【ペン先を回して向きを調節できる】SAILOR(セーラー万年筆)「TUZU(ツヅ)アジャスト万年筆【左利きの人にもおすすめ】

万年筆
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今回はセーラー万年筆のTUZUアジャスト万年筆をレビューします。

TUZUアジャスト万年筆の最大の特徴は、品名にもある通り「ADJUST(アジャスト)」、つまり「調整する」「適応する」「合わせる」機能が備わっているというところです。

使用する人がペンに合わせるのではなく、ペンが使う人に合わせてくれるという実に合理的でこれまでになかった万年筆です。

それでは詳しく紹介します。

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セーラー万年筆TUZUアジャスト万年筆をおすすめする人

普段万年筆を使うときに持ち方が違うと指摘される

万年筆で書くとどうしても少しかすれてしまう

左利きでも使いやすい万年筆を探している

セーラー万年筆TUZUアジャスト万年筆の特徴

最大の特徴はアジャスト機構

最初にも少し触れましたが、TUZUアジャスト万年筆の最大の特徴は「アジャスト機構」にあります。

「adjust(アジャスト)」とは「調整する」「適応する」「合わせる」といった意味があります。

使う人の持ち方や使い方にペン先の角度を調整し、最適なペン先の角度にしてくれるのが「アジャスト機構」です。

アジャスト機構の使い方

TUZUのアジャスト機構は「ペン先を10度刻みで回転することができる機構になります。

まずキャップを外し、次に胴軸を外して首軸だけにします。

ペン先を上に向け、首軸部にあるメッキされたリングをネジを回す要領で下に降ろします。

ペン先部分をつまみ、グリップ部分を下に降ろすとグリップ部分が回せます。

10度間隔で合わせられるようになっていて、自分の角度にあったところまでグリップ部を回していきます。

角度が決まればグリップ部分を上に戻し、リングも戻します。

グリップ部が固定できたら胴軸をつけて完成です。

ペン先の向きは人によって違う

ペン先は紙に対してペンポイントが両サイドとも接しているのが正しい向きになります。

正面を向くという表現をされる方がいますが、僕はペンポイントと紙との位置関係が最も重要と思っています。

ペンポイントの左右どちらかに傾いた状態だと、文字がかすれたり、またインクが出なかったりする場合があります。

普通に万年筆を構えた時にペン先が外を向く人、内側を向く人いろいろだと思います。

人それぞれ手の大きさや慣れた持ち方があり、指の使い方も違うので、ペン先の角度は人それぞれ違うのは当然ですよね。

それでもちゃんと書ける場合もありますし、インクがかすれることなく使えているのであれば特に問題はないと思います。

ただ、これまで何度か万年筆を使ってみたけどかすれて書きにくいと感じていた人には、このアジャスト機構で角度を調整すれば書きやすくなるんじゃないかなと思います。

