今回紹介するのはぺんてるの「エナージェル フィログラフィ」です。
回転繰り出し式のボールペンで、金属軸でずっしりとした持ち味、発色がいいゲルインクでサラサラとした書き味が特徴です。
それでは詳しく紹介します。
ぺんてる エナージェル フィログラフィをおすすめする人
ストレートでシンプルなデザインのボールペンが欲しい
回転繰り出し式のボールペンを使いたい
「C-300系」で高級感のあるボールペンを探している
ゲルインキの書き味が好き
ぺんてる エナージェル フィログラフィの特徴
ストレート軸でシンプルなデザイン
軸は全体にストレートなデザインとなっていて一見するとシンプルです。
サイズは長さが約150mm、直径が約15mmと細身です。
細部を見てみます。
クリップなどの装飾は銀色で統一
リングやクリップなどはクロムメッキ処理がされており、銀色で統一されています。
頭冠部分は斜めにカットされたようなデザインで、頭冠からクリップにかけて曲線を描くようになっていて統一感がありますね。
軸には「Pentel」「ENERGEL」の文字
軸のクリップがある側には「pentel」、そしてその裏側には「ENERGEL」の文字が書かれています。
文字は小さく控えめです。
使用する色も白だけに抑えられています。
2本のラインがアクセントになっていてかっこいいですね。
軸のカラーは全部で8種類 さらに限定カラーもあり
今回紹介するブラックの他、ダークブルー、ターコイズブルー、ホワイト、シルバー、レッド、ブラウン、ウォームシルバーと全部で8種類あります。
派手さはなく、どれも落ち着いた雰囲気のカラーがラインナップされています。
僕は「黒×銀」の組み合わせが好きなのでブラック一択でしたが、シックな感じのカラーが揃っているので、他のカラーもつい欲しくなってしまいます(笑)
さらに限定カラーもあります。
日本で販売されている限定カラーでは装飾がブラックなのが特徴です。
また海外限定で販売されているパステルカラーは装飾が金色でゴージャスな仕様となっています。
限定カラーに関しては現在でも手に入れることができるカラーもあります。
欲しいカラーがあれば早めの購入をおすすめします。
素材は真鍮製で重さは25.75g
軸の素材は真鍮で出来ています。
重さを測定すると25.75gでした。
けっこうずっしりとした持ち心地です。
ペンの重心は真ん中よりやや上側にあります。
グリップ部分より上側が重いのですこし使いづらいと感じるかもしれません。
でも、しっかりグリップしてしまえばそこまで使いづらいという印象はありませんでした。
回転繰り出し式
クリップがある部分を回して芯を出す回転繰り出し式という方式のボールペンです。
手ごたえはかなり重みを感じるタイプですね。
回転式はどうしても両手を使って芯を繰り出さないといけないのがわずらわしいと感じる人もいるかと思います。
ですが回転繰り出し式はノック式と違い、芯を出す時に音が出ないというメリットがあります。
会議中ボールペンをカチッとする音って、会議室でけっこう響いてしまったりしますよね。
音を出したくない場面では、この回転繰り出し式のボールペンはとても重宝しますよ。
替え芯の選択肢が多い
ボールサーズが5種類
まずボールサイズからですが、0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.7mm、1.0mmの全部で5種類あります。
0.3mm、0.4mm、0.5mmはペン先がニードル型になっています。
品番は0.3mmがLRN3、0.4mmがLRN4、0.5mmがLRN5です。
また、0.7mm、1.0mmはペン先が砲弾型になっています。
品番は0.7mmがLR7、1.0mmがLR10です。
インクの色が豊富
さらに、インクの色が豊富です。
今僕が持っているのは、「黒」「ブルーブラック」「青」「赤」「ブラウン」の5色です。
ボールサイズが0.5mmと0.7mmにはさらに「グリーン」「オレンジ」「バーガンディ」「フォレストグリーン」「セピア」「オリーブブラック」「インディゴブラック」「ボルドーブラック」が加わります。
エナージェルインフリーの替え芯も使える
品番が「LRN〇またはLR〇」(〇にはボールサイズの数字が入ります)の替え芯だけでなく、「LRN〇TLまたはXLR〇TL」の替え芯も同じ規格なので使うことができます。
LRN〇TLまたはXLR〇TLという品番は「エナージェルインフリー」の替え芯です。
ボールサイズは0.4mm、0.5mm、0.7mmの3種類。
インクカラーは「ブラック」「レッド」「バーガンディ」「ブルー」「ブルーブラック」「オレンジ」「ラフグレー」「ピンク」「ターコイズブルー」「バイオレット」の10種類。
ボールサイズもインクカラーも豊富で、必ず好きな色があると思います。
どの色も試してみたいですね。
ちょくちょく文房具店に通って少しずつ買って使ってみたいと思います。
替え芯の規格はゲルインキリフィル「K」型
エナージェルは「C-300系」と呼ばれる規格のひとつです。
「C-300系」という名前の由来はOHTOのC-300という水性リフィルなのは有名な話ですね。
「C-300系」リフィルは汎用性が高く、各メーカーとの互換が認められています。
例えば、同じ「K」型のリフィルにはゼブラの「JF芯」があります。
サラサグランドのリフィルを取り出してエナージェルに入れてみました。
回転動作には問題なし、口金はフィットしていて動揺しないです。
リフィルは軸の中でも安定しており、振ってもカタカタといった異音は聞こえません。
ただでさえエナージェルのリフィルは種類が豊富なのに、さらにぺんてる以外の互換リフィルを含めると選択肢がとんでもなく多いことになります。
きっと気に入った色のインクが見つかると思います。
「C-300系」リフィルについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてください。
ぺんてる エナージェル フィログラフィの使い心地
回転はやや重め
回転の手ごたえとしてはやや重めの印象です。
ペン先が出たところで「クッ」と止まるような手ごたえがあり、ペン先が安定します。
片手で操作できなくもないですが、両手を使って繰り出す方がよさそうです。
発色がよくヌルヌルとした心地いい書き心地
筆記時にペン先の引っかかりはないですね。
スムーズに筆記できます。
そして発色がいいですね。
油性インキと比べ、かなり黒いです。
また、僕の好きなブルーブラックもいい感じですね。
他のカラーもいろいろと試してみたいです。
インクの渇きが速く滲みにくい
インクが速く乾くので滲みにくく、文字の輪郭がはっきりとしています。
筆記後、数秒後にティッシュで擦ってみましたが、まったく擦れませんでした。
紙によっては裏写りするかも
紙の裏から見てみました。
ある程度裏抜けしにくい厚みのある紙であれば大丈夫かと思いますが、コピー用紙くらいの薄い紙だと少し裏に抜けている部分がありますね。
裏表を使用する場合は、裏写りしにくい紙を選んだほうがよさそうです。
ぺんてる エナージェル フィログラフィをおすすめする理由
金属軸で高級感がある
ストレートでシンプルなデザインなのでビジネスシーンでも使える
回転繰り出し式で音を立てずに芯を繰り出すことができる
エナージェルのサラサラとした書き味が楽しめる
「C-300系」で替え芯の選択肢が多い
といったところかと思います。
税込定価2200円と比較的手頃な値段で手に入れることができる一本です。
「C-300系」で高級感のある軸を探している人におすすめですよ。
最後に
今回はぺんてるのエナージェル フィログラフィを紹介しました。
この記事が皆さんのボールペン選びの一助になれば幸いです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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