セーラーは日本最初の万年筆メーカーです。
多種多様なペン先、いろんな万年筆を世に送り出しているセーラー万年筆。
その中で、お手頃なプロフィットジュニアシリーズの限定万年筆「鉄(クロガネ)」のBT(ブラックトリム)を紹介します。
プロフィットジュニア 鉄(クロガネ)BTをおすすめしたい人
お手頃な限定の万年筆が欲しい
黒い万年筆が好き
セーラー万年筆が好き
プロフィットジュニア 鉄(クロガネ)の特徴
「限定」×「黒」の魅力
鉄(クロガネ)はGTとBTの2種類。2018年に販売されています。
今ならまだ手に入れることができる限定万年筆です。
鉄(クロガネ)BT、この「BT」は「ブラックトリム」の略で、その名の通りすべてのパーツが黒に統一されているというところが特徴です。
では、それぞれのパーツを詳しく見ていきましょう。
厳選された黒いパーツ
軸が黒い万年筆はたくさんありますが、ペンクリップ、キャップのリングも黒。
黒というよりはブラックチタンのような色合いです。
いぶし銀のような渋い光を放っていますね。
キャップリングには「SAILOR MADE IN JAPAN」の刻印が入っています。
コンバーターも専用カラー
セーラー万年筆のコンバーターは10種類ありますが、この鉄(クロガネ)に付属しているコンバーターは専用カラーになっていて、別売りはしていません。
このコンバーターがセットになっているので、つい欲しくなって買ってしまいました。
コンバーターの金属部分も渋いブラックチタンカラーでかっこいい!
ペン先も黒
ペン先の素材はステンレス。
鉄ペンに分類されます。
このステンレスのペン先にブラックIP加工がされています。
このIPというのは「イオンプレーティング」のことで、金属の表面にチタンの皮膜を蒸着させる加工方法です。
IPは多くの色味を出せるということと、 変色も比較的少ないということが特徴。
つまりペン先のブラック加工が安定して変色しにくいということで、使っていても、長く黒いペン先が楽しめるということになります。
かっこいい色合いが長続きしてくれるのはうれしいですよね。
同じセーラーの万年筆、ハイエースネオクリアのペン先と比べてみました。
ペン先はハイエースネオよりも大きいです。
大型のペン先が黒く光っててかっこいいですね。
ペン先のことについての記事を書いています。よければ参考にどうぞ。
透明のペン芯でインクの色を見て楽しめる
ペン芯が透明になっているので、使っている色を見て楽しめます。
透明の芯なので、インクによっては色が残ってしまうことがありますが、きちんと洗っていれば、使用上は特に問題はありません。
透明のペン芯を採用しているセーラーの万年筆で、お手頃な価格で使いやすく、インクの色を楽しめる2本を紹介しています。
透明のペン芯に興味がある人はこちらの記事を参考にどうぞ。
カートリッジ・コンバーター両用式でいろんなインクを楽しめる
カートリッジはもちろん、専用のコンバーターが付属しているので好きな色のボトルインクを使うことができます。
僕はセーラーのボトルインクで、耐水性があって発色のいい顔料インク「青墨」を好んで使っています。
顔料インクって何?という人はこちらの記事を参考にどうぞ。
セーラーは独自規格を採用しているので、他のメーカーのカートリッジやコンバーターは使えません。
独自規格って何?という方はこちらの記事を参考にどうぞ。
プロフィットジュニア 鉄(クロガネ)の書き味
僕の好きな「青墨」を使って書いてみました。
ペン芯が濃い青に染まっています。
鉄ペンらしい書き味です。
やや硬い感じはしますが、それほどカリカリした感じはありません。
インクの流れがよく、スラスラと書けます。
この鉄(クロガネ)のペン先の太さは中細字(MF)のみで、ペン先の太さは選べません。
ペン先がしっかりしている感じで、力を入れても線の太さはほぼ一定です。
軸が短めなので、キャップを軸につけたほうが筆記時のバランスはいいですね。
プロフィットジュニア 鉄(クロガネ)BTをおすすめする理由
パーツすべてが黒で統一されていてかっこいい
お手頃な価格で本格的な万年筆を楽しめる
カートリッジとコンバーターが付属しているのですぐに使える
見ているだけでも楽しめるプロフィットジュニア 鉄(クロガネ)BT。
鉄ペンらしい書き味で、インクフローがいいので、普段使いにおすすめです。
限定品なので、万年筆が好きな人へのプレゼントというのもいいかもしれませんね。
最後に
セーラー万年筆は、日本最初の万年筆メーカー。
日々研鑽を重ねながら新たな万年筆を作り上げ、魅力的な万年筆を多く世に送り出しています。
プロフィットジュニアシリーズは、お手頃な価格で手に入れやすい万年筆です。
使いやすいので、もう一本のGT(ゴールドトリム)も欲しくなってきてしまいました。
今年、2021年にはプロフィットジュニア+10 minamoという限定万年筆が発売されています。
こちらも魅力的な万年筆なので、また手に入れたらレビューしたいと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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