万年筆の老舗ブランド、ペリカンのフラッグシップであるスーベレーンシリーズ。
「スーベレーン」は「優れたもの」を意味します。
そのスーベレーンの名をもつ回転式のボールペン、K605を紹介します。
スーベレーンK605はこんな人におすすめ
- 高級ボールペンで回転式のボールペンを探していた
- 替え芯が「G2」規格のボールペンが欲しい
- ペリカンブランドが好き
スーベレーンK605の特徴
細部にまでこだわった作り
ブラックストライプ(シュトレーゼマン)

ペリカンのストライプ柄は一番目を引くポイントですね。
ペリカンではこのブラックストライプを「シュトレーゼマン」と名付けています。
シュトレーゼマン(Gustav Stresemann)
グスタフ・シュトレーゼマン(1879-1929)は1926年度にノーベル平和賞を受賞したドイツ・ワイマール共和政期の政治家。そのシュトレーゼマンが細いストライプのスーツを好んだことから、ペリカンのストライプ万年筆をシュトレーゼマンと呼ぶようになりました。
シュトレーゼマンは人気が高く、ボールペンではK405、K605、K805と3種類のボディサイズから選べます。
万年筆でもM405、M605、M805の3種類がラインナップされていて、これからさらに人気が高くなってくると予想されるカラーです。
シルバートリム
天冠にあしらわれたペリカンのマーク。
ペンクリップのペリカン。
キャップの刻印。
すべて熟練の職人が一本ずつ手作業で仕上げています。
筆記具というよりは宝石と同じように装飾品としての価値があります。
装飾は銀色と落ち着いたデザインで、派手さはありませんが、落ち着いた大人を演出してくれます。
「G2」規格(パーカータイプ)の替え芯が使える
替え芯の規格って何?という人はこちらの記事を参考に。
「G2」規格の替え芯で一番人気はやはり「ジェットストリーム」。低粘度でさらさら書ける「ジェットストリーム」もこのスーベレーンで使えます。
最近は低粘度のさらさら書ける替え芯が人気ですが、中には油性のもっさりとした書き味の替え芯が好きという人もいます。
ペリカンの替え芯はなめらかで書きやすいですが、好みの書き味の替え芯を探すのも楽しいですよ。
「回転式」のメリット

このボールペンは「回転式」で芯が繰り出してきます。
(「回転式」はショップによっては「ツイスト式」、「回転繰り出し式」と表記されていますが、どれも同じ意味です。)
回転式のメリット
- ノック音がしない
- 高級ボールペンに採用されている
- ノック式に比べて、気づかないうちに芯が出ているということが少ない
回転式のデメリット
- 片手で芯が出しにくい
- 回転式のボールペンは高い
という感じかなと思います。
初めて回転式を使うときは、面倒と感じるかもしれません。
でも、ポケットからさっと取り出してきたボールペンが回転式だったら、とってもかっこいいし、「できる人」って印象ですよね。
スーベレーンK605の書き味
ペンバランス
ペンの重さは約25g。
プラスチック製のボールペンと比べると、やや重みを感じるのではないかと思います。
重くて筆記に不向きかと思うかもしれませんが、そんなことはないです。
キャップ側にウエイトが寄っていて、ペン先側が軽くなっています。
全体が軽いボールペンよりもむしろ程よい重さで筆記時のバランスがとれて書きやすいですよ。
ペリカンの純正替え芯を使う
スーベレーンを買ったときに入っていたペリカンの純正替え芯です。
太さはM、およそ1.0㎜です。
インクがかすれたり、途切れたりすることはなく、かなりさらさらと書けます。
書きやすいですが、普段使いとしてはちょっと太い印象ですね。
uniのジェットストリーム替え芯を使う
太さはEF(0.5㎜)です。
同じ規格の替え芯なので、使用は特に違和感はありません。
さらさらと気持ちよく書けます。

ペリカンの替え芯と比べると、線の太さが違うので比べにくいかと思いますが、ジェットストリームの方がより黒の発色がよく、くっきりとしています。
発色がよく、さらさらと書けるので、僕はずっとジェットストリームを気に入って使っています。
スーベレーンK605をおすすめする理由
- 黒と銀で落ち着いたデザイン
- 回転式
- 「G2」規格の替え芯が使える
というのがスーベレーンK605の特徴です。
筆記時のバランスも良く、書き続けても疲れにくいです。
また高級ボールペンは修理できるというメリットもあります。
故障しても修理すればずっと使い続けることができます。
(状態によっては修理ができない場合もあるので、故障した場合は購入したお店にお問い合わせしてくださいね。)
自分用として、また贈答用としても大変喜ばれる一本です。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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