カリグラフィーとは日本の書道のように、美しい線で書かれたアルファベットの表現の事です。
ギリシャ語の「kallos(美)」と「graphein(書く)」の合成語である「kalligraphia」が由来です。
カリグラフィーの歴史
ローマンキャピタル体
ギリシャ文字から発展した文字で2000年以上前に生み出されました。
今でも活字の基本として使われているベーシックな書体です。
ゴシック体
12世紀頃から使われるようになりました。
文字幅が狭く読みにくいかもしれませんが、今でも人気のある書体です。
全体が詰まって黒く見えることからブラックレターとも呼ばれています。
イタリック体
14世紀頃、読みにくいゴシック体を発展させイタリック体が出来ました。
16世紀頃には装飾が施されるようになり優雅な書体になりました。
カッパープレート体
イタリック体をペンで真似て書いたのがカッパープレート体といわれています。
この字体は難しいです…今はこれが限界です…
ファウンデーショナル体
19世紀に生まれた書体。カリグラフィーの基礎を学ぶのにちょうどいい書体です。
万年筆とカリグラフィー
カリグラフィーの道具
書体によって金属製の平ペン、先のとがった開きやすいペン先を使います。本格的に習いたいと思われる方はペンとインクが必要となります。
最近はカリグラフィー用のマーカーや筆ペン、万年筆などあり手軽にカリグラフィーを楽しめるようになっています。
万年筆でカリグラフィー
僕が万年筆でカリグラフィーにこだわるようになったのは、YouTubeで見たこの動画がきっかけでした。
この動画に出てくるNamiki Falcon(ナミキファルコン)という万年筆は1970年代に日本万年筆専門店会とパイロットが共同制作した「エラボー」という万年筆の海外仕様モデルです。
万年筆でこんなことが出来るんだ!と衝撃を受けましたね。
万年筆できれいな文字を書きたいと思うようになり(この時はカリグラフィーという言葉を知りませんでした)、万年筆をいろいろ買っては試してを繰り返しています。
ひとつ注意したいことがありますが、この動画の万年筆はあくまでカスタム(改造)した特殊な万年筆です。同じように強い筆圧でガリガリ書いているとペン先が壊れる可能性があるので気を付けてくださいね。
最後に
カリグラフィーについて簡単に紹介しました。
歴史を学ぶとよりカリグラフィーの奥深さを知ることができますが、今回はかなり省略しました。
まずはカリグラフィーって楽しい!いろんな書体を書けるようになりたい!って思ってくれたらうれしいです。
僕はまだまだ練習不足できれいには書けませんが、毎日書いてて楽しいです。
万年筆とカリグラフィーの探求をこれからも続けていきたいと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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