ペン先の角度を調整する指標はペンポイントと紙とがきちんと接しているかを見る

具体的にどう調整すればいいかというところですが、先に触れたように人それぞれペン先の角度が違うので、調整角度も違ってきます。

ペン先をどれくらい回せばいいのかは、使う人それぞれに違うと思います。

大まかにペン先が内側向きか、外側向きかによってペンポイントのどちら側が浮いているのかが違います。

ペンポイントの状態を確認して、それぞれ自分に合った角度に調整してみてください。

以下にいくつか例を挙げるので参考にしてもらえればと思います。

ペン先が内側を向く人

右利きの場合は人間の構造上、圧倒的に多いと言われています。

右わきを軽く締め、紙を自分に対して少し斜めに置くと、ペンを持つ手がわずかに内側に巻き込まれるようになるかと思います。

そうすると、ペン先も自然と左上辺りを向くようになります。

横書きの習慣がある人はペン先が内側を向く場合が多いですね。

この状態でペンポイントが紙とちゃんと接している状態であれば調整の必要はありません。

かすれることなく、なめらかに書けると思います。

内側を向く人の傾向として、自然とグリップして構えた時にペンポイントの左側が浮く傾向にあります。

これを補正するためには、ペン先を少し左に向けるように調整します。

調整し、再度同じ角度で持つとペンポイントがちゃんと紙と接するようになりました。

ペン先が外側を向く

普段通り万年筆を持つと、ペン先が外側、使う人から見たら右にペン先が向いている場合です。

ペン先が外側を向く人の傾向としてペンポイントの右側が浮いてしまう傾向にあります。

外側を向く人の特徴としては、脇が開いて肘が体から離れている人、縦書きの習慣がある人で、文字をやや外側に逃がすように書く人、独特なグリップをする人などです。

ペンポイントが片側浮いているとインクがかすれたり、インクが出なかったりしますよね。

アジャスト機構でペン先の向きを少し左に向くように変更します。

先ほどと同じように持つと、ペンポイントがちゃんと紙と接するようになりました。

この角度であればかすれにくく、なめらかに書けるようになると思います。

左利きの人も同じ要領で調整する

左利きの人の場合でも調整方法は同じです。

右利きの人の逆でペン先が右に向く場合が多いんじゃないでしょうか。

調整方法は右利きの人と同じで、ペン先がどちらに向いていてペンポイントのどちらが浮いているかを確認します。

左利きでペン先が右に向く人はペンポイントの右側が浮く傾向にあります。

この場合の調整の方向は、右利きと逆でペン先を少し右側に向くように調整します。

自然とグリップしてペンポイントの両側が紙につくように調整すればオッケーです。

特に左利きの人はペンを押すようにして書くので、ペンポイントがきちんと紙に設置している方が文字が擦れにくく書きやすくなるので、左利きの人にもTUZUはおすすめですよ。

