今回はパイロットのアクロ1000というボールペンを紹介します。
アクロ1000の特徴は
- ノック式なので片手で操作がしやすい
- スリムで握りやすいデザイン
- アクロインキでサラサラと書きやすい
というところです。
それでは詳しく紹介します。
PILOT(パイロット)アクロ1000をおすすめする人
金属軸のボールペンを探している
ノック式のボールペンが欲しい
パイロットのアクロインキが好き
PILOT(パイロット)アクロ1000の特徴
グリップ部(首軸)の素材は黄銅
グリップ部(首軸)の素材は黄銅(真鍮)です。
黄銅というのは銅と亜鉛の合金で真鍮とも呼ばれます。
真鍮は筆記具に使用される金属ではかなりメジャーな金属です。
以前紹介したパイロットのアクロドライブも同じ黄銅が使用されています。
真鍮製の軸は、樹脂に比べ頑丈なので長期間の使用に耐えることができます。
アクロ1000の重さは17.34g
真鍮製のボールペンはずっしりとした持ち心地が特徴です。
アクロ1000の重さは17.34gでした。
アクロドライブが約30gとけっこう重めなので、アクロドライブよりは軽いですね。
樹脂製のボールペンがだいたい10g程度なので、樹脂のボールペンから持ち替えたら少し重いと感じるかと思いますが、違和感を感じるほど重くはありません。
クリップがついている胴軸部分は樹脂製
このクリップがついている胴軸部分は樹脂製になっています。
ペンの上側を軽くし、ペン先側を重くすることでよりペン先側に重心が寄るようになっているんですね。
首軸と胴軸それぞれの重さを測ってみました。
グリップ部分(首軸)が12.70g、胴軸部分は3.38g、替え芯が1.26gという結果になりました。
全体が真鍮でできていれば、アクロドライブと同じ30g程度の重さになるかと思います。
ですが本体部分を樹脂にすることで全体を軽量化し、さらに低重心になっています。
さらに樹脂にすることでコストカットでき、販売価格が抑えられるようにしているんだと思います。
ペン先重心で筆記がしやすい
すらっとしたスリムなデザインですが、グリップ部分が少し膨らんでいます。
アクロドライブでも、同じようにグリップ部分からペン先にかけて膨らみがありますね。
このデザインにしたことと、素材を真鍮にすることで重心がペン先側となり、筆記時のペンコントロールがしやすくなっています。
グリップしやすく、力をいれやすいグリップデザイン
重心がペン先にあるだけでなく、ちょうどこのグリップする膨らみのおかげで筆圧をかける時に指がペン先側に向かって滑りにくいです。
この部分がストレートだと、グッと力を入れて書こうとすると滑りやすい素材であれば指がペン先側に滑ってしまうことがあります。
重心をペン先側に持たせ、さらに力を入れて書きやすいという、機能美という言葉がぴったりくるデザインです。
ノック式のボールペン
見た目通り、ノックすることでペン先を出し入れするタイプのボールペンです。
回転繰り出し式ではどうしても両手で回さないとペン先を出し入れできませんが、ノック式であれば片手で操作できるので普段使いに向いています。
ただ、ノックする時に「カチッ」という音がなります。
少しの音でも響いてしまうような静かな場所、例えば図書館とか会議室などでの使用はこの「カチッ」という音が気になるかもしれません。
軸の色が豊富
今回紹介するアクロ1000のカラーは「ブラック」です。
その他、「パールグリーン」「パールベージュ」「パールコーラルピンク」「パールパープル」「パールホワイト」「パールボルドー」といったパール系の明るいカラー。
さらに「メタリックレッド」「ネイビー」「メタリックグレー」「シャンパンゴールド」「メタリックソフトブルー」「メタリックブルー」「メタリックターコイズブルー」「メタリックライトグリーン」「メタリックピンク」「メタリックチェリーピンク」「メタリックブラウン」といったメタリックなギラっとした感じのカラーもあり、「ブラック」を入れて全部で18色もあります。
これだけの軸色があるボールペンはかなり珍しいんじゃないかと思います。
カラフルで選ぶのが楽しくなりますね。
替え芯の色に軸の色を合わせるのもいいし、仲間内でいろんな色を持つのも楽しそうです。
「ブラック」はマット塗装で光沢を抑えてシックな感じ
パール系やメタル系のカラーは光沢があり華やかですが、「ブラック」はマット塗装になっています。
マット塗装は光沢を抑え、手になじみやすく滑りにくい塗装です。
派手さはありませんが、この少しざらつく感じの手触りがいい感じです。
装飾は銀色で統一された「黒×銀」がかっこいい
この「黒×銀」の組み合わせが好きすぎて、今回もいろんなカラーがあるにも関わらず「ブラック」を選びました。
ノック部分やクリップは銀色で、さらに胴軸にある「PILOT JAPAN」「ACRO」の文字、首軸と胴軸の境にあるリング部分も銀色。
首軸を外すと、同軸とつながるこのネジ部分まで銀色。
「黒×銀」以外、余計な色が一切ないこの感じがとにかくかっこいいです。
替え芯の品番はBRFV-10
アクロ1000(ブラック)は購入時EF(0.5mm)の黒が入っています。
アクロ1000の替え芯の品番は「BRFV-10」。
