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【万年筆レビュー】Schneider(シュナイダー)ID 万年筆【ブラック/クローム】

万年筆
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シュナイダーは1938年に創業したドイツの老舗ブランドです。

パーツその他すべてドイツでの製造にこだわり、また日常での使用を意識した高い耐久性が魅力です。

これまで2本のschneiderの万年筆を紹介してきました。

この2本は使いやすいシンプルなデザインでしたが、

今回紹介するIDは、かなり独特なデザインになっています。

特にクリップ部分はかなり特徴的でインパクトがありますね。

それでは詳しく紹介します。

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シュナイダーIDをおすすめする人

お手頃なドイツのブランドの万年筆を探している

シュナイダーの万年筆が好き

個性的なデザインの万年筆が欲しい

シュナイダーIDの特徴

個性的なキャップデザイン

大きなクリップ

パッと見て一番に目を引くのはこのクリップ部分ですね。

好きか嫌いかはっきりと分かれるデザインかと思いますが、かなり個性的です。

このIDは2009年にはデザインアワードを受賞し、

さらに2010年レッド・ドット・デザイン賞を受賞しており、

デザイン面においては欧州ではかなり評価を得ています。

レッド・ドット・デザイン賞とは

レッド・ドット・デザイン賞とは、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレンデザインセンターが主催する国際的なプロダクトデザイン賞です。

家具、家電機器、機械、自動車、道具、製造業の個別の分野で開催されています。

シーメンス、Apple、BMW、ボーズ・デザインセンター、オペルといった企業が受賞しています。

日本国内の企業では、カシオのスマートフォン、ヤマハ発動機の大型オートバイなどが受賞しています。

ひと目見てシュナイダーのIDと分かるデザイン性は素晴らしいですね。

個性としてしっかりと印象に残りますからね。

しっかりしたバネでメモなど挟めますし、ポケットやペンホルダーにもしっかり固定できます。

ただ、まっすぐではなく曲線なので紙を挟むとこんな感じに紙が曲がってしまいます。

あんまりクリップとしての実用性はないかな?って感じですね。

ストラップホールがついている

このクリップについている出っ張り部分はストラップホールになっています。

ストラップをつけることで常に首にかけて持ち歩くことができるんですね。

といっても万年筆を首にかけて持ち歩く人がどれだけいるんでしょうか(笑)

このストラップホールも他の万年筆にはない、かなり特徴的なデザインですね。

時々ネームストラップにボールペンをひっかけている人を見るので意外とアリなのかもしれませんね。

大きなキャップ

このクリップが備わるキャップも大きいですね。

ペン先をしっかりと保護してくれます。

キャップは内側が樹脂、外側はグリップ部分に使われているものと同じラバーですね。

キャップの付け外しするときに滑りにくくなっています。

またキャップは「パチン」と閉める嵌合式です。

くぼみがあり持ちやすいグリップ

シオッドシャイニーの記事でも書きましたが、ドイツでは小学校から万年筆を使う習慣があります。

その社会的な背景からこのような持ちやすく、正しい持ち方ができるグリップが普及しています。

ちょうど人差し指をそえる部分と、中指の支える部分がくぼんでいます。

くぼみに指をそわせるだけで正しい持ち方ができます。

ラバーグリップになっているので滑りにくくとても持ちやすいですよ。

太く半透明な軸

軸の素材は樹脂です。

首軸との間に金属を使用しているので、アクセントになってかっこいいです。

黒の半透明になっているので、軸の中がうっすらとですが見えます。

黒の半透明なので、「インクの色を見て楽しむ」ということはできませんが、インクの残量は見えますね。

この大きい軸の中には、予備のショートタイプのカートリッジを入れることができます。

差し込んでいるカートリッジと背合わせにするように入れます。

これは同じシュナイダーのシオッドシャイニーでもそうでしたね。

さすがにロングタイプのカートリッジは入りませんね。

ペン先はイリジウム

ペン先にはシュナイダーのロゴマーク、ペン先の横にはペン先の太さを示す「F」が刻まれています。

イリジウムは摩耗に強く耐久性が高いのが特徴です。

ペンポイントによく使用されている金属です。

耐久性が高いので、日頃からガンガン使っていきたいですね。

カートリッジ・コンバーター両用式

シュナイダーIDはカートリッジ・コンバーター両用式です。

買ったときには黒のカートリッジが1本ついてきます。

透明のカートリッジは輸送時に接続部が痛まないようにするための養生ですね。

コンバーターは別売りになっています。

カートリッジ・コンバーターの規格は「欧州規格」です。

もし、シュナイダー以外のメーカーでも「欧州規格」のコンバーターを持っていれば使用できますよ。

シュナイダーIDの書き味

コンバーターを使ってシュナイダーのインクを入れてみる

今回はシュナイダーのコンバーターを使って、ボトルインクを使ってみます。

インクはシュナイダーのローズというカラー。

シュナイダーのボトルインクは15mlと小ぶりでかわいらしいですね。

インクの吸入はスムーズでした。

かなりなめらかな書き味でサラサラと書ける

ノーベル文学賞を受賞したヘルマン・ヘッセの名言で、「真剣に考えるべきことを学んだら、残りは笑い飛ばせばいい。」を英語で書いてみました。

ペン先のすべりがいいですね。

シュナイダーはペン先の精度がかなりいいと思います。

シオッドシャイニーもそうでしたが、ペン先がひっかからずに滑っていくので、左利きの人にも使いやすいと思います。

下から上に線を引く場合もスッと書けますね。

筆記体はもちろん、日本語も書きやすい

筆記体がスムーズに書けるのは当然として、日本語もけっこう書きやすいです。

ペン習字で使うのもよさそうですね。

このシュナイダーのローズがまたいい色ですね。

書いた直後は明るい朱色っぽい色ですが、乾いてくると色が沈み込んで落ち着いた赤紫っぽい色になります。

前に紹介したセーラーの「夜桜」を少し濃くしたような印象です。

程よい濃淡がでてますね。

軸はやや太め、樹脂製で軸は軽いがキャップが重い

キャップは軸にしっかりハマります。

軸は樹脂製で軽いですが、ラバー加工されたキャップが少し重いですね。

全体の重さは「26.22g」です。

金属製の万年筆に比べると軽いですが、それなりに重いですよね。

キャップをすると重心が後ろに来るので、キャップはつけないほうが書きやすいかなと思います。

シュナイダーIDをおすすめする理由

ドイツクオリティーで持ちやすく書きやすい

独特なデザインで個性的

なめらかな書き味で普段から使える

ドイツ製ながら値段はお手頃

2023年3月現在で税込み2750円です。

シュナイダーの万年筆としては、すこし高価な方になるかな?

といっても3000円以内で購入できるので、スペックや書き味を考えると十分お手頃かと思います。

デザインが個性的なので、好き嫌いは分かれそうですね。

最後に

今回はシュナイダーのIDという万年筆を紹介しました。

シュナイダーはシンプルなデザインのものがあれば、今回紹介したIDのようにかなり独特で個性的なデザインのものもあるので面白いですね。

シュナイダーの万年筆は、見た目は個性的、書き味はとてもなめらかで書きやすいという印象ですね。

今シュナイダーのカリグラフィー用の万年筆が気になってて、今度買おうと思ってます。

また手に入れたらレビューしたいと思います。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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