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【インクレビュー】パイロット色彩雫ミニボトル【省スペースで収納に便利】

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今回はパイロットの万年筆用インクのミニボトルを紹介します。

小さいボトルで収納に便利ですし、普通ボトルに比べ安く全色そろえることができますよ。

それでは詳しく紹介します。

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色彩雫のミニボトルはこんな人におすすめ

小さいサイズのボトルインクが欲しい

いろんな色のインクを使いたい

「インク沼」に入る覚悟がある(笑)

「インク沼」とは?

万年筆を使うと必ず必要なのがインクですね。

万年筆を使っているといろんなインクがあるので、徐々にインクにも興味が出て来るかと思います。

いろいろなインクを選んで使っているうちに、もっといろんなインクを使いたくなります。

次々とインクを買い集めるようになり、どんどんインクの虜になり、インクの収集から抜け出せなくなってしまいます。

沼のように抜け出せなくなることから「インク沼」って言われていますね。

今ではドはまりすることを「沼」と呼び、「沼」という言葉はかなり浸透しているんじゃないかと思います。

「インク沼」のきっかけは「Kobe INK物語」というインクだそうですが、「インク沼」というインク文化を広めたのがこのパイロットの「色彩雫」シリーズです。

色彩雫(iroshizuku)とは

日本には、美しい自然や景色が多く存在し、またそれ等にはとても美しい名があります。 iroshizuku-色彩雫(いろしずく)シリーズは、その美しい情景から創造された彩り豊かなインキです。 さらなる書く喜びと楽しみをあなたに。