BRFV-10はサラサラ書けるアクロインキです。
規格はパイロットの独自規格。
他社のボールペンへの流用はできません。
アクロ1000以外でこの替え芯が使えるのが、「アクロ300」「アクロ150」「アクロボール」「イルミリー」といった感じで、安価なボールペンにも対応しています。
値段も1本が税込み110円というのがいいですね。
替え芯が安いとランニングコストを抑えることができます。
BRFV-10の太さは全部で4種類
替え芯のパッケージはこんな感じです。
写真はEF(0.5mm)、F(0.7mm)です。
替え芯の太さが分かるように、ペン先の樹脂部分で色分けされています。
例えば写真にある青の替え芯はEF(0.5mm)というのがひと目で分かりますね。
替え芯の太さは全部で4種類あり、細い順にMF(0.3mm)、EF(0.5mm)、F(0.7mm)、M(1.0mm)。
これだけ太さにバリエーションがあれば、いろんな場面や用途にも使えますね。
アクロドライブとアクロ1000の替え芯比較
アクロドライブの替え芯はBRFN-30という品番ですが、BRF-25という油性インキの替え芯を含めると5種類。
アクロインキが0.5mm、0.7mm、1.0mmという3種類、油性インキが1.2mm、1.5mmの2種類です。
アクロ1000で使える替え芯は4種類と、アクロドライブより選択肢は少ないかもしれませんが、0.3mmという激細の替え芯があります。
アクロドライブには0.3mmという激細の替え芯がありません。
アクロドライブに使用できる金属製の替え芯は税込定価が330円と高価ですが、アクロ1000に使える替え芯は税込定価110円と安いのも魅力です。
安く購入でき、また細い替え芯を使いたいという人には、0.3mmの替え芯が選べるアクロ1000の方がおすすめです。
アクロドライブで使える替え芯5種のについてはこちらで詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてください。
BRFV-10の色は黒、赤、青の3種類
インキの色はB(黒)の他、R(赤)とL(青)があります。
それぞれの色に、太さが4種類ずつあります。
これだけの選択肢があるのはありがたいですね。
アクロ1000は税込定価1100円
アクロ1000はその名の通り税抜きで定価が1000円、税込み定価が1100円です。
アクロドライブが税込み定価3300円と高価ですが、その分細部までこだわって作られているので十分にその価値はあります。
アクロドライブの3300円という値段も納得ですが、それでもやっぱり高価です。
アクロドライブに対し、アクロ1000はアクロドライブの持ちやすさ、かき心地を維持しつつアクロドライブより安く手に入れられます。
ボールペン1本1100円でも高いと感じる方は多いと思いますが、使ってみるとその価値は十分にあると実感できるんじゃないかなと思います。
今回比較したアクロドライブのレビュー記事です。
よかったら参考にしてください。
PILOT(パイロット)アクロ1000の使い心地
ノック感は柔らかいが「カチッ」と鳴る音がちょっとチープな感じ
ノック音は軽い感じの「カチッ」という音がします。
ノック部分が細いので、ぱっと見はノックする時に指にささるような感じもしますが、軽い手ごたえなのでノックはしやすいですね。
バネは柔らかい方だと思いますが、反応はしっかりしていてペン先を収納する時の跳ね返りは結構しっかり返ってきます。
ノックの手ごたえは割と柔らかいけど芯があるしっかりした感じで悪くないんですが、軽い感じのノック音が若干チープな印象でちょっと残念な感じです。
口金がペン先をしっかりホールドしていてカタつきはない
筆記時にペン先がカタカタせず、しっかりとホールドしています。
口金の精度はかなりいいと思います。
アクロインキならではのサラサラとした書き心地
僕はEF(0.5mm)を普段から愛用しています。
細すぎず、そして小さな文字を書くときも字がつぶれずに書けます。
書き味はサラサラですが、0.5mmと細いのでほんの少し紙との摩擦を感じます。
この摩擦感が少しあるほうが僕は好きで、ほどよい摩擦感があるほうが書きやすく感じます。
ペンの長さも143mmと取り回しやすい長さなのもいいですね。
PILOT(パイロット)アクロ1000をおすすめする理由
樹脂と真鍮で低重心となり扱いやすい
軸のカラーが豊富なので好きな色が選べる
スリムでシンプルなデザインがかっこいい
特にブラックはマット塗装でかっこいいし手になじみやすい
というところかと思います。
ノック感や樹脂製の胴軸など若干チープに感じる箇所はあるかと思いますが、それでも十分満足できる仕上がりになっていると思います。
最後に
今回はパイロットの「アクロ1000」というボールペンを紹介しました。
ところどころアクロドライブと比較する形の紹介となりましたが参考になりましたか?
この記事が皆さんのボールペン選びの一助になれば幸いです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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