ナチュラルフィットグリップ

グリップ部分を見ると、ちょうど指が当たる部分に平面が設けられています。

正しいグリップに誘導してくれる三角グリップに比べると、ちょっとゆるっとした感じです。

がっつり三角だと親指、人差し指、中指でしっかりグリップする以外の人にとっては持ちにくいという印象があるかもしれません。

ですが、TUZUのグリップはそうでない人でもグリップがしやすいように設計されているんです。

指を添えやすく、また同じ角度で持てるので、ペン先の角度を変えても常に同じポジションで書くことができますね。

アジャスト機構と合わせると、いつでも心地よく使える自分専用の万年筆になりますよ。

本体はストレートで飽きのこないシンプルなデザイン

以前紹介したTUZUボールペンと共通のデザインとなっています。

キャップをした状態で並べてみると、どちらが万年筆でどちらがボールペンか分からないですね。

外見での違いが一か所だけあり、キャップの天冠が万年筆は軸と同じカラーの樹脂、ボールペンは銀色で(多分アルミニウム製)になっています。

デザインはかなりシンプルですね。

軸はストレートで過度な装飾はなくシンプルなデザインになっています。

シンプルなので飽きることなく使い続けられるんじゃないかと思います。

キャップは嵌合式

キャップはパチンと閉める嵌合式になっています。

手ごたえは片手でも開けることができるくらい軽めですね。

閉める時には樹脂らしい「パチッ」と軽い音がします。

クリップに樹脂カバーがついている

クリップの芯には金属(多分アルミニウム合金)が使われ、その表面には樹脂でカバーされています。

クリップ先端が丸くなっていて、手に触れても痛くないですね。

クリップは程よいバネ感があり、ペンケースやポケットに挟みやすいです。

キャップ内にはインナーキャップがある

キャップの中にインナーキャップがあり、ペン先の気密性を高め、乾燥しにくくなっています。

「スライド式シール機構」というもので、インナーキャップの奥にバネが仕込まれていて、バネの力を利用して首軸を隙間なく密閉してくれるものです。

構造としてはプラチナ万年筆の「スリップシール機構」と似てますね。

「スリップシール機構」はプラチナ万年筆の特許技術なので別物ではあるんですが、目的と仕組みはほぼ同じかと思います。

「スライド式シール機構」の最大のメリットはペン先の乾燥(ドライアップ)防止、またインクが蒸発することによる煮詰まりを防げるというところです。

そのため、万年筆を時々しか使わないという人でも、インクフローを長期間維持でき、またインク本来の色味も維持できます。

数週間程度放置していたとしても問題なく筆記できるそうです。

インクを入れてそれほど経っていないので今のところ問題なく使えていますが、実際どのくらい乾燥に強いのか試してみたいですね。

ペン先はステンレス

ペン先に使われている素材はステンレスで、俗に鉄ペンと呼ばれたりします。

装飾はなく、小ぶりでフラットなひし形で、弓矢の先端に付ける鏃(やじり)のようですね。

またペン先のスリット(切り割り)とハート穴が離れています。

ハート穴には「空気の通り道」と「ペン先のしなり」を調整する役割があります。

スリットとハート穴が繋がっているとペン先がしなりやすくなりますが、あえてハート穴と離すことでペン先の剛性を高めています。

TUZUのコンセプトとして「誰にでも使いやすい」万年筆を目指して設計されています。

ボールペンをずっと使っている人では、筆圧が強い人が使うとペン先が開いてしまい、インクが出なくなるなどのトラブルが起きやすくなります。

なので、あえてハート穴を切り割りから離して剛性を高めることで、ある程度筆圧が強い人でも安定して使えるように設計されているんですね。

また切り割りが離れていることで、ペン先の角度を変えてもインクの供給ルートが歪みにくく安定した筆記感を得られるといった効果もあります。

線の太さは3種類

線の太さはF(細字)、M(中字)、B(太字)の3種類から選べます。

手帳など細い線が好みの人は細字、インクをたっぷり使ってヌルヌルと書きたい人は太字という感じですね。

僕は今回中字にしてみました。

書き味については後述しますね。

軸のカラーは全部で7種類

僕は今回ボールペンのカラーと同じ限定の「クリアネイビー」にしました。

その他定番カラーは「ブラック」、「グレー」、「グリーン」の3種類、限定には「レッド」「ライトブルー」、「クリアバイオレット」と全部で7種類が展開されています。

定番カラーの「グリーン」はサステナブルな筆記具であることを表現され、ふわっとしたパステル調のグリーンで、公式ページでは「TUZUグリーン」と表現されていますね。

文具店で試し書き用に置かれていた軸はこの「TUZUグリーン」でした。

限定モデルや上位モデルも

2025年9月には数量限定で「Glassy(グラッシー」モデルが登場しています。

透明軸で「クリスタルホワイト」「クリスタルチェリー」「クリスタルスカイ」の3種類。

透明軸はインクの色や残量が見えるので人気ですね。

こちらの価格は通常モデルと同じで税込定価4950円です。

そして2025年11月に登場したのが「forge(フォージ)」モデル。

特殊な加工や塗装が施されていて、金属のような光沢が美しいです。

こちらは税込定価9900円と通常モデルの倍の価格になっています。

どちらのモデルにも通常モデルと同じくボールペンタイプもあり、これでもかというくらい物欲を刺激されて困っています(笑)

