JINHAO(ジンハオ)というメーカーをご存じですか?
ジンハオは中国のメーカーで、いろんな種類の万年筆が比較的安価で購入できます。
またそのお手軽さからペン先を改造して楽しむ方もおられます。
ちょっと気になって買ってみたのでレビューしたいと思います。
こんな人におすすめ
中華万年筆に興味がある
ヨーロッパ統一規格の万年筆を探している
安いけど見た目は高そうな万年筆が欲しい
JINHAO(ジンハオ)X750の特徴
装飾がきれい
軸とキャップはマットブラック
個人的に「黒×銀」の組み合わせが好きなので、このマットブラックを買ってみました。
黒の軸と銀の金属パーツの組み合わせはやっぱりかっこいいですね。
軸の塗装はすこしザラっとした手触りです。
光沢はなく、けっこう落ち着いた感じ。
持った時につるつる滑らないので、手になじみやすいです。
ペン先の刻印
キャップの装飾には「JINHAO X750」の刻印が入っています。
ペン先には馬車の絵とジンハオのロゴが入ってますね。
馬車のロゴは某有名ブランドを彷彿とさせます(笑)
それは別として、装飾類は結構しっかりしていて、高級感があっていい感じです。
ペン先に「18KGP」の刻印があります。
これはメッキを施したペン先であることを示しています。
18Kとあるので、金ペンか?と思われる人もいるかもしれませんが、メッキ加工をした鉄ペンです。
ペン先についての記事を書いています。よかったら参考に。
シンプルなクリップデザイン
クリップの形もちゃんとデザインされていてすっきりとした印象です。
この値段でこの装飾レベルは結構お得感がありますね。
キャップは嵌合(かんごう)式
嵌合式というのは、いわゆる「パチッ」とはめ込むキャップの事です。
結構しっかりとした作りです。
キャップを外す時は割と力を入れないと外せません。
キャップをつけるときもそれなりに力を入れないといけません。
つけると力強く「パチっ」と音がします。
しっかりキャップされている感じで、ペン先の乾燥を防いでくれそうです。
結構重い
軸、キャップなど金属なので持つと意外とずっしりときます。
「JINHAO X750」「プラチナ プレジール」「パイロット カスタムヘリテイジ 912」の三本で重さの比較をしてみました。
三本ともキャップ、首軸、胴軸のみで、コンバーターやカートリッジなどは外した状態で重さを測っています。
結果は写真のとおり。
「JINHAO X750」 36グラム
「パイロット カスタムヘリテイジ 912」 20グラム
「プラチナ プレジール」 15グラム
という結果でした。
重さだけみてもあまりピンとこないかと思いますが、普段プラスチック軸のボールペンを使っている人だと、持った瞬間「重っ!」って感じるかと思います。
僕はこの重さはそれほど気にならないですが、普段軽い筆記具を使っている人だと長時間使うには不向きかもしれませんね。
比較した万年筆についてはこちらの記事でレビューしています。参考にどうぞ。
ヨーロッパ統一規格
JINHAOの規格はヨーロッパ統一規格。
同じ規格なら他のメーカーのコンバーターやカートリッジが使えます。
これは結構ポイントが高いですね。
万年筆の規格って何?という人はこちらの記事を参考にどうぞ。
JINHAO(ジンハオ)X750の書き味
ジンハオ(JINHAO)と「月夜」
今回は付属でついていたJINHAOのコンバーターを使いました。
コンバーターにもJINHAOのロゴがあります。
インクはパイロットの色彩雫シリーズから、「月夜」にしてみました。
インクの吸入はスムーズにできました。
インクの流れはかなりいいですね。
途切れることなく、さらさらと書けます。
稀に個体差があるようですが、今回は当たりでした。
線の太さは一定です。ペン先は結構しっかりした感じがします。
力をいれても線の太さが変わることはありません。
筆記時はキャップを外して使うのがおすすめ
筆記時のペンバランスですが、キャップを胴軸につけると、後ろのほうが重くなってバランスがわるくなります。
また、胴軸にキャップがしっかりつかないので筆記時にポロっと外れてしまうことがあります。
使う時は外して使ったほうがいいですね。
JINHAO(ジンハオ)X750をおすすめする理由
中華万年筆の興味のある人にはぜひ手に取ってほしい一本ですね。
金属軸で重さはありますが、しっかりとした作りで値段の割に高級感があります。
書き味もさらさらとインクの流れが良く、ストレスなく筆記できます。
ヨーロッパ統一規格を採用しているので、いろんなメーカーのカートリッジインクなんかも楽しめるかと思います。
最後に
正直それほど期待せずに買ってみたんですが、期待以上の出来でした。
いい意味で期待を裏切る万年筆で、良い買い物をしたな~と満足できました。
もう次はどのジンハオの万年筆を使ってみようかと、ちょっと期待しながら探しています。
いろんな有名ブランドのそっくりさんもたくさんあって気になりますね。
中国のたくましさを垣間見ることができる万年筆ですね。
今回は試していませんが、また同じヨーロッパ統一規格のカートリッジインクも使ってみたいです。
それとペン先の改造にもチャレンジしてみたいですね。
また新たに購入したり改造が成功したりしたらブログで紹介したいと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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