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【レビュー】PILOT(パイロット)ペチットワン【万年筆タイプ】

万年筆
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今回はパイロットのペチットワンという万年筆を紹介します。

ペチットワンは万年筆タイプですが、同じシリーズのペチット2(サインペンタイプ)やペチット3(筆ペンタイプ)のものがあります。

いずれも残念ながら本体は生産が終了しており、手に入るのはお店が在庫で持っている分だけになります。

また現在購入できるのはカートリッジインクのみとなっています。

ペチットワンは小ぶりでかわいらしいデザインが特徴の万年筆タイプのサインペンです。

インクはペチットワン専用のショートカートリッジを使うようになっています。

それでは詳しく紹介します。

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パイロット ペチットワンをおすすめする人

小さくてかわいい文房具が好き

ちょっと変わった筆記具を探している

パイロット ペチットワンの特徴

ペチットワンはサインペン?万年筆?

パッと見、ペン先を見ると万年筆?と感じるかもしれません。

ですが、パイロットではサインペンに分類されています。

ペチットシリーズにペチット2というサインペンタイプがあるので、どういうこと?ってなりませんか?

ペチットワンと同じような安価な万年筆タイプにVpen(ブイペン)というのもありますが、こちらもサインペンに分類されていますね。

サインペンに分類されるのはインクの供給機構の違い

ペチットワンやVpenはなぜサインペンに分類されているのかというところですが、それはインクの供給機構にありました。

ペン先の裏側、万年筆特有のペン芯部分ですが、真ん中にフェルトが見えますね。

ペチットワンはフェルトによってカートリッジからペン先までインクを輸送するようになっています。

サインペンとは?

そもそもサインペンとはなにかということですが、ざっくり表現すると

水性インクを用い、フェルトの芯を使用した筆記用具のことを「サインペン」といいます。

サインペンという言葉はもともとはぺんてるが商標登録している「PENTEL sign PEN」を指す言葉でした。

現在は一般名詞化しており、フェルトを芯とした水性ペンをサインペンと呼ぶようになったようです。

ちなみに、フェルトを芯として使用した筆記用具全般を「フェルトペン」、油性インクを使用したフェルトペンを「マジック」(寺西化学工業が販売している商品名が一般名詞化した)と呼びます。

