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【レビュー】PARKER(パーカー )万年筆 IM 【ステンレスGT】

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今回はパーカーのIMを紹介します。

IMはパーカーの万年筆ではエントリーモデルという位置づけになります。

シンプルでスタイリッシュなデザイン、矢羽クリップが特徴です。

金属軸で重量感があり、とても使いやすい万年筆です。

それでは詳しく紹介します。

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パーカー IMはこんな人におすすめ!

海外ブランドのかっこいい万年筆が欲しい

金属軸の万年筆を使いたい

就職や進学祝いに喜ばれる万年筆を探している

パーカーというブランド

パーカーは120年以上の歴史を持つイギリスの老舗の高級筆記具ブランドです。

1891年にアメリカで筆記具の製造を開始。

現在はサンフォードの傘下となっています。

パーカーは英国王室より「ロイヤルワラント(英国王室御用達)」を授与されています。機能と外観の美しいバランスを常に追求した製品をつくりだす卓越性、最高水準のサービス、そして品質への継続的な献身を讃える、名誉ある称号です。

パーカー 公式ホームページより

今回紹介するIMの前身として今でも人気の高い「ジョッター」や、IMの上位モデルである「ソネット」など、数多くのモデルを製造、販売しています。

そのどれもがパーカーらしい特徴のあるデザインで、また質の高い筆記具です。

パーカーの最高峰モデルである「デュオフォールド」はあのマッカーサーが愛用していたということでも有名ですね。

パーカーブランドの特徴はなんといっても矢羽クリップです。

この矢羽クリップだけでパーカーと分かりますね。

この矢羽デザインには

「未知への挑戦や新たな可能性を探し求めるなど、志を抱く人々への道標でありたい」

というメッセージが込められているということだそうです。

それでは細部を見ていきたいと思います。

パーカー IMの特徴

軸やキャップは真鍮製

真鍮は筆記具によく使われている素材ですね。

加工がしやすいのと、重量感があるのが特徴です。

ただそのままだと変色したり、腐食したりしてしまうので、ニッケルでコーティングされています。

重厚な見た目で高級感がありますね。

重さは32gとけっこうずっしりした感じです。

装飾はゴールド

クリップやキャップリングなどは金メッキで見た目が豪華ですね。

キャップリングにメーカーロゴと「PARKER」の文字が見えますね。

GTというのは「ゴールドトリム」を略していて、

簡単にいうと「金メッキされた装飾」という意味です。

よく万年筆のカラーに「GT」とか「CT」とありますが、

これは装飾部分が「金メッキ」か「クロームメッキ」であることを指しています。

こちらの記事で詳しく紹介しています。

よかったら参考にしてください。

キャップは嵌合式

キャップは「パチン」と閉める嵌合式というタイプです。

閉めるときはちょうどこのあたりから抵抗を感じ、ゆっくりと入っていき、「カチッ」と閉まります。

開ける時はこのように両手で持ってゆっくりとキャップを外します。

インクが飛び散ってしまうので、急いでいても片手で雑にキャップを外さないようにしてくださいね。

万年筆のキャップについてこんな記事を書いています。

よかったら参考にしてください。

ペン先はステンレススチール

かなり小ぶりなペン先です。

ステンレス製で、かなり厚みがあります。

万年筆のペン先に「ハート穴」という穴があるのが一般的ですが、このIMには「ハート穴」がありません。

ハート穴はペン先の硬さに影響する部分ですが、このハート穴がなく、分厚いペン先はほぼしならず、かなり頑丈な作りになっています。

書き味については後ほどレビューしますが、このペン先もかなり独特ですね。

ペン先についてはこんな記事を書いています。

よかったら参考にして下さい。

カートリッジ・コンバーター両用式

パーカーは独自規格

パーカーはメーカー独自の規格となっています。

ですので、他のブランドのカートリッジやコンバーターは使えないので注意してください。

カートリッジやコンバーターの規格についてこちらの記事で詳しく紹介しています。

よかったら参考にしてください。

パーカーのカートリッジインク

パーカーのカートリッジはブラック、ブルーブラック、ウォッシャブルブルー、レッド
の4種類。

カートリッジインクは携帯に便利ですし、使い勝手がいいですよね。

パーカーのコンバーター

コンバーターを装着したらこんな感じです。

コンバーターを使えば、いろんなインクを入れることができますね。

コンバーターについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

よかったら参考にしてください。

パーカーのおすすめインクボトルはブルーブラック

