今回は日販が販売しているFonte(フォンテ)シリーズの筆ペンを紹介します。
これまでFonte(フォンテ)の万年筆、ローラーボールを買って楽しんでいましたが、同じシリーズの筆ペンを見つけ「これは絶対楽しい!」と確信して即購入しました。
それでは詳しく紹介します。
Fonte(フォンテ)筆ペンをおすすめする人
いろんなインクが使える筆ペンを探している
透明軸のペンが好き
カリグラフィーが楽しめる筆記具が欲しい
Fonte(フォンテ)筆ペンの特徴
ペン先はナイロンでできた筆ペンタイプ
一番の特徴は何といってもこのペン先ですね。
透明のナイロン製で、とてもしなやかです。
このペン先でどんな文字が書けるのかインクを入れるのが楽しみです。
軸は樹脂製
軸はABS樹脂でできています。
ABS樹脂はレゴブロックやヘルメットなどにも使われている素材で、安全で衝撃に強いのが特徴ですね。
ちょっと落としたくらいの衝撃では壊れたりはしませんね。
軽量で扱いやすい
スケールで測定したところ、インクが入っていない状態で8.52gでした。
けっこう軽くて扱いやすいですね。
透明で中のインクが見える
樹脂の部分は全て透明パーツで出来ています。
透明軸はインクの色が楽しめたり、インク残量がひと目で分かったりといったメリットがありますね。
写真でもコンバーターにインクが入っているのがひと目で分かりますね。
カートリッジ・コンバーター両用式
Fonteの筆ペンで、ペン先が筆ペンになっていることと、もうひとつ大きな特徴が万年筆と同じようにカートリッジやコンバーターを使っていろんなインクを入れることができるということです。
既存の筆ペンでは主に黒インキで、いろんな色の筆ペンはあまり見かけませんよね。
ですが、この筆ペンでは万年筆用のカートリッジインクやボトルインクからインクを選べます。
お気に入りのインクを入れて楽しむことができますね。
コンバーターがついている
購入時コンバーターがついています。
こちらが購入時についているコンバーターです。
ノブを回転させて中のピストンを上下させてインクを吸入する方式のコンバーターです。
最初からコンバーターがついているのはありがたいですね。
でもせっかくの透明軸なので、ノブが透明になっている欧州規格のコンバーターに替えてみました。
このコンバーターはAmazonでかなり安く購入したものです。
きちんとハマりましたし、使用には特に問題はなかったですよ。
コンバーターの使い方についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてください。
コンバーターが苦手な人にはFonte(フォンテ)のカートリッジインク
Fonte(フォンテ)のカートリッジインクが販売されています。
色は全部で10色。
カートリッジであれば、インクを吸入する手間がなく、カートリッジを装着すればすぐに使えますね。
何色にするか迷ったら、10色が揃ったセットがありますよ。
カートリッジやコンバーターは欧州規格
カートリッジやコンバーターの規格というのは、この首軸部分と、カートリッジやコンバーターとを接続する部分のサイズです。
欧州規格というのは、ヨーロッパ統一規格とも呼ばれていて、いろんなメーカーがこの規格で作られています。
同じ欧州規格であれば、いろんなメーカーのカートリッジやコンバーターが使えますよ。
ただ、同一規格といってもやはりメーカーが違うとわずかにサイズが違っていて、こじ入れないと入らないとか、ぶかぶかでインクが漏れてしまう場合があるので注意してください。
カートリッジやコンバーターの規格についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてください。
キャップは別売り
購入時は簡易キャップがついている
購入時、簡易なキャップはついています。
ペン先は保護してくれますがいろいろと心もとないですね。
しっかりしたキャップは別売りで購入できます。
別売りのキャップの特徴
僕は透明のキャップがよかったのでこのスケルトンにしました。
キャップは嵌合式という「パチン」と開け閉めするキャップです。
12種類のカラーから選べる
今回購入したスケルトンの他、イエロー、オレンジ、ピンク、グリーン、ダークブルーなど全部で12色あります。
インクに合わせるのもいいですし、好きな色を選ぶのもいいですね。
キャップを選んで自分好みにカスタムできるのもFonteの特徴のひとつです。
金色の装飾で見た目が豪華
クリップやキャップリングは金メッキが施されていて、見た目が豪華ですね。
そしてキャップリングには「Fonte」の文字。
キャップをつけるだけで見た目がかなり良くなります。
僕としては装飾が金だけでなく、銀色のもあればよかったのにな~と思います。
インナーキャップでペン先の乾燥を防いでくれる
見た目もいいですが、機能面でもよくできています。
インナーキャップとよばれるキャップの中にもう一つキャップが備わっています。
このインナーキャップのおかげで、ペン先の乾燥を防いでくれます。
どの程度の期間乾燥を防いでくれるかは現時点では十分評価できませんが、少なくとも数日は問題なかったです。
また気付いたことがあればレビューしたいと思います。
キャップについてこんな記事を書いています。
よかったら参考にしてください。
