今回はパイロットのプルミックスという万年筆を紹介します。
ペン習字ペンの海外仕様モデルで、販売店からの受注生産で限定販売されている万年筆です。
文具店で見かけて、見た目がおしゃれだったのでつい買ってました。
限定生産となっており、現在は入手が難しくなっています。
購入時は税込み定価で1320円でした。
それでは詳しく紹介します。
PILOT(パイロット)「プルミックス」はこんな人におすすめ!
限定の万年筆が欲しい
見た目がおしゃれな万年筆を使いたい
持ちやすく書きやすい万年筆を探している
Plumix(プルミックス)の特徴
ペン習字ペンの海外仕様モデルということなので、ペン習字ペンと比較しながら見ていきたいと思います。
樹脂軸で軽量
キャップ、軸などすべて樹脂製です。
キャップと軸の部分は半透明カラー、首軸は透明になっています。
重さはコンバーターを含めて約10.30gです。
かなり軽量ですね。
ペン習字ペンはさらに軽量で9.73gでした。
プルミックスと同じく樹脂でできた軸なので軽量で扱いやすいですね。
グリップ部分が持ちやすい
エルゴノミクスグリップというグリップが採用されています。
エルゴノミクスとは
快適で使いやすい道具にするための設計やデザイン、またそれに関する研究分野の事です。
プルミックスのグリップは持ちやすい三角形をしていますが、それだけではありません。
親指と人差し指が当たる部分は少しえぐれたようになっていて、中指が当たる部分はすこし膨らんでいます。
このグリップ部分のデザインはペン習字ペンと同じですね。
きちんと指をくぼみにそわせるだけで万年筆を正しくかつ快適に持ちやすいように設計されているんですね。
正しく持つとペン先がきちんと上を向くようになっています。
万年筆はペンの持ち方、使い方によってかすれたりインクが出なくなる場合があります。
万年筆の持ち方についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてください。
半透明軸でインクの残量が見える
軸の部分は半透明でインクの色までは見えませんが、インク残量がひと目で分かります。
中が見えるのは透明軸ならではですよね。
写真でも中のコンバーターが見えると思います。
カラフルな色が8種類
この記事を公開した当時持っていたのはブルーブラック。
さらに最近(2024年8月)、とある文具店に入ったらもう手に入らないと思っていたプルミックスのライトグリーンを発見!
何も悩まず即購入しました(笑)
もちろん定価でしたよ(笑)
話がそれましたが、ブルーブラック、ライトグリーンの他、レッド、ピンク、ピーコックグリーン、ライトブルー、ブルー、バイオレットと全部で8種類。
どれも透明カラーでとても綺麗ですよ。
ペン先はEF(極細)とF(細字)の2種類
ペン習字ペンはEF(極細)の1種類だけですが、プルミックスペン先はEF(極細)とF(細字)の2種類あります。
ブルーブラックはF(細字)、ライトグリーンはEF(極細)です。
プルミックス、ペン習字ペンのペン先を比較してみましたが、ペン先のサイズや形は同じ、また刻印も同じ「PILOT SUPER QUALITY JAPAN」となっていました。
プルミックスとペン習字ペンは同じペン先のようですね。
キャップはネジ式
ペン習字ペン、プルミックスどちらもキャップはネジ式になっています。
ネジ式のキャップはペン先の気密性が保たれ、インクが乾きにくいという特徴がありますね。
ただ、脱着の際にはネジを回さないといけないので動作がわずらわしいという難点もあります。
見た目はプルミックスの方が少しキャップが長いです。
それからちょこんと出ている突起のデザインがちょっと違いますね。
プルミックスはロケットみたいな感じですね。
この突起、ペンが転がらないようにするのとキャップを回しやすいようにするためについているんだと思います。
キャップを試しに交換してみました。
キャップのネジ部分は同じようなので、どちらにもつけることができました。
ペン習字ペンよりもちやすい軸のデザイン
ペン習字ペンは軸は徐々に細くなっていますが、プルミックスは真ん中が膨らんでいます。
それから手に当たるところにはうろこのような溝がみえますね。
ペンを持った時のフィット感や滑り止めとして、より持ちやすいように工夫されているんですね。
グリップや軸はペン習字ペンとは共有パーツではない
この軸部分と首軸をつなぐネジは全く違います。
キャップが共用できたので、もしかしてと思ってペン習字ペンの首軸にこの胴軸をつけようとしたんですができませんでした。
首軸側も似ているようで、ペン習字ペンとは違う型でできていますね。