万年筆のペン芯というのはインクをフェルトなどは使わず、インクをそのままペン先まで輸送します。

同じ毛細管現象を利用していますが、フェルトによってペン先までインクを輸送する構造からペチットワンは「サインペン」に分類されるということですね。

インクの供給機構はサインペンですが、ペン先が万年筆のペン先の形をしており、ペン先に到達したインクはペン先を通じて毛細管現象で紙にインクをのせていきます。

このペン先の構造は万年筆と同じですね。

まとめると、ペチットワンはサインペンと同じインクの供給機構をもちつつ、万年筆のペン先を使用した、サインペンの万年筆タイプということになりますね。

収納時は小ぶりでかわいいデザイン

キャップをしている状態では全長が108mmとかなりかわいらしいです。

キャップを外すと95mmほど。

さらにキャップを軸につけると長さは133mmになります。

キャップは軸にパチッとハマるようになっています。

短くても大丈夫な人はキャップなしでもいいですが、僕の手には小さすぎるのでキャップをつけたほうが使いやすいかなって感じです。

キャップのありとなしで持った時のサイズ感は写真を参考にしてください。

軽いのでペンバランスとかは特に気にならなかったです。

キャップや軸は樹脂で軽い

重さは、カートリッジを含めて10.20gでした。

とても軽いですね。

全体的に丸みを帯びたデザインでサイズと相まってとても可愛らしいです。

コンパクトなので、持ち運びにも向いてるかと思います。

カラフルなカラーが全部で8種類

軸とキャップのクリップ部分が透明カラーになっています。

ブラック、ブルーブラック、ブルー、クリアブルー、アップルグリーン、アプリコットオレンジ、ベビーピンク、レッドの全部で8種類。

どのカラーもきれいですよね。

キャップが透明になっていてペン先が見えます。

軸の部分には「Petit1」「PILOT」のロゴが見えますね。

ペン先は細字のみ

ペン先の太さは細字のみで選ぶことはできません。

とはいえ、細字だけでも十分だと思います。

書き味については後述しますね。

現在本体の生産は終了している

最初にも書きましたが、残念ながら本体の生産は終了しています。

お店の在庫状況によって購入できるカラーが限られてきていますね。

在庫限りかと思いますが、8本まとめて購入もできるようです。

販売当時は税込定価は220円とかなり安かったですが、廃盤となった今、少し高くなっているかと思います。

まとめ売りでも少し割高になっているかと思いますが、全色揃えたい!という人はご検討ください。

カートリッジインクは今でも購入できる

本体の製造は終了していますが、カートリッジインクは今でも販売されています。

ケースにショートカートリッジが3本入っていて税込定価が110円です。

インクのカラーは軸のカラーと同じで、ブラック、ブルーブラック、ブルー、クリアブルー、アップルグリーン、アプリコットオレンジ、ベビーピンク、レッドの8種類です。

パイロットの他のカートリッジと比べると大きさはこれだけ違います。

パッと見3分の2くらいですね。

通常のパイロットのカートリッジでは長すぎてペチットワンの軸には収まらないです。

仕様の際は必ず専用のカートリッジを使用してくださいね。

ペチット独自の規格

写真は左からペチットワンの首軸、ペチット専用カートリッジ、パイロットのカートリッジインク、パイロットのコンバーターです。

規格はパイロット独自規格で、差し込む丸い部分のサイズは同じです。

コンバーターを装着してみました。

きっちり首軸にはハマりました。

サイズの問題で軸にコンバーターは収まらなかったですけどね(笑)

ですが、ペチットワンのカートリッジをよく見ると丸い部分の外側に突起が2か所あります。

この突起があるため万年筆にはスッとは入らないようになっています。

写真はパイロットのエラボーです。

入れようとしても突起が引っかかります。

といっても突起を無視してこじ入れることはできそうですけどね。

無理に使用するメリットはないと思うので、ペチットワン専用として使用する方がいいでしょうね。

パイロット ペチットワンの使い心地

8種類ありますが、今回はベビーピンクとブルーブラックを使ってみます。

首軸から軸を外すとカートリッジが一本入っています。

カートリッジを使う時は、この黄色いキャップを外します。

このキャップは輸送時とかでカートリッジが首軸の部分に刺さってインクが漏れないようにする保護キャップですね。

キャップがついたままだと装着できないので、外すようにしてください。

本体を買ったときについてくるカートリッジにだけついているものです。

カートリッジインクだけを買ったときにはこの黄色いキャップはついていません。

カートリッジが装着できたらペン先までインクが下りてくるのを待ちます。

フェルトのペン芯が徐々にインクの色に染まっていくのが良く見えますね。

万年筆に比べ、結構早くペン先までインクが到達するので、カートリッジを装着したら割とすぐに書き始められますよ。

万年筆ほどなめらかではないが割と書きやすい

ベビーピンク

毛細管現象を利用しているので、特に筆圧をかけなくてもサラサラと書けますね。

万年筆ほどなめらかではありませんが、ちょっと紙の摩擦を感じるザラっとしたような書き味でした。

線の太さは一定で、インクフローは割といいです。

鮮やかなピンクで明るく華やかな印象ですね。

インクは結構サラサラした感じです。

吸収しやすい紙だとにじみやすいかので避けたほうがいいかと思います。

ブルーブラック

結構渋めで黒が強めのブルーブラックですね。

色が違ってもサラサラした感じの書き味で、インクの粘度は同じように感じました。

どの色もにじみやすいかと思います。

紙選びには少し気をつけたほうがよさそうです。

日本語のはらいやとめなどの表現も特に問題ないですね。

ペン先の適度な摩擦感がちょっと鉛筆を使っているような感覚に似ているので、硬筆をしていた人には使いやすいかもしれません。

残りの色はまた別の機会にでも紹介したいと思います。

パイロット ペチットワンをおすすめする理由

コンパクトでかわいいデザイン

本格的な万年筆に引けをとらないサラサラした書きやすさ

税込定価が220円という求め安い値段

というところかと思います。

特徴的なフォルムで面白い筆記具なだけに、生産中止になっているのが残念ですね。

あと、今回使い始めたばかりなので耐久性や、洗浄は可能なのかという部分は分かりません。

特に乾燥してしまった場合には復活できるのかとか、ちょっと気になるところです。

これからしばらく使ってみて、この辺りが分かればまたレポートしたいと思います。

ただ、復活できなければ生産終了しているから買いなおすこともできないので、慎重に扱いたいと思います。

最後に

今回はパイロットのペチットワンという万年筆タイプのサインペンを紹介しました。

いちおう万年筆っぽい形をしているので、僕は万年筆に分類して紹介しました。

こういう遊び心のある筆記具って使っていて楽しいですよね。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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