【初心者向け】万年筆の使い方

万年筆の基本
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万年筆を使いたい、でもどうやって使うのか分からないので手が出ない。

そんな悩みのある方に向けて、初心者でもわかる万年筆の使い方について紹介します。

ボールペンなどは買ってすぐに使えますよね。

でも万年筆は買ったらまずインクを入れなければ書けない筆記具なんです。

また、定期的にメンテナンスをする必要もあります。

「インクを入れたり、メンテナンスをする手間が面倒だな」と思われるかもしれませんが、

万年筆独特の書き味や楽しみ方などメリットもたくさんあります。

使い方をマスターして、楽しい万年筆ライフを満喫してもらえたらと思います。

こんな人に読んでもらいたい

万年筆を今まで使ったことがない

万年筆の使い方が分からない

それでは詳しく紹介します。

万年筆の書ける(描ける)仕組み

写真:ジェットストリームプライム シングル ノック式 
https://shinowanblog.com/uni-jetstream-prime-single/

ボールペンは、ペンの先端にある小さなボールを転がしてインクを紙にのせていく、というイメージになるかと思います。

なので、先端のボールを転がすためにはある程度の筆圧が必要になります。

パイロット ライティブ
 https://shinowanblog.com/fountain-lightive/

万年筆は、ちょっと難しい話になりますが、毛細管現象という原理を使用しています。

詳しい説明は省略しますが、万年筆はボールペンのようにインクを紙に乗せるというイメージではなく、紙にしみこませてくというイメージです。

なので、筆圧をかける必要はなく、紙の上をなでるようにするだけでインクが紙にうつります。

弱い力でサラサラと書けるのが万年筆の特徴です。

この書き味が最大の魅力で、他の筆記具では体験できない書き味です。

ペン先の構造

ペン先とペン芯に分けられます。

インクの流れをコントロールするのがペン芯の役割で、

字幅、書き味などはペン先によって変わってきます。

ペン先の素材としては大きく鉄ペンと金ペンに分けられます。

ペン先についてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

インクの入れ方

インクの吸入方式

万年筆にインクを補充する方法、吸入方式は4種類あります。

  • カートリッジ方式
  • コンバーター吸入式
  • 本体吸入式
  • アイドロッパー式

他にもかなり特殊な吸入方式もあります。

アイドロッパー式の万年筆もかなり珍しい吸入方式になります。

万年筆の吸入方式については、こちらの記事でまとめています。

まずはこちらの記事を参考にしてください。

万年筆の構造

万年筆はカートリッジ方式、コンバーター方式が一般的です。

本体吸入式は高価な万年筆で採用されている吸入方式です。

カートリッジ・コンバーター両用式は、安価なものから高価なものまで幅広くラインナップされています。

初心者はまずこのカートリッジ・コンバーター両用式を採用している万年筆を選びましょう。

この方式の万年筆はキャップ、首軸、胴軸に分解できるようになっています。(写真左)

この首軸にカートリッジやコンバーターを接続してインクを補充するようになります。

首軸と胴軸はネジのように回して、つけたり外したりが出来ます。(写真右)

キャップについては、嵌合式とネジ式という2種類があります。

キャップについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

キャップについてはこちらを参考に。

インクを吸入してみる

プラチナ万年筆 プロシオン
 https://shinowanblog.com/platinum-procyon-deep-sea/

インクを吸入して万年筆が使える状態にしましょう。

気に入った万年筆とインクを揃えましょう。

準備するインクは

  • カートリッジインク
  • コンバーターとボトルインク

このどちらかを選びましょう。

最初は手軽に使えるカートリッジインクがいいと思います。

買った万年筆にカートリッジインクやコンバーターがセットで付いていることもあります。

万年筆を買う時にカートリッジインク、もしくはコンバーターがセットになっているかどうか確認してくださいね。

コンバーターを使いたい場合は、万年筆と一緒に万年筆用のボトルインクも買いましょう。

万年筆用のボトルインクにはいろんな種類があります。

こちらの記事を参考にしてください。

ではそれぞれの使い方を詳しく説明します。

カートリッジインクの使い方

エルバン 万年筆 スケルトン ヴィオレパンセ
 https://shinowanblog.com/j-herbin-hb-pen07vp/

カートリッジを首軸に差し込めば準備は完了です。

ただ、カートリッジを差し込めばすぐに書けるわけではありません。

ペン芯というところにインクが徐々に伝ってきて、ペン先にインクが届くまではしばらく時間がかかります。

無理にインクを出そうとして、ガリガリ書こうとするとペン先が傷んだり、最悪ペン先が折れたりしてしまいます。

カートリッジを差し込んだらしばらく待ってくださいね。

万年筆にもよりますが数分はかかると思っていた方がいいかな?

