【インクの基本】インクの話【油性と水性の違い・万年筆のインク】

インクの基本

インクの油性とか水性とかって何が違うの?

インクはざっくり分類すると油性インク、水性インク、ゲルインクに分けられます。

それぞれに特性や注意点があります。今回はインクについて説明します。

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インクの材料

基本は【溶剤】(溶かすもの)+【着色剤】(色のもと)の組み合わせでインクが出来上がります。

【溶剤】

油性と水性があります。この【溶剤】によって油性インクか水性インクかが決まります。

油性の特性

  • 乾くのが早い。
  • 粘りがある。
  • 水に流されない。

水性の特性

  • 乾くのが遅い。
  • さらさらしている。
  • 水に流される。

【着色剤】

染料と顔料があります。違いは【溶剤】に溶けるか、溶けないかです。

染料は溶けて、顔料は溶けないという性質を持っています。

染料の特性

  • 溶剤に溶かしてほかの色と混ぜ合わすことが出来るのでいろんな色を作れる。
  • 光に弱く色あせてしまう。

顔料の特性

  • 溶剤に溶けないのでいろんな色を作るのが難しい。
  • 光に強く色あせにくい。

ゲルインク

水性インクにゲル化剤を混ぜて、ゲル状にしたインクの事です。

ゲル化することで、水性インクのようにさらさらと使えて、油性インクのように水につよいインクになります。

まとめ

インクの種類特徴
油性インク水に強い。
インクの粘りが強いので書き味が重い。
かすれることがある。
にじまない。
(染料は)光に弱い。
水性+染料サラサラと滑らかに書ける。
かすれない。
にじむ。
色が種類が豊富で鮮やか。色が濃い。
光に弱い。
水性+顔料水に強い。
サラサラと滑らかに書ける。
かすれない。
にじむ。
色の種類は少ないが、色は鮮やか。
光に強い。
ゲル+染料水に強い。
にじみにくい。
滑らかに書ける。
色の種類が豊富で鮮やか。色が濃い。
光に弱い。
ゲル+顔料光に強い。
にじみにくい。
滑らかに書ける。
色の種類は少ないが、色は鮮やか。
光に強い。

その他

インクの中には界面活性剤、pH調整剤、保湿剤、防腐剤などが添加されています。

にじみを調節したり、ペン先が乾きにくくしたり、色を安定させるためです。

この辺の話になるとややこしいし、僕もよくわかってません…

万年筆のインク

万年筆に使われるインクはすべて水性インクです。

染料インク

染料インクは色が鮮やかで種類が豊富なのが特徴で、サラサラと書きやすく、また万年筆の洗浄などメンテナンスがしやすいという利点があります。

PILOT(パイロット)の「iroshizuku(色彩雫)」やSAILOR(セーラー)の「SHIKIORI(四季織)」がそうです。

顔料インク

顔料インクは溶剤に着色剤が溶けずに混ざっている状態なので、筆記した後で溶剤が乾いて紙に着色剤が定着すると水に流れにくいし、光にも強いという特徴があります。

この特徴が短所でもあり、万年筆に入ったまま乾いてしまうと水だけでは洗い流すことが出来なくなり、専門店での修理が必要になります。

いろんな色が作りにくい顔料インクで8色もラインナップしているのがこのSAILOR(セーラー)の「STORIA(ストーリア)」です。必ず買っておきたい顔料インクです!

古典インク

水性染料インクに鉄分と酸性分を加えたインクです。書いた後に酸化作用で紙の文字が黒くなり水や光に強くなります。

没食子(「もっしょくし」または「ぼっしょくし」と読みます)インクとも言います。

名前の通り、今のインクが生まれる前から筆記に使われていたインクです。

古典インクは書いた時と乾いたときで色が変わっていくのが特徴です。これまではブルーブラックが一般的でしたが、この特徴を活かして色が変化していく様子を楽しむ人のために開発されたのがPLATINUM(プラチナ)の「CLASSIC INK」( クラシックインク)です。

色が変わっていく様子は見ているだけでも楽しいですよ!

ただ、鉄ペン(ペン先がステンレス)はペン先が傷んでしまう場合があるので、使いづづける場合でも定期的に洗浄をするようにしましょう。

最後に

今回はインクについて説明してきました。

ちょっとややこしい話になりましたが、少しでもインクに興味を持ってくれたらうれしいです。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

インクの基本
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