今回はパイロットのコクーンを紹介します。
コクーン(cocoon)というのは繭(まゆ)という意味だそうです。
シンプルなデザインながら独特のフォルムで人気の万年筆です。
それでは詳しく紹介します。
こんな人におすすめ!
- 最初の万年筆に悩んでいる
- とにかくシンプルで美しい万年筆が欲しい
- 仕事でも使える万年筆が欲しい
コクーン(cocoon)の特徴
シンプルで美しいフォルム
”ものごとのはじまり”の象徴でもある「繭」のように、美しい曲線で構成されたフォルム。”手にしたときから、すべてがはじまる”、そんな思いが込められています。
パイロット 公式ホームページ
コクーンは2013年のグッドデザイン賞を受賞しています。
僕は白い軸を選んだのでまさしく「繭」を連想させるようなフォルムですね。
20~30代の若い世代を対象に、大人への第一歩としてふさわしい上質さと使いやすさを備えた万年筆として評価されています。
コクーンシリーズには万年筆の他にボールペン、シャープペンシルもラインナップされています。
どれもシンプルな流線型のフォルムが美しいですね。
カラーは全部で8色
今回紹介するカラーはホワイトです。
その他にブラック、メタリックグレー、ブルー、チタン、ボルドー、オレンジ、シルバーがラインナップされています。
カラーバリエーションが豊富なので選ぶ楽しさがあり、好きな色が見つかると思います。
どれも落ち着いた感じの色合いで、毎日使っていても飽きがこないです。
もちろんビジネスシーンにも十分使用できる仕上がりになっていますよ。
僕が買ったホワイトはやや光沢のあるパール塗装がされています。
ちなみに僕がこのホワイトを選んだ理由はコクーンの名の通り「繭」を連想させる色だったのと、この丸みのあるフォルムは白がキレイかな~と思ったからです。
いつも黒、青、透明の軸が好きなのでついついそんな万年筆を買ってしまうんですが、今回白い軸のコクーンを初めて買ってみて「白軸いいなあ」ってなりました。
これから白い万年筆が増えそうです(笑)
使いやすさにこだわったデザイン
軸は黄銅という金属製です。
軸が金属なので程よい重量感があります。
ペンバランスは良いですね。
軸の中央は滑りにくいように表面が樹脂になっているようですね。
ペン先を外すときに軸が回しやすいように工夫されているんじゃないかと思います。
また首軸は樹脂になっています。
樹脂なのですべりにくくなっていて持ちやすく、手になじみやすいですね。
キャップは嵌合式
キャップはパチンと嵌めるタイプです。
開け閉めする時に、ちょっとふわっとした手ごたえで優しい音で「パチッ」という音がします。
このキャップの開閉する時の感じ、なめらかでけっこういい手ごたえですよ。
クリップ部分に小さく「PILOT」と刻印があるのがさりげなくていいですね。
万年筆のキャップにはこの嵌合式ともうひとつ、ネジ式というのがあります。
キャップについてこんな記事を書いています。
よかったら参考にしてください。
カートリッジ・コンバーター両用式
カートリッジはもちろん、コンバーターも使える両用式です。
対応しているコンバーターは「CON-40」が使えます。
コンバーターについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
コンバーターの種類や使用方法などについて紹介していますので、よかったら参考にしてください。
仕事などでガンガン使いたい人には断然カートリッジをおすすめします。
家でまったり日記を書いたりしたい人はコンバーターを使っていろんなインクを使って楽しむのもいいですね。
パイロットのカートリッジやコンバーターは独自規格
首軸とカートリッジやコンバーターとを接続する部分は規格が決まっています。
この規格が合わないと、きちんと入らないですし、無理に入れようとすると壊れてしまいます。
コンバーターやカートリッジの規格って何?
という人はこちらの記事を参考にしてくださいね。
ペン先はステンレススチール
ペン先はステンレススチールでできています。
鉄ペンと呼ばれるものになります。
結構しっかりした作りですね。
書き味については後述します。
ペン先はFとMの2種類
普段使いならF(細字)でいいと思います。
M(中字)はF(細字)よりさらにインクの流れがよくぬらぬらと書けます。
「コンバーターを使っていろんなインクを楽しみたい」という人には、ぬらぬらとかけるM(中字)がおすすめですね。
ペン先についてこんな記事を書いてます。
よかったら参考にしてください。
「コンバーターを使っていろんなインクを使いたいけど、万年筆のインクについてよくわからない。」
「万年筆のインクってどんな種類があるの?」
という人にこんな記事を書いてます。
こちらも参考にしてみてください。
コクーンの書き味
ブラックのカートリッジインクを使ってみた
今回使用するのはF(細字)です。
インクは付属のカートリッジを使ってます。
色はブラックです。
F(細字)はわりと細く書けますね。
細いですがそんなにカリッとしてるような感じはありません。
むしろなめらかでとても心地よく書けます。
インクフローがかなりいいですね。
これだと筆記速度が速い人でも線が途切れることはないかと思います。
ペン先のしなりはほとんどなく、線の太さは一定で安定して筆記できます。
手になじんで筆記しやすい
この流線形のフォルムはシンプルな見た目ながら、手になじんで持ちやすいので筆記していて疲れにくいです。
キャップは尻軸にしっかりとハマるようになっています。
キャップが金属で少し重みがあるので、軸につけるとペンバランスは結構後ろになります。
後ろに重心が来るのが苦手、という人はキャップは外した状態で使うほうが扱いやすいかもしれませんね。
ペンが長い方が好みという人はキャップがしっかりハマるので、つけるのもアリかと思います。
筆記時にキャップを尻軸につけるかどうかは好みでいいと思います。
僕はつけた時のバランスが好みで書きやすく感じるのでキャップを尻軸につけて使ってます。
コクーンをおすすめする理由
比較的安価で購入できる
金属の軸でほどよい重みで扱いやすい
シンプルながら独特なデザインがおしゃれ
というところかと思います。
見た目がシンプルながら結構独特なフォルムなので、一目見て「コクーン」と分かるところがすごいですよね。
もちろん万年筆としての機能も十分で初心者だけでなく、沼っている人にもおすすめできる一本です。
最後に
コクーンには万年筆の魅力がぎっしりと詰まっています。
万年筆沼にどっぷりとハマっている人が最初に買った万年筆がコクーンという人もいました。
シンプルで美しいフォルムは若い世代に人におすすめですが、その使いやすさから年齢や性別を問わず受け入れられています。
エントリーモデルでありながら、万年筆としての機能が充実していて最初の万年筆として、2本目に選ぶ万年筆としてもコクーンはおすすめです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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