シュナイダーは1938年に創業したドイツの老舗ブランドです。
以前、シュナイダーのスケルトン万年筆を紹介しました。
お手頃な値段で使いやすかったので、シュナイダーの万年筆をもう一本試しに買ってみました。
今回紹介するシオッドシャイニーもお手頃でとても使いやすい万年筆です。
それではレビューしたいと思います。
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シュナイダー シオッドシャイニーはこんな人におすすめ
お手頃な海外ブランドの万年筆を探している
左利きでも使える万年筆が欲しい
お手頃な値段の万年筆を探している
海外メーカーの万年筆を使いたい
シュナイダー シオッドシャイニーの特徴
パーツから組み立てまでドイツ製
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シュナイダーの万年筆はパーツの製造から仕上げまで全てドイツで行われています。
軸には「schneider」というブランド名と共に「Made in Germany」の文字が刻印されています。
それでは細部を見ていきたいと思います。
ペン先はステンレススチール
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ペン先はこんな感じです。
ちょっと丸っこい感じがかわいらしい感じですね。
ラインが入っているところはかっこいいですね。
ペン先の太さはM(中字)です。
見た目はしっかりした感じですね。
書き味については後述します。
グリップ部分はラバー加工
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グリップ部分にはラバー加工が施されています。
ラバーがしっとりして持ちやすいし、滑りにくくなっていますね。
また、持ちやすいように三面にくぼみがあります。
このくぼみに指をそわせるだけで、ペンの正しい持ち方ができるようになっています。
以前紹介したペリカンのペリカーノアップやラミーのサファリもドイツのメーカーですが、
これらもグリップ部分が持ちやすい形状になっていますね。
ドイツで万年筆が普及している理由
ドイツの万年筆は子供を対象とした万年筆がたくさん売られています。
ドイツで万年筆が発達した背景には学校教育が大きく関係しています。
ドイツでは高校生になると、テストをボールペンか万年筆で書かなければいけないそうです。
鉛筆など消せるもので回答をしてはいけないそうで、修正する場合は線を引くか、修正ペンをつかうようです。
そのため小学生から万年筆の練習をしています。
こうした社会的背景から、ドイツの筆記具メーカーは安価で使いやすい、また持ちやすい工夫をした万年筆が多く製造、販売されているんですね。
軸やキャップは樹脂製で軽量なので長時間の筆記でも疲れにくい
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樹脂製で重さは18gです。
結構軽いですね。
持ちやすいグリップ形状と軽量ということで、長時間使用していても疲れにくくなってます。
きらびやかなメタリックカラー
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軸のカラーは全部で5種類。
今回紹介するパシフィックブルーの他、
スパイダーブラック、パウダーピンク、ストーングレー、パールホワイト
があります。
どれも、メタリックな仕上がりできらびやかな印象です。
このブルーはメタリックですが、割と落ち着いている感じがしていいですね。
幅広でシンプルなメタルクリップ
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この金属クリップは天冠部と一体的になっているデザインです。
緩やかなカーブをおびていて、シンプルな形をしています。
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触った感じはけっこう柔らかくしなりやすいので、書類やメモは挟みやすいですね。
耐久性はどうかな?
キャップは嵌合式
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キャップは嵌合式というタイプです。
開け閉めは割と軽い感じの「パチッ」という感じの音がします。
透明軸の406が結構固かったですが、シオッドシャイニーは軽く開け閉めができます。
キャップについてはこんな記事を書いています。
よかったら参考にしてください。
軸の形が独特
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軸の形は結構珍しいかたちをしています。
写真では分かりにくいかもしれませんが、首軸との接合部は円柱形ですが、尻軸に向かうにしたがって徐々に三角っぽいかたちに変わっていきます。
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横から軸を見ると、角にあたる部分が流線形になっています。
僕は手がそれほど大きくないので、筆記時は円柱部分が手にあたりますが、
手が大きい人であれば、この三角っぽい部分が手に当たるようになるかなと思います。
この形のおかげで結構手が大きい人でも軸が手に沿うような感じになります。
デザインとしても美しいですが、機能的にも工夫されているんですね。
カートリッジ・コンバーター両用式
シオッドシャイニーはカートリッジ・コンバーター両用式です。
カートリッジインクが一本ついてきます。
が、最初に首軸を開いたときに透明のカートリッジっぽいものが出てきます。
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「インクが入ってない!不良品かな⁉」
と思いましたが、軸からインクが充填されたカートリッジが一本出てきました。
ちょっとびっくりしました(笑)
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この透明のカートリッジっぽいものは、
輸送中にカートリッジインクが軸の中でガタガタならないようにする緩衝材みたいなものかと思います。
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このショートタイプのカートリッジインクであれば
装着したカートリッジにもう一本予備のカートリッジを入れておけます。
急にインクが切れたときでもすぐに補充できるので便利ですね。
付属しているカートリッジインクの色はロイヤルブルーです。
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コンバーターは別売りとなっています。
コンバーターを使いたいという人は、別途購入してくださいね。
また、このシュナイダー シオッドシャイニーはヨーロッパ統一規格(欧州規格)です。
カートリッジやコンバーターの規格についてはこちらの記事を参考に。
左利きの人でも使える
このシオッドシャイニーは両利きタイプになります。
利き手による大きな違いは、ペン先を引いて書くのか、押して書くのかというところです。
万年筆は基本的には引いて書くように設計されています。
ですが、左利きの人はペン先を押して書くようになります。
ペン先を押して書くことで、紙に引っかかったり、自分の手で字が見えなくなったり、インクを手で擦ってしまったりしてしまいます。
万年筆は左利きの人にとっては相性が悪い筆記具のひとつかと思います。
ですが、押しても引っかかりにくいペン先にすることで、押しても書きやすくなります。
このシオッドシャイニーは押しても書きやすいなめらかなペン先になっています。
利き手にこだわらないユニバーサルデザインの万年筆。
自由で創造的な教育を実現しているというのが筆記具のデザインからもうかがえますね。
シュナイダー シオッドシャイニーの書き心地
付属のカートリッジインクを使ってみた
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こちらが付属のカートリッジインクです。
このようにして首軸をしっかり持って、まっすぐにカートリッジを差し込みます。
けっこうしっかりとハマりますね。
かなりなめらかでインクフローがいい
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かなりサラサラと書けます。
インクフローはかなりいいですね。
安定していて、線の太さは一定で優等生って感じがします。
力をいれてもほとんど線の太さに変化なく、強弱はつかないですね。
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このロイヤルブルーは発色がいいですね。
軸の色と合ってていい感じです。
キャップは軸にしっかりハマる
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![](https://shinowanblog.com/wp-content/uploads/2023/01/schneider-ceod-shiny-pacific-blue-26-1024x768.jpg)
軸にキャップをつけるとこんな感じです。
けっこうしっかりとハマります。
キャップをつけてもつけなくても軸が軽いのでペンバランスに大きな差はありません。
キャップをつけるかつけないかは好みでいいと思います。
シュナイダー シオッドシャイニーをおすすめする理由
全てが「Made in Germany」
お手頃な価格で手に入れやすい
利き手を問わないユニバーサルデザイン
といったところかと思います。
2023年1月現在で、販売価格は税込み1980円です。
海外ブランドの筆記具でこの品質というのを考えるとお手頃だと思います。
最後に
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今回はシュナイダーのシオッドシャイニーという万年筆を紹介しました。
他の色もとてもきれいですし、シンプルなデザインなので、男女問わず使える万年筆です。
シュナイダーは他にも気になる万年筆があったので、またレビューしたいと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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