キャップは税込み330円
キャップだけで税込330円はちょっと悩まされます。
といっても本体価格が税込825円、キャップをつけても1155円。
キャップをつけることでペン先が保護され、ペン先が乾きにくくなったり机の上に置いても転がらなくなったりというメリットがあります。
キャップもセットで購入するほうがいいんじゃないかなと思います。
販売元が日本出版販売株式会社 (日販)
日販は日本の出版物の取次会社ですが、オリジナル商品を展開しています。
今回紹介するFonte(フォンテ)もそのひとつ。
日販は主に出版物の流通を行っているので、そのルートを使ってこうした文具も流通させることができるんじゃないでしょうか。
出版物の流通を利用しているのでFonte(フォンテ)は本屋さんで購入することができるという事なのかと思います。
Fonte(フォンテ)はもちろんですが、これ以外にも手掛けられている日販のオリジナル商品もちょっと気になってます。
こちらは外部リンクになりますが、日販のオリジナル商品紹介ページです。
よかった参考にしてください。
Fonte(フォンテ)筆ペンの使い心地
付属のコンバーターを使ってセーラー万年筆の「ゆらめくインク」を使ってみた
インクの吸入方法ですが、要領としては万年筆と同じです。
コンバーターがついた状態でペン先をボトルに浸けます。
ノブを回してピストンを上下させ、インクを吸入します。
首軸についたインクをティッシュで拭き取ります。
インクの吸入はスムーズでした。
しなやかな書き心地でインクはたっぷりとフローがいい
ペン先のナイロン繊維はかなり柔らかいですね。
ただ線を書くだけだと簡単ですが、いざ文字なんかを書こうとしたら結構難しいです。
ペンを寝かせた状態でペン先の根元まで紙に押し付けて書くとかなり太い線が書けます。
ペンを立て、力を入れずに紙をペン先でなでるようにすると細い線、ペンを立てた状態でグッと力を入れると太い線が書けます。
想像しているよりもかなり柔らかく感じます。
筆に近い書き味なので書道をしている人ではそこまで違和感は感じないかもしれません。
でも筆ペンの書き味を想像して使うとかなり柔らかい書き味なので、慣れるには多少練習が必要かもしれませんね。
慣れてくるとこの書き味がとにかく楽しくていいですよ。
揺らめくインクのこの濃淡具合、発色や見る角度によって移り変わる色合いはいいですね。
写真が上手く撮れず、このインクの良さが伝わりにくいですね。
カメラについてはアイフォンに任せっきりなところがあるので、もっと情報を伝えられるように勉強します(汗)
カリグラフィーにもおすすめ
線の強弱をある程度書き分けられるようになったら、こんな感じのカリグラフィーも書けます。
カリグラフィーの初心者はもちろん、筆ペンでカリグラフィーをされている方にもいろんなインクでカリグラフィーを楽しめるのでおすすめですよ。
インクフローはかなりいいですね。
紙やインクによっては、裏抜けしてしまうので注意してくださいね。
洗浄方法は万年筆の基本的な洗浄方法と同じ
インクを変える時やしばらく使わない場合、インクを入れっぱなしにせず、必ず洗浄してください。
洗浄方法は簡単で、万年筆と同じ方法で洗浄ができます。
カートリッジインクを使った場合は、カートリッジを外して首軸を流水で洗浄する。
コンバーターを使った場合は、コンバーターを着けたまま、インクを吸入する要領でペン先を水に浸けてコンバーターをインクの色がなくなるまでコンバーターのノブを回します。
インクが流れ出なくなったら、ペン先をしばらく水に浸けておきます。
インクが流れ出なくなったら、自ら出して陰干しして乾燥させれば大丈夫です。
ペン先のナイロン部分はきちんと洗浄しても多少着色してしまいます。
でも基本的な洗浄ができていれば使用には問題はないですよ。
基本的な洗浄方法についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてください。
Fonte(フォンテ)筆ペンをおすすめする理由
カートリッジやコンバーターが使えるので、いろんなインクを使って楽しめる
透明軸でインクの色を楽しめたり、インク残量がひと目で分かる
筆ペンならではの筆跡で、多彩な文字が書ける
キャップをつけても税込定価1155円と買いやすい値段
というところかと思います。
使っていてかなり楽しいですね。
楽しすぎて、気が付けばコンバーターが空になるまで使い続けていました。
インクフローがいいので、たくさんインクを持っている人には、インクを消費させる目的で使うのもいいかもしれませんね。
多少耐久度に不安がありそうな気もしますが、このあたりは今後気が付くことがあればレビューしたいと思います。
最後に
今回はFonte(フォンテ)の筆ペンを紹介しました。
買いやすい値段なので、何本か購入してお気に入りのインクを入れて楽しみたいと思います。
今回筆ペンを追加して、Fonteシリーズは万年筆、ローラーボールと3種類になりました。
同じFonteシリーズでガラスペンが販売されているので、近々購入してレビューしたいと思います。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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