あまりおすすめはしませんが、早くインクを出したいというときは、カートリッジの腹の部分を少し押して、インクをペン芯に流す方法です。

あまり強く押すと、インクがペン先から垂れてしまいます。

また、カートリッジの接続部が壊れてしまう原因になったりもするので気をつけてくださいね。

コンバーター式の使い方

初心者にとって、コンバーターといわれても何かよく分からないですよね。

万年筆のコンバーターについてはこちらの記事でどんなものなのか紹介しています。

こちらの記事を参考にしてください。

コンバーターは主に回転式とプッシュ式の2種類があります。

一番流通しているのは回転式のコンバーターです。

プッシュ式に比べると、インクの吸入量は少ないですが、安価で手入れがしやすいのが特徴です。

初心者はまず回転式のコンバーターを使ってみてください。

カートリッジやコンバーターには規格がある

カートリッジ方式やコンバーター方式については、メーカーそれぞれに規格があります。

大きく分けて独自規格とヨーロッパ統一規格。

この規格が違うとインクがきちんと吸入できません。

ざっくり説明すると、国内のパイロット、セーラー、プラチナは独自規格なので互換性はありません。

独自規格であれば、それぞれのメーカーのものを使用しなければいけません。

ヨーロッパ統一規格は同じ規格のものであれば使うことができます。

例えばモンブランとペリカンはヨーロッパ統一規格なので互換性があります。

詳しくはこちらの記事でまとめています。

参考にしてください。

万年筆を使ってみよう

万年筆で書くときはペンをやや寝かせて使う

パーカー 万年筆 IM ブラックCT
 https://shinowanblog.com/parker-im-black-ct/

インクの吸入が出来れば次は使い方です。

ボールペンに慣れている人は、ペンを縦にして書く癖が強いかもしれません。

万年筆はボールペンより少し寝かせるようにして使います。

弱い筆圧でも書けるので、あまり強い筆圧をかけないようにしましょう。

「書く」、というよりは「滑らせる」ようなイメージでいいかと思います。

またペン先を引く感じで書きます。

万年筆のペン先は押して書くのが苦手です。

書けないこともないですが、ペン先を傷めてしまう場合もあるので注意してください。

ただ、左利きの人はペン先を押して書くようになります。

そのため、万年筆には左利き用のものがあります。

全ての万年筆に左利き用があるわけではありませんが、左利きの人は探してみてください。

使った後のメンテナンス

万年筆はインクを入れて使った後、しばらく使わないでいるとインクが乾燥して書けなくなります。

使わない期間が長いと、インクが乾ききってしまい、最悪の場合は万年筆が使えなくなってしまいます。

なので、故障などから万年筆を守るためには普段からメンテナンスが必要なのです。

キャップをきちんとつけてペン先を乾燥から守る

ペン先を乾燥から守るというのが基本です。

サインペンを使ったあとにきちんとキャップをしてなくて、次に使おうとしたときに乾いて書けなくなっていたという経験はありませんか?

万年筆にも同じことが起こります。

使った後は必ずキャップをしてくださいね。

しばらく使わない時にはインクを抜いて洗浄する

しばらく使わない、時々しか使わないという人は必ずインクを抜いて洗浄しましょう。

まずはペン先に入っているインクを水で洗い流します。

写真は、パイロットの洗浄用のスポイトです。

簡単にペン先やペン芯内のインクを流すことができます。

ペン先を水に浸けてスポイトを押すと、水が流れてインクを流してくれます。

水が汚れなくなるまで、スポイトを押してインクを洗い流します。

それでもペン芯にインクが残っていることがあるので、ペン先を水に浸けます。

半日程度つけておくと、インクが溶け出してくるので、再度スポイトで流します。

水性染料インクであれば、これでほぼ洗い流せます。

この時、洗浄は水だけで大丈夫です。

洗剤などは使わなくて大丈夫です。

また、パイロットの他、プラチナ、セーラーからも万年筆インククリーナーが販売されています。

プラチナからは、プラチナ万年筆専用ともうひとつ、ヨーロッパ統一規格の万年筆の洗浄キットも販売されています。

セーラーの洗浄キットはスポイトではなく、注射器になっていますね。

洗浄キットはかならず必要ではないが便利

洗浄キットがなくても、コンバーターがあればペン先の洗浄はできます。

洗浄キットはかならず必要なものではありませんが、キットがあると洗浄はかなりしやすくなりますよ。

顔料インクや古典インクには注意

顔料インクや古典インクの場合、固着してしまうと水だけでは洗浄できない場合もあります。

その際は、洗浄キットに入っている洗浄液を使って洗浄します。

うまく洗浄できればそれでいいですが、洗浄液を使ってもインクの流れが悪い場合は、ペン芯内でインクが固着してしまっている可能性があります。

そんな時はペン先を分解したりせずに、専門店に修理を依頼するようにしてください。

洗浄のあとは陰干しで自然乾燥

しっかり洗浄が出来たら次は乾燥です。

日光にガンガン当てると、変形や変色をしてしまうので、基本的には陰干しにしてください。

また、早く乾かしたいからといっても、ドライヤーや食器乾燥機など熱を加えるようなことはしないでください。

これも変形や変色をしてしまいます。

陰干しで自然に乾燥するのを待ちましょう。

乾燥後の保管

保管についても日の当たらない、あまり高温多湿になるような場所では保管しないようにしましょう。

せっかく買った万年筆ですから、ペンケースや保管ボックスで保管しましょう。

一番のメンテナンスは毎日使い続けるということ

これが一番のメンテナンスになるのではないかと思います。

常にインクを補充して、インクが流れている状態をキープできていれば、そうそう乾燥してしまうということはありませんからね。

もちろん、毎日使っていてもキャップは必ずしてくださいね。

最後に

木製万年筆
 https://shinowanblog.com/wooden-fountain-pen-set/

今回は、初心者向けに万年筆の使い方を紹介しました。

割と手間暇をかける筆記具ですが、それだけに愛着がわきやすいです。

愛着のある道具を使っていると、ただ持っているだけで気持ちが落ち着きますよね。

仕事がはかどったり、考えることに集中できたり、考えがまとまったりと、いろんなメリットがあります。

仕事や勉強などにお気に入りの一本を使ってみてはどうでしょうか。

このブログでは初心者におすすめの万年筆をいくつか紹介しています。

よかったら参考にしてください。

最期まで読んでくれてありがとうございました。

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