パイロット 公式ホームページより引用

色彩雫のボトルは日本パッケージデザイン大賞2011で金賞を受賞しており、見た目も中身も美しく、最後までインクを吸いやすい工夫がしてある素晴らしいボトルです。

ただ24色全部普通のボトルで揃えるとなるとかなり広い収納スペースが必要になります。

収納が豊富なお宅では特に悩むことはないと思いますが、僕もそうですが、手狭なデスク周辺にインクボトルを収納するには結構悩むんですよね。

そこでコンパクトに収納できて、いろんな色を楽しめるミニボトルがおすすめです。

パイロット 色彩雫の特徴

色彩雫は水性染料インク

色彩雫は水性染料インク

色彩雫はすべて水性染料インクです。

水性染料インクは万年筆のトラブルが少なく、初心者でも扱いやすいのが特徴ですね。

ただ、光や水に弱いという欠点があります。

色彩雫シリーズのpH

色彩雫シリーズはそのどれもが弱アルカリ性です。

弱アルカリ性のインクはペン先、特にステンレスなどの鉄ペンに使用してもペン先が傷みにくいという特徴があります。

ペン先が傷みにくいので初心者でも安心して使うことができます。

色の変化が楽しめる

色彩雫の特徴として筆記した直後からじわじわと色合いが変わっていきます。

「うつろい系インク」としても「色彩雫」シリーズは有名です。

書いた直後、5分後、翌日と色合いが変わってく様子は見てて楽しいですよ。

色彩雫ミニボトルの特徴

普通ボトルとミニボトルの比較

普通ボトルはインクが50ml入っていて、値段は定価1500円+税です。

ボトルデザインが美しく、ボトルを見ているだけでも楽しめますね。

これに対して、ミニボトルは1本が15mlで、3本セットで定価2100円+税です。

1本が税別700円になります。

値段を比べると「ちょっと割高な気がする」と思われるかもしれませんね。

ミニボトルでも十分な筆記量

カートリッジインクと比べてみます。

カートリッジ一本に入ってるインクの量は0.9mlです。

ペン先の太さにもよりますが、これ一本だけでもかなり筆記できます。

筆記距離はM(中字)だと0.9mlで300mと言われています。

ミニボトルをカートリッジに換算すると約16本分になりますね。

つまりミニボトル1本で4800m書ける計算になりますね。

ボールペンの替え芯1本の筆記距離と比較してみます。

ノック式のジェットストリームの替え芯であればざっくり700~800mといわれています。

なので、ミニボトル1本でかなりの筆記できるということですね。

筆記距離から考えると、筆記量が多い人には普通のボトルでも問題はないかと思いますが、筆記量が少ない人だと普通ボトルは多すぎるかもしれませんね。

日常的に万年筆を使わず、日記やメモに使う程度の人ならミニボトルで十分な量じゃないかと思います。

いろんな色を安く楽しめる

ミニボトルは一本の値段にすると税別で700円です。

全部で24種類あるので、仮に24本そろえたとすると普通ボトルだと36000円かかりますね。

その点ミニボトルだと全色そろえても16800円。

その差は19200円。

全色そろえてもそれだけ安く済む計算になりますね。

好きな色を3色選ぶことができる

販売店によってはバラで購入できますが基本的には3本セットで販売されています。

好きなのを3色選ぶことができます。

僕はこんなセットを買ってみました。

左から山葡萄、冬将軍、深海です。

魅力的なインクが24色もあるので、その中から3色選ぶとなるとちょっと悩んでしまいますよね。

僕はこのセットを買ったとき悩みすぎて、インク棚の前で結構な時間固まっていました。

でもこの悩んでいる時が結構楽しかったりするんですよね。

色彩雫シリーズのインクを少し紹介

「紅葉」

書いた直後は鮮やかな赤ですが、乾いてくると落ち着いた紅葉のような赤に変化していきます。

また鮮やかな金色にフラッシュするので使っていて楽しいインクです。

僕は色んな万年筆に入れて楽しんでいます。

一番楽しいのがカスタムヘリテイジ912のフォルカンニブです。

鮮やかな赤色と強弱のつく線の組み合わせはかなりハマります。

「深海」

万年筆はパイロットのプレラ色彩逢い、カリグラフィーニブを使用しています。

書いた直後は、鮮やかでかつ深みのある蒼色。

乾いてくると、ずっしりとした落ち着いた蒼色に変化していきます。

この変化も楽しいですね。

沈み込んでいく様子をついつい見入ってしまいます。

「紫式部」

パイロットの万年筆ではなく、ペリカンのM205に入れてみました。

書いたすぐは鮮やかな紫色、乾いてくると落ち着いたやや青みのある紫色になります。

すこし落ち着きのある、それでいて鮮やかな紫が印象的なきれいな色です。

パイロットの万年筆ではありませんが、特にトラブルなく使えました。

「山葡萄」

セーラーのハイエースネオクリアカリグラフィーに使ってみました。

サラサラとした書き味で、特にトラブルはありませんでした。

「山葡萄」は、書いた直後は明るい赤紫色、乾いてくると落ち着いた濃い赤紫色になります。

この色の変化は見ててとても楽しいですね。

特に何か書くことがなくても、とりあえずなんか書こうかな?と思ってしまいます。

「冬将軍」

ざっくり紹介すると淡いグレー色のインクです。

冬将軍をペーパークロマトグラフィーという手法で構成色を調べたら、赤系統が出てきたのにびっくりしました。

淡いけどしっかりとしたグレーは冬の厳しさを連想させてくれます。

パイロット 色彩雫 ミニボトルをおすすめする理由

色彩雫シリーズの美しいインクがいろいろと楽しめる

小さいボトルで収納しやすい

普通ボトルより安く全色そろえることができる

弱アルカリ性で初心者でも安心して使える

というところかと思います。

インクだけみると割高に感じるかもしれませんが、たくさんインクを使わない人にはちょうどいいサイズかと思います。

また「色彩雫」シリーズはパイロットの万年筆はもちろんですが、パイロット以外のメーカーの万年筆に使っても楽しめます。

サラサラしているので、どの万年筆につかっても大丈夫でした。

サラサラしている分、インクフローが良すぎる万年筆には向いていないかもしれません。

ただ、メーカーが違う万年筆に入れてトラブルになった場合、メーカー保証外となる場合があります。

使用については自己責任でお願いします。

最後に

今回はパイロットの色彩雫ミニボトルを紹介しました。

各メーカーで小さいボトルのインクが増えてきましたが、やはり「色彩雫」シリーズはぜひ押さえておきたいインクですね。

僕が持っている色彩雫シリーズはそのほとんどがこのミニボトルです。

文具店に行くとつい買ってしまうんですよね。

ちゃんと管理していないからダブって買ってしますこともしばしば(笑)

皆さんのインク選びの一助になれば幸いです。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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