パーカーのボトルインクはカートリッジインクと同じくブラック、ブルーブラック、ウォッシャブルブルー、レッドの4種類。

ベーシックな色がそろっています。

僕のおすすめはブルーブラック。

青味がやや勝っている感じですが、発色が良く気に入って使っています。

万年筆のインクにはおおまかに分類すると染料、顔料、古典インクに分けられます。

このパーカーのボトルインクは水性染料インクです。

とても扱いやすいインクです。

万年筆のインクの基本についてこんな記事を書いています。

よかったら参考にどうぞ。

インクが乾きやすいのが難点

パーカー万年筆の難点として、比較的インクが乾きやすいことです。

気候などにもよりますが、早いと2~3日で乾いてしまい、インクが出てこないことがあります。

乾きの原因はキャップにある穴

乾きの原因としてキャップに穴が開いているからと言われています。

このクリップで見えないところに穴があります。

なぜ穴が開いているのかということについてですが、「誤飲した際に窒息しないように穴が開いている」とか、その他諸説ありますが、実際はキャップを完全に密封することでインクが噴き出す(ポンピングといいます)のを防ぐために穴が開いているのです。

キャップの穴は完全にふさいでしまうと、インクが噴き出すポンピングが起きてしまうので、完全に穴をふさげない。

穴をふさげないのでインクが乾きやすくなる。

という、どちらかを立てればどちらかが立たないという状況ですね。

インク乾きの対策

穴をふさぐのは得策ではないので、その他の方法を考えてみます。

乾きの対策としては

  • インクを入れたら毎日使うようにする
  • 使わないときはきちんと洗って乾かして保管する
  • 万年筆用のペンケースに入れて保管する

といったところになるかと思います。

これは万年筆全般に当てはまることですが、特に乾きやすいパーカーの万年筆は上の3点に注意して、しっかりと保管するようにしましょう。

ペンケースの選び方

万年筆用のペンケースでおすすめなのは、万年筆のクリップを止めるようにして入れるもの。

ペン同士が当たって傷がつかないように一本ずつ分かれているほうがいいですね。

これは2本差しにペンケースですが、しっかりクリップを止めて入れられます。

これに入れておけばクリップ裏にある穴がふさがれて、インクの乾きはある程度防ぐことができますね。

大切な万年筆は乾きと傷を防いでくれるペンケースに入れておくことをおすすめします。

パーカー IMの書き心地

パーカーのブルーブラック

今回はコンバーターを使ってみます。

インクはパーカーのボトルインク、ブルーブラックにしました。

コンバーターは回転式です。

インクの吸入はスムーズでした。

やや重めの金属軸だがペンバランスはとてもいい

ペン先はステンレス。軸やキャップは金属製で丁寧に仕上げられています。

金属でできた軸なので、普段軽いボールペンを使っている人が持ち替えると、結構ずっしりとした重量を感じるかと思います。

といっても筆記に支障があるほど重くはないですけどね。

ペンバランスはとてもよく、持ちやすいです。

インクフローはかなりいい

インクは気持ちよく出てきます。ぬるぬるとインクが出てきて書き味はなめらか。

ペン先は固い感じがします。

ぐっと力をいれてもびくともしない感じです。

F(細字)ですが、書いた線は少し太く、日本ブランドの万年筆で例えると中字くらいの感じ。

太く感じるのは、パーカーに限らず海外ブランド全般に当てはまることですが、日本ブランドの万年筆と比べて同じF(細字)でも太い傾向にあります。

これは扱う文字の違いが関係していて、日本ブランドの万年筆は漢字など画数の多い文字を扱うことから細く、英語など画数の少ない文字を扱う海外ブランドでは太くなる傾向にあるのではないかと思います。

万年筆 パーカー IMをおすすめする理由

歴史ある老舗の万年筆メーカーだけあって、知名度、デザイン性が高くスタイリッシュ。

持っているだけで所有欲が満たされます。

なめらかで書きやすいです。

ヌルヌルとしたインクフローは素早く文字を書きたい人向けですね。

軸が金属なのでずっしりした筆記用具が好きという人にはピッタリです。

自分用としても満足できますし、進学や就職祝いのプレゼント用としても喜ばれていますよ。

僕とパーカーの万年筆との出会い

このパーカー IMは僕が2本目に買った万年筆です。

「プラチナ万年筆 プレジール」を使っていて、ふと2本目が欲しいと思い文具専門店へ。

店頭のショーケースに並んでいる万年筆を眺めていました。

そこでひとめぼれして衝動買いしたのがこのパーカー万年筆でした。

このパーカーを買ったあと、万年筆の魅力に取りつかれ、次々と買い集めてしまうきっかけとなった1本でもあり、思い出深い万年筆です。

今では使う頻度は少ないですが、大事にしている万年筆です。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

 

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