今回のショートレビューはパイロットの多機能ボールペン「2+1スリム」です。
すでに廃盤となっており、中古市場でないと手に入れられなくなってしまいましたが、シンプルなフォルムと高い利便性から今でも支持されているボールペンですね。
振り子式の多機能ボールペンなんですが、とにかくコンパクト!
これが多機能ボールペン?と思うサイズ感です。
パイロット「2+1スリム」の特徴
ボールペン2種+シャープペンの多機能ボールペン


ぱっと見は手帳用のシングルボールペンに見えますが、ボールペン2種にシャープペン機能がついた多機能ボールペンです。
このスリムというボールペンを知らない人が見たら、初見で多機能ボールペンと分かる人がどれだけいるでしょうね(笑)
スリムでコンパクトな造形に多機能が備わっているところがたまらないです。
振り子式になっている

多機能ボールペンのノック方式には大きく分けると「ノック式」「回転式」そして「振り子式」があります。
「2+1スリム」は「振り子式」が採用されています。
見た目がとてもシンプルなのと、片手で操作できるのが振り子式のメリットです。


くるくる回すと中の振り子が動き、カラカラと音がします。
多機能ボールペンのノック方式についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にして下さい。
全長135mmで重さは17g


全長は135.77mm、重さは17.05gです。

コンパクトで軽量なので携帯性に優れており、手帳との相性は抜群ですね。
ステッドラーのアバンギャルドライトと比較


同じような多機能ボールペンに「ステッドラー アバンギャルドライト」があります。
アバンギャルドライトの全長が132.39mm、スリムの全長は135.77mmとよく似ていますが、大きな違いはその細さ。


アバンギャルドライトの直径が9.39mmと十分細い部類ですが、スリムはさらに細い8.35mmです。
数字ではそれほど変わりないよう感じるかと思いますが、実際に持ってみるとよく分かります。
比較したアバンギャルドライトのレビュー記事はこちらです。
よかったらこちらの記事も参考にしてください。
軸はアルミニウム製で頑丈

本体はアルミニウム製で、軽量かつ耐久性が高いのが特徴です。
ノックやクリップのアルミの質感にシルバーのパール塗装、後軸に「2+1 Slim」が印刷されています。

グリップの滑り止めの溝加工がちょっとレトロな雰囲気があっていいですね。
パイロット「2+1スリム」の使い心地
振り子式のノック感がたまらない


バネは割とソフトで、軽めの手ごたえで、アルミが少し擦れるような「シュッ」「カチッ」という音がします。
クリップ部分に見える黒いのが解除ボタンになります。

押すと「パチッ」とロックが解除されてノックが戻ってきて、跳ね返りはちょっとソフトな感じですね。
手ごたえが楽しくて、つい用もないのに「カチッ」「パチッ」と何度もノックしてしまいます(笑)
軸の中は割とスペースがある

先軸を外してみると、中はこんな感じになっています。
リフィルがギチギチに詰まっているかと思いきや、結構軸の中はスペースにゆとりがある感じですね。
アルミ軸なので壁が薄く細い割にしっかりとリフィルのスペースが確保されています。
軸の中にボールペン2種にシャープペン機構まで綺麗に納まってますね。
替え芯(リフィル)はD型で互換性が高い

初期に装填されている替え芯は油性インクで、品番は「BRF-8F」です。
この替え芯の規格はD型が採用されており、互換性が高いです。
純正リフィルは油性インクですが、パイロットのアクロインキ「BRFS-10」、三菱鉛筆のジェットストリーム「SXR-200」などに換装可能です。
低粘度油性インクに変えることで書き味が向上します。
「D型」のリフィルについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてください。
最後に

今回のショートレビューはパイロットの「2+1 スリム」を紹介しました。
廃盤となっている商品なので新品での購入は難しく、中古市場で探すようになるかと思います。
気になった方はオークションサイトやフリマサイトなどでチェックしてみてください。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
コメント
このモデルってOHTOのブルームそっくりだと思うのですが、OEMなんですかね。
コメントありがとうございます
サイズ、2+1の多機能、振り子式、D型リフィル、ノック周辺を含むトータルのデザインとそっくりですね
確かにOEMの可能性はありそうですが、実のところは分からないですね
じっくりスリム2+1とブルームを比較してみたいと思います