ペン習字ペンのパーツを流用しているのかと思いましたが、まったく別のものを作ったようですね。
似ているようできちんと作りこまれているというのがよく分かりますね。
カートリッジ・コンバーター両用式
パイロットのカートリッジやコンバーターは独自規格となっています。
規格というのは首軸とカートリッジやコンバーターを接続する部分のサイズです。
これは各メーカーで違い、パイロットの万年筆はパイロットのカートリッジインクか、パイロットのコンバーターでないと使用できません。
他のメーカーのカートリッジやコンバーターは使えないので注意してくださいね。
カートリッジやコンバーターの規格についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてください。
コンバーターを使っていろんなボトルインクを楽しめる
プルミックスにはコンバーター(con-40)がセットになっているので、やはりボトルインクを使って、いろんな色を入れて楽しみたいですね。
また、ペン習字ペンは購入時はカートリッジインクが1本ついていますが、コンバーターは付属していないので、別途購入する必要があります。
コンバーターの種類や使い方についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてください。
インクはパイロットの色彩雫がおすすめ
パイロットのインクといえば色彩雫シリーズですね。
色彩雫シリーズにカートリッジインクが発売されています。
色彩雫の中でも人気の12色がカートリッジになっていますよ。
どれも魅力的なインクなのでおすすめです。
また、お手軽なカートリッジもいいですが、プルミックスにはコンバーターが付いているのでいろんなインクを使ってみたいですよね。
パイロットのボトルインクのおすすめは、カートリッジインクと同じく色彩雫シリーズです。
24種類もあると、どれにしようか迷ってしまいますよね。
色彩雫シリーズのインクは水性染料インクで初心者でも安心して使えるインクです。
特におすすめなのは色彩雫のミニボトルです。
コンパクトで収納に便利ですし、いろんなインクをちょっと試したいというのにぴったりかと思います。
色彩雫のミニボトルについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてください。
PILOT(パイロット)「プルミックス」の使い心地
インクは色彩雫の孔雀
コンバーターを使って、色彩雫の孔雀を入れてみました。
インクの吸入はスムーズでした。
比較できるようにペン習字ペンにも孔雀を入れてみました。
カリカリとした書き心地で書きやすい
ペン習字ペンがEF(極細)なので、かなりカリカリした感じです。
プルミックスも少しカリカリした硬い感じですが、インクフローは安定してとても書きやすいですね。
しっかりとめ、はね、はらいが表現できますね。
プルミックスの方が持ちやすい
グリップ部分は同じなのでどちらも持った感じは同じで持ちやすいです。
プルミックスは軸が少し太くなっている部分があるので、より安定して持つことができるので、ペン習字ペンより書きやすかったですね。
今回比較したペン習字ペンは安価で手に入るとても使いやすい万年筆です。
こちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてください。
PILOT(パイロット)「プルミックス」をおすすめする理由
コンバーターがついて税込み定価が1320円とお手頃な価格
ふっくらした軸のデザインが持ちやすい
いろんな透明カラーがあり見て楽しめる
といったところかと思います。
同じパイロットでカクノという万年筆も初心者向け万年筆として人気ですね。
幅広い年齢層に支持されているカクノですが、ちょっとかわいすぎるデザインが苦手という人がいるかと思います。
その点、プルミックスは大人の男性でも使えるデザインになっていると思います。
コンバーター付きでこの値段を考えると、コスパはいいんじゃないかと思います。
最後に
今回はパイロットのプルミックスという万年筆を紹介しました。
秀逸なデザインがおしゃれでかっこいいですが、限定販売ということで現在は入手困難となっているのがとても残念です。
またひょっこり再販してくれないかという淡い期待を持ちつつ…
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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