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【インクレビュー】セーラー(sailor)四季織【夜桜】

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セーラーの四季織シリーズは日本の四季をイメージして作られた万年筆インクです。

「夜桜」は夜に咲く淡く儚い桜の花をイメージして作られました。

今回は四季織シリーズの中で僕が好きな「夜桜」を紹介します。

それでは詳しく紹介します。

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この記事をおすすめする人

セーラーの四季織シリーズが好き

水性染料インクを使いたい。

「夜桜」の構成色とpHが知りたい

四季織「夜桜」の特徴

「夜桜」とは

夜桜という言葉の意味を調べてみました。

ふたつの意味があるようです。

「夜の桜の花。また、夜に桜の花を見物すること。」

夜の桜まさしくその名の通りで、夜の桜の花を見物するのも「夜桜」という言葉のなかにふくまれているようです。

「特に、江戸新吉原、仲の町の通りに植えられた桜。竹垣(たけがき)で囲い、雪洞(ぼんぼり)をともして、夜遊びの客をさそったもの。」

調べていてこちらの意味は全く知らなかったので驚きました。

新吉原といえば江戸時代、江戸浅草の北部にあった遊郭の呼称ですね。

「夜桜」という言葉の中に遊郭での客の誘いという意味が含まれていたんですね。

「桜」の花言葉

桜の花言葉についても調べてみました。

桜の花言葉は「精神の美」「優美」「あなたに微笑む」だそうです。

さらに桜の種類によっても違う花言葉があるようです。

そのうち代表的な品種の花言葉を紹介します。

ソメイヨシノの花言葉

「ソメイヨシノ(染井吉野)」は日本の桜の代表ともいえる品種ですね。

ソメイヨシノの花言葉は「純潔」「優れた美人」でした。

八重桜(ヤエザクラ)の花言葉

「八重桜(ヤエザクラ)」は花弁が重なりボリュームのある花が魅力的ですね。

八重桜の花言葉は「豊かな教養」「おしとやか」だそうです。

枝垂桜(シダレザクラ)の花言葉

「枝垂桜(シダレザクラ)」は、枝が垂れ下がり、風がふくと枝がゆらゆらと揺れるのが印象的ですね。

「枝垂桜(シダレザクラ)」の花言葉は「優美」だそうです。

どの品種の花言葉もなるほどと思える花言葉ばかりですね。

「夜桜」は水性染料インク

セーラーの万年筆用インク、四季織シリーズは水性染料インクです。

水性染料インクは種類が豊富で発色が良いのが特徴です。

「夜桜」のような淡い色も表現できるのは染料インクならではですね。

また水に溶ける性質があるので、万年筆に入れてうっかり乾いてしまっても水で流れるのでトラブルになりにくいですね。

その分、筆記した文字や絵は水で流れてしまうので長期保存には不向きです。

「夜桜」の色素をペーパークロマトグラフィーで調べてみる

徐々にインクが上っていきます。

写真では分かりずらいですが、薄く黄色が残り、じわじわと赤が上り、途中から青色が分離されてきました。

結果はこんな感じになりました。

分離した色素を見ると、淡い黄色、赤、そして最後に青となりました。

こんな色素で構成されていたんですね。

偶然ですが、なんとなくさくらの花びらみたいな形になりました(笑)

「夜桜」のpHは「9.41」

趣味の文具箱vol.47では「9.7」でした。

そしてSlyfoxのpH計で測定したpHは「9.41」でした。

「9.7」から「9.41」と若干酸性に傾いているのは開封してから1年程度使用したことによる劣化が原因じゃないかと思います。

といっても「9.41」~「9.7」なので弱アルカリ性は維持されているということになりますね。

弱アルカリ性は酸性に比べてペン先、特に鉄ペンへの影響が少ないというメリットがあります。

弱アルカリ性を示すインクは初心者でも安心して使えるインクということになります。

四季織「夜桜」を使う

ツバメノート インクコレクションカード

インクコレクションカードにインクをのせてみました。

淡い暗めの色合いがなんともいえませんね。

インクビンのところは綿棒でたっぷりとインクをのせています。

インクを濃く塗るほど深く沈みこんだ色に変わっていきますね。

それにしてもツバメノートのインクコレクションカードはインクの整理に便利ですね。

ヌルリフィル

もうひとつ、ヌルリフィルというコレクションカードを買ってみました。

つるつるした手触りで、光沢のある紙です。

宝石の絵に綿棒でたっぷりインクをつけてみました。

このヌルリフィルもおしゃれなインクカードですね。

インクの種類によってはきれいにフラッシュしやすいので、インクフラッシュを観察したい人にはおすすめのインクカードですよ。

「セーラー ホコロ」×「夜桜」

セーラーのつけペン「hocoro(ホコロ)」の「細字」「筆文字」「2.0mmカリグラフィーペン先」で「夜桜」を使ってみます。

ホコロ 細字

細字だとけっこう淡い感じになりますね。

この淡く柔らかい感じ。

細くてもインクの濃淡がいい感じに出ていいですね。

ホコロ 筆文字タイプ

「夜桜」という季語を使った「小林一茶」の俳句を書いてみました。

細字よりもやや暗くなったように感じます。

濃淡具合はいい感じですね。

好きな色で字を書くのって楽しいですね。

ホコロ カリグラフィータイプ 2.0mm

イタリック体で「SAILOR SHIKIORI yozakura」と書いてみました。

より濃淡が出て、濃い部分はかなり暗く沈んだ感じになりますね。

四季織「夜桜」をおすすめする理由

淡く美しい夜に咲く桜をイメージした情緒あるインク

サラサラと書きやすく、メンテナンスもしやすい

万年筆はもちろんつけペンでも楽しめる

というところでしょうか。

夜に咲く桜の美しく優雅で、それでいて儚く淡い情景をこの一色で表現されているのがなんとも言えませんね。

最後に

最初はこの「夜桜」という名に惹かれて買いました。

使ってみて自分のイメージ通りの色でしばらくうっとり眺めていましたね(笑)

桜をモチーフにしたインクは沢山ありますが、

「夜桜」は夜にぼんやりと光る桜の花が目に浮かんでくるいいインクだなと思います。

皆さんのインク選びの一助になれば幸いです。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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