ボールペンの替え芯の規格で「D型」という規格があります。
多機能ボールペンなどによく使われている替え芯で、同じ規格の替え芯が各メーカーで製造されています。
また、「G2」規格は「パーカー互換」として有名な互換性の高い規格です。
「D型」を「G2」に変換するアダプターというのを見つけたので、使ってみたレビューをしたいと思います。
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「D型」の替え芯をシングルのボールペンで使いたい
それでは詳しく紹介します。
「D型」と「G2型」ってなに?
「G2」(パーカータイプ・ヨーロッパタイプ)
多くのブランドで採用されている規格で「パーカー互換」とも呼ばれます。
容量が大きいので筆記距離が長く、互換性が高い規格なので人気があります。
多数の海外有名ブランドで採用されています。
国内では三菱鉛筆のジェットストリームをが人気ですね。
「D型」
多機能ペンなどに採用されている規格です。
「D型」はよく「4C」と俗称で呼ばれていることがあります。
実際には、この「D型」と「4C」は別物です。
規格がほぼ同じであること、「D型」が浸透する前に日本ではゼブラの「4C」規格が定着していたことなどから、同じものとして扱われていることが多いです。
写真はこの「4C」と「D型」を一緒に撮っていますが、どれが「4C」か分かりましたか?
一番上にあるのが「4C」です。
肉眼ではその差はほとんど分かりません。
「D型」に対応しているボールペンは国内外で多くのメーカーが作っています。
安価なものから高級なものまであり、幅広い互換性があります。
多機能ボールペンで使われている「D型」は、「G2」規格に比べ、色の選択肢が多いのが特徴です。
「D型」を「G2」に変換できるアダプター
「D型」をいろんな種類のボールペンに対応できるアダプターが販売されています。
「G2」規格(パーカータイプ)に変換するものの他、モンブラン、カランダッシュ、ウォーターマンなどいろんな規格に変換できるアダプターがあります。
今回は「D型」のリフィルを「G2」リフィルとして使えるアダプターを使います。
「D型」リフィルを入れてみました。
写真の一番上がアダプターを使ってみたところです。
パッと見はほとんど同じ規格のように見えますね。
パーカーIMで使ってみた
パーカーのIMに入れて書いてみました。
筆記時にカタカタします…
写真の左純正の「G2」リフィル、右がジェットストリーム「D型」リフィルです。
微妙に細いのか、少し短いのか隙間がありますね。
これは割と気になります。
このままでは僕の許容範囲を超えているので使えません。
写真左はジェットストリーム、右はゼブラの「4C」芯を使ってみました。
ジェットストリームよりはマシになりましたが、やっぱりちょっとカタカタしますね。
アダプターと「D型」「4C」の使い心地
このアダプターは「D型」、「4C」どちらを入れてもカタついたりせずしっかりハマります。
「4C」芯を使った後に「D型」を入れても特に不具合はありませんでした。
ジェットストリームよりは多少カタつきはマシに感じましたが微妙…
IMとこのアダプターとの組み合わせはちょっと微妙な感じでした。
ペリカン スーベレーンK605で使ってみた
ペリカンのK605は回転繰り出し式のボールペンです。
入れてみました。
作動はスムーズで、特に問題はありませんでした。
左がペリカンの純正「G2」リフィル、右がジェットストリーム「D型」リフィル+アダプターです。
写真で見ると純正のリフィルと比べると若干隙間があります。
多少カタカタしますが、これはそれほど気になりませんね。
ペリカンのK605との組み合わせは良さそうですね。
「4C」芯でも動作、カタつきともに問題なかったです。
コスト面での比較
メーカー | リフィル | 規格 | 太さ | 筆記距離 | 価格(税別) | 価格/m |
パーカー | クインクフロー | G2 | 1.0mm | 3500m | 900円 | 0.26円 |
三菱鉛筆 | ジェットストリーム | G2 | 0.5mm | 1500m | 600円 | 0.4円 |
三菱鉛筆 | ジェットストリーム | D | 0.5mm | 300m | 200円 | 0.7円 |
パーカーのリフィルが圧倒的に筆記距離が長く、コストパフォーマンスが一番いいですね。
また同じジェットストリームを比較しても「G2」規格の方が「D型」規格よりコストパフォーマンスがいいです。
「D型」を使うメリット
無理に4C規格を使わなくてもいいのではないかと思いますが、メリットもあります。
たとえば、ジェットストリームは「G2」は黒の1種類、対して「D型」は黒、赤、青の3種類があります。
ほかもメーカでも、「G2」規格でいろんな色を展開しているものは少ないです。
基本多機能ペンに使うための規格ですから当然ですね。
ジェットストリームの黒を使うならG2規格一択でコスパや使用感は問題はないです。
ですが、黒以外の色を使いたい場合にはアダプターを使って「D型」のリフィルを使うというのもアリなのかなと思います。
最期に
今回は「D型」を「G2」に変換するアダプターを使ってみました。
これは一例ですが、自分好みにカスタムできる方法があると楽しいですね。
また面白そうなものがあれば紹介したいと思います。
最期まで読んでくれてありがとうございました。
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