購入時にコンバーターが付属している

TUZUは購入時にコンバーターが標準で付属しています。

コンバーターというのは、インクを吸入し、吸入したインクをためておくタンクの役割をするものです。

首軸につけ、ノブをクルクル回すことで、内部のピストンが上下してインクを吸入します。

万年筆を購入した際、この価格帯だとコンバーターは別売りの場合が多いですが、TUZUは標準装備となっています。

セーラー万年筆のコンバーターは単品で購入すると税込定価770円。

これだけでもちょっと得した気分になりますね。

ボトルインクはまた別途購入する必要がありますが、好きなインクを入れて楽しめますよ。

カートリッジ・コンバーター両用式

購入時、本体にコンバーターが装着された状態になっています。

セルフパッケージであれば黒のカートリッジインクも2本ついてくるので、ボトルインクを持っていなくてもカートリッジインクに差し替えればすぐに使うことができますよ。

万年筆が初めてという人でもすぐに使うことができるのがいいですね。

カートリッジやコンバーターはセーラー万年筆独自規格

カートリッジインクやコンバーターには規格があります。

規格というのはこの首軸部分とカートリッジやコンバーターを接続する部分のサイズのことで、セーラー万年筆はメーカー独自の規格です。

そのため、他メーカーのカートリッジやコンバーターは使えません。

購入する際は必ずメーカーを確認するようにしてくださいね。

おすすめのインクはセーラー万年筆の四季織シリーズ

セーラー万年筆の染料インクといえば四季織シリーズですね。

四季織シリーズのボトルインクは現在36種類。

まずはひとつお気に入りの色を探してみてはどうでしょうか。

万年筆のインクは染料インクの他、顔料インク、古典インクという種類のインクがあります。

それぞれに特徴があって面白いですよ。

セーラー万年筆TUZUアジャスト万年筆の使い心地

セーラー万年筆の四季織「夜長」を入れてみた

コンバーターがあるのでセーラー万年筆のボトルインク四季織「夜長」を入れてみます。

TUZUはインクが吸入しやすくなっています。

ペン芯が既存のものではなく新たに設計されたもので、ペン先のハート穴まで浸せばインクが吸入できます。

首軸まで浸さなくてもいいので、手がインクで汚れにくいですね。

気泡が入ることなくスムーズに吸入できました。

程よいサリ感がありつつなめらかな書き味

インクフローはドバドバ出てくることなく、ある程度コントロールされているなという感じです。

これも新設計のペン芯の効果なんだと思います。

フローが安定しており、一定の線幅を維持して書けますね。

ペンポイントはかなりなめらかな感じの書き味ですね。

ほどよく紙の凹凸が指先に感じられ、わずかにサリッとする書き心地ですね。

程よい抵抗感もあり、非常に書きやすいです。

ペン先を調整してみた

全く調整していない状態でペンを持ってみました。

僕は右利きで、自然とグリップするとペン先が内側を向きます。

ペンポイントを見るとわずかにですが左側が浮いていました。

このくらいであればインクがかすれたり、書けなかったりということはありませんが、よりペン先と紙とをフィットさせるため、ちょっと調整してみます。

ペン先を10度だけ左に向けてみました。

カートリッジやコンバーターが装着されている状態でも調整できるのが良いですね。

調整後、改めてペンポイントを見てみます。

ペンポイントが両方とも紙に接するようになりました。

特に不自由なく万年筆を使っていましたが、よりフィット感が出て書きやすくなりました。

セーラー万年筆TUZUアジャスト万年筆をおすすめする理由

アジャスト機構で利き手や持ち方に合わせて最適化できる

ナチュラルフィットグリップはいろんな持ち方をする人でも違和感なくグリップできる

カートリッジインクとコンバーターが付属しており、すぐに使い始められる

新設計のペン芯でインクが吸入しやすく、インクフローが安定している

サリサリとしたセーラー万年筆らしい書き味が楽しめる

といったところかと思います

過度な装飾がなくシンプルなデザインは多少好みが分かれるところかと思いますが、機能はかなり充実しています。

税込定価は4950円。

実売価格では4000円程度で売られているのを見かけますね。

これだけの機能が備わっていて5000円以下で手に入るので、十分満足できるんじゃないかと思います。

最後に

今回はセーラー万年筆の「TUZU」万年筆を紹介しました。

この記事が皆さんの万年筆選びの一助になれば幸いです。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

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