリーンと3種類があります。
ブルーブラック好きの僕としては、初期からブルーブラックが使えるのがうれしかったですね。
インクは水性顔料インクです。
水性インクのサラサラとした書き味が楽しめ、顔料が使われているので乾くと耐水性、耐光性に優れています。
長期保存が必要な書類などへの使用もできますね。
| インクカラー | 品番 |
| ブルーブラック | WP-R100DB |
| ダークグリーン | WP-R100DG |
| ブラック | WP-R100D |
リフィルの形状は水性A型とほぼ同じ

WPローラーボールのリフィルと並べてみました。
見た感じ、形状はほぼ同じですね。
採寸してみました。






| 全長 | 軸径 | ペン先径 | |
| ファインライター | 110.80mm | 62.6mm | 2.30mm |
| ローラーボール | 110.78mm | 62.3mm | 2.30mm |
形状だけなく、サイズもほぼ同じですね。
ファインライターはボールペンではないので、ボールペンの規格とはまた別のものにはなりますが、水性「A」型の規格に当てはまりますね。
ローラーボール、ファインライターリフィルはサイズがほぼ同じなので、WPの軸がひとつあればどちらのリフィルも使えますよ。
僕は別々に使いたかったので同じカラーの軸を2本買いましたけどね(笑)
ペン先の乾燥には注意が必要

ペン先に微細なスリットがあり、毛細管現象によってインクが紙に移っていくという構造で、ペン先のどの面からでもインクが出てくるようになっています。
そのためペン先まで流れてきているインクが空気にも触れやすく、非常に乾燥しやすいです。
インクが乾燥してしまうと、スリットからインクが流れなくなってしまい、かすれたり書けなくなったりしてしまいます。
WPはキャップ式で、さらにキャップ内にはインナーキャップが備わっており、きちんとキャップをしていればペン先の気密性が保たれ、乾燥を防いでくれます。
キャップを外してもすぐに乾燥するということはないですが、キャップを外した状態で10分以上放置すると書き始める時に擦れたりする場合があります。
またずっとキャップを外したまま放置してしまったり、キャップがきちんと閉まっていなかったりしても乾燥して書けなくなってしまいます。
しばらく使わない時、また使っている途中でも考え事などして手が止まってしまう時などはその都度キャップをきちんと閉めるようにしてくださいね。
軸のスペックやデザインはローラーボールとほぼ共通

シンプルで飽きの来ないデザイン、軽量で頑丈なアルミ製の軸とキャップ、口金部分にもアルミの削り出しで作られ、かっちりとした印象で精度の高さが感じられます。

アクリル製のグリップは三角形で握りやすく、透明でリフィルデザインが透けて見えるのもおしゃれですね。
長いクリップが特徴のキャップは嵌合式で、パチンとしっかり閉まります。
その他、軸のスペック等についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてください。

唯一クリップの仕上げが違う

ローラーボールとファインライターの軸の仕様はほぼ同じですが、唯一クリップの仕上げ方が違います。
写真下がローラーボールなんですが、クリップは光沢のあるメッキ仕上げ。
写真上のファインライターのクリップは光沢を抑えたマット仕上げ。
アルミ軸のブラスト加工との一体感があり、全体的に落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
パッと見てどちらのペンかを判別できるようにという理由もあるかと思いますが、それぞれの筆記感の違いをクリップの仕上げで表現しているようにも感じられます。
光沢のあるメッキ仕上げか、光沢を抑えたマット仕上げか、どちらがお好みですか?
KOKUYO(コクヨ)WPファインライターの使い心地
ファインライターは柔らかいふわっとした感じの発色具合

同じブルーブラックのローラーボールと比較してみました。
ローラーボールはボールサイズが0.5mm、ファインライターは細字です。
同じブルーブラックですが、ローラーボールの方がくっきりとした感じ、ファインライターはふわっとした感じで柔らかい印象ですね。
線の強弱がつけやすくカリグラフィーも楽しめる

程よい弾力で線に強弱がつけられるのが楽しいですね。
トメ・ハネ・ハライもしっかりと表現できますね。

また線の強弱がしっかりとつけられるので、カリグラフィーも楽しめますね。
筆ペンやサインペンほど大きな強弱がつけれないですが、ペン先がしっかりしているのでコントロールもしやすいです。
僕の腕が未熟なので線が単調になりがちで、目指すカリグラフィーには程遠いですが(笑)
裏抜けしにくい
ファインライターはかなり裏抜けしにくくなっています。
3種類の紙で比較してみました。
キャンパスノート



全く裏抜けしていないですね。
フローのいい万年筆やゲルインクだと裏抜けしやすいんですが、ファインライターでは大丈夫でした。
ロディア



こちらも全く裏抜けしていないですね。
ロディアに使われているべラム紙は高品質で万年筆などでも裏抜けしにくいので当然の結果とも言えますね。
ツバメノート



ツバメノートも当然ながら全く裏抜けはしていません。
今回試したノートではどれも裏抜けしなかったという結果になりました。
裏抜けしにくいノートばかり試したので、もっと厳しめの紙で試した方が良かったですかね(汗)
KOKUYO(コクヨ)WPファインライターをおすすめする理由
なめらかなペン先でさらさらと書きやすい
線の強弱がつけやすくカリグラフィーも楽しめる
ほどよい弾力でトメ・ハネ・ハライが表現しやすい
柔らかい発色で裏抜けしにくい
といったことろかと思います。
軸がしっかりとした作りで高級感があるし、この書き心地はこれまでの筆記具とはまた違って面白いですよ。
WPの軸を持っている方はぜひ一度試してみてください。
最後に

今回はコクヨのWPファインライターを紹介しました。
この記事が皆さんのボールペン選びの一助になれば